未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第四世代

メイフェア編 大人が口にしていいものじゃない

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<テロリストにならずにいられない理由>

どうしてそんなものを作ったり放置したりしてるのかが、俺には分からない。いや、分かりたくない。

他者を虐げて恨みを買ってテロリストを生み出してそれに対処するために莫大な費用を費やす。

こんな悪質なマッチポンプがあるか? しかもその費用に群がって利益を上げようとする連中なんて、そもそも、

<人類にとっての害悪>

でしかないだろ。こう言うと、

『その利益のおかげで暮らしていけるのもいるんだ!』

と喚くのもいるが、だからそうやって暮らしててテロに巻き込まれてそれで<被害者面>すんのはなんなんだ? って話だよ。

もちろん、

『理由があるからといって何をしてもいいわけじゃない』

のも事実だし、ましてやテロを擁護するつもりはまったくないが、『理由があるからといって何をしてもいいわけじゃない』というのはどっちの立場にも言えることだぞ? 

『自分達が生活していくために他者を踏みにじっていいわけじゃない』

という意味で。

『自分の仲間を優先するのは当然だろう! 綺麗事を言うな!』

などとキレるかもしれないが、そんなのは<世界>という言葉が<自分たちのコミュニティ>だけを指すものであった時代の理屈だ。<世界>という言葉が、

<人間(地球人)という種そのものの生存圏全体>

を指すようになり、しかもそれを無理なく維持できるようになった現在では<詭弁>にさえなりゃしない。ただの、

<未熟ゆえに世界の広さを理解できない子供の理屈>

なんだよ。いい歳をした大人が口にしていいものじゃない。

俺でさえそう思うんだ。宇宙船という限られた空間で何年も過ごさなきゃいけない<惑星探査チーム>というものの一員に選抜されたシモーヌやビアンカや久利生くりうやシオやレックスがその程度のことを理解できない考えてないはずがない。それを理解も考えることもできない人間がそんな限られた空間に一緒に閉じ込められてるとか、恐怖でしかないだろ。疑心暗鬼で破綻するのが目に見えてる。

俺程度の人間でも分かることを、なんで他の人間が考えてないと思えるんだか。

と、わきまえてるんだよ。

なお、ルイーゼはそこまで考えてないようだが、彼女の場合は自分が興味ある対象が目の前にあれば別にそれ以外のことについては関心も示さないタイプだから、そういう意味で<人畜無害>なんだそうだ。で、その才能だけ利用させてもらえればいいと。彼女の方も研究の機会が貰えるからどっちにとっても益があるわけだな。

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