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第四世代

焔と彩編 処罰を設定していこうと

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俺は別に、

『生きた動物をペットとして飼う』

ことを強く批判したいわけでも馬鹿にしたいわけでもない。ただただ疑問なだけなんだ。

『不自然に人間(地球人)の都合に押し込めた状態で動物を愛玩することで命の何が学べるというのか、理解できない』

だけなんだよ。

それもあくまで俺の個人的な主観でしかないのも分かってる。だから面と向かって、

『ペットを飼うなんて間違ってる!』

とか言うつもりもさらさらない。ここでもいずれはペットを飼うようなことも出てくるかもしれない。

現状、レッドやブルーやイエロー達は<ペット>じゃなくてあくまで、

<ごく近い場所で暮らしている隣人>

だからな。ただ、そうは言っても代を重ねるごとにもっと垣根が下がっていって身近になっていって、悪気なく<ペット>として迎えられるようになっていく可能性も否定はできないだろうな。

まあその時はその時だ。『命に対して責任を負う』というのが守られるなら、

『何でもかんでも禁止禁止』

ってことはしないさ。

それに人間ってヤツは無闇に禁止されると逆に興味を引かれてしまうという<厄介なへき>があるからな。

<エロス>にしてもそうだろう。

『隠されているからこそエロスを感じる』

なんてことを公言するのもいるくらいだしな。恋愛にしたって、

『障害が多いほど燃える』

だとか口にするのもいるだろう? 

『手に入れられないからこそ欲しくなる』

というのもよく知られた心理だ。 『他人の物を欲しくなる』的な、な。

それでももちろん、<誰かを傷付けようとする行い>については厳しく対処していきたい。

特に<小児性愛>なんかについては許すつもりもない。ないが、さすがに内心にまでは干渉できないからな。『思ってるだけ』ならどうすることもできないさ。

ただし、<実行に移す輩>についてはそれこそ<終身刑>を原則とした処罰を設定していこうと思う。まあこれは地球人社会でもそうだったから導入はさほど難しくないだろう。

それ以前に、

『そんなことをする必要がない』

状態を作り出していくのが先決だが。

<小児性愛者>ってのは、どうして性的に成熟もしてない相手に性的興奮を覚えるんだろうな。明らかにおかしいよな。ただそれで言うと、<十代半ば以降の未成年>に対するそれとは意味合いが違う気がする。十代半ば以降なら妊娠出産だってできなくはないわけだし。あくまで、

『人間として未熟である』

というだけで。

そういう意味じゃ、朋群ほうむ人の多くは地球人よりもはるかに早熟で、それこそ満年齢で十歳になる前に<成体おとな>になってしまうんだよな。

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