未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第四世代

光編 凶悪な姿

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こうして斗真とうまとルイーゼには避難の準備をしてもらって、その上でヒト蛇ラミアの侵攻を少しでも遅らせる努力を続ける。

ドーベルマンMPMとホビットMk-Ⅱが進行方向に集まり、普通の猛獣程度では決して突破できない<壁>を形成したんだ。その壁にヒト蛇ラミアは飛び込むように突進し、<対怪物用打撃銃>の一斉射さえお構いなしに前進する。

こうなるともう、敢えてホビットMk-Ⅱを立ちはだからせてそれを破壊させることで侵攻の速度を抑える他なかった。薙ぎ払われるホビットMk-Ⅱの様子に、俺の頭には、きょうグンタイ竜グンタイの群れを薙ぎ払ったエレクシアの姿がよぎった。

グンタイ竜グンタイ達から見たらあの時のエレクシアは、まさしくこんな感じだったんだろうなあ……」

そんなことも思う。

だが当然のようにそんな俺の想いなど知ることなくヒト蛇ラミアはアリニドラニ村を目指す。しかしその途中で、わずかに方向をずらせた。

その先には、ローバーで村を離れようとしている斗真とうまとルイーゼ。

やはりルイーゼを感知している可能性が高いか。

そこに、さらに機動部隊をピックアップしてきたヘリが到着。さらに五小隊。二十五機のホビットMk-Ⅱを投入する。

もはや消耗戦の様相を呈していたが、このために生産性に全振りしたホビットMk-Ⅱだ。惜しんでなどいられない。

そしてホビットMk-Ⅱが失われたら次はドーベルマンMPMが立ちはだかることになる。

さらにその後方には、桜華おうか高仁こうじんの姿。アリスである桜華おうかも、戦闘力はドーベルマンMPMを上回る。高仁こうじんはさらにその上だ。

十分に時間を稼いでくれるだろう。

だが、ホビットMk-Ⅱの頑張りにより、

ヒト蛇ラミアを視認。これより降下します」

アリアンが到着した。ヒト蛇ラミアの進行方向に回り込んだアリアンから鈴夏すずかとアンデルセンがワイヤーで降下する。

それがまたカッコよくて、まるで映画の一シーンのようにも見えた。

地上には、桜華おうか高仁こうじん

こうして四体が並び、ヒト蛇ラミアと対峙する。もっとも、当のヒト蛇ラミアの方は、次から次へと現れては自分の邪魔をするロボットに怒り狂い、

「ゴアアアアアアーッッ!!」

憤怒の雄叫びを上げてさらに暴れ始めた。表層部分の皮膚が破れてその下の鱗が露わになり、無数の刃物をまとったかのような凶悪な姿となって。

本当に生物としても無茶苦茶だ。よく似た形態を持つサーペンティアンであるルコアがあんなに穏やかな気性なのに、ヒト蛇ラミアはどうしてこうなんだ。まあ、アラニーズであるビアンカとヒト蜘蛛アラクネの差異も大概ではあるが。

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