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第三世代
メイガス編 大きな力
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『自分の思い通りに行かないからといってキレ倒したところで問題が解決するとは思ってない』
結局、これに尽きると思う。俺は仮にも<大人>として、何でも自分の思い通りにはならないし、思い通りにならないからといっていちいちキレ倒して誰かに八つ当たりしてたら、問題が解決するどころかさらに別の問題が生じるというのが現実なんじゃないのか?ってのを忘れたくない。
なにしろ、八つ当たりされた方は、それを『仕方ない』と思ってくれないだろうからな。
『やられたやり返す』
そんな言葉が当たり前のように言われるくらいだから、八つ当たりされた方はそれを恨みに思って報復を考えたりしないか? そしてそれを実行する事例もあるんじゃないのか?
それでも、やった相手にやり返すだけならまだしも、まったく無関係ない相手にさらに八つ当たりしたりってことも起こるんじゃないのか?
パワハラ上司とかは、要はそういうことじゃないのか? 自分のストレスとかを<パワハラ>という形で他人に転嫁しようとしてるだけだろう? <イジメ>や<パワハラ>とかは、まさにそれだとしか思えない。
これじゃ、問題が解決するどころかどんどん他の問題が生まれていくだけじゃないか。
俺が、自分の思った通りにならなくてもキレないように心掛けているのは、つまりそういうことなんだよ。
そうすることが、一番、問題を拗らせないと思うからだ。
まあ、それができるのは、俺がストレスを感じても、順次解消できるからだけどな。
エレクシアがいて、光がいて、灯がいて、和がいて、陽がいて、シモーヌがいて、セシリアがいて、俺を労わってくれたり癒してくれたりすることで、他人に当たり散らして解消しなきゃいけないほどストレスが溜まらないからっていうのが非常に大きい。
お互いにそうやって労わって癒してってできる関係を作り上げるのが、何だかんだ言っても『自分のため』になるはずなんだ。
目先のストレスを解消するために家族や他人に当たり散らしてて、そんな関係が築けるか? 自分以外の人間を、自分だけが好き勝手に思いのままに生きられるようにするための<道具>として扱ってて、それで尊敬してもらえるか? 大切にしてもらえると思えるか?
もし本気でそう思えるなら、むしろ、
『何でそんなのになってしまったんだ?』
と俺は思うよ。
ルコア……
メイガス……
二人がこれからどう生きるのか、俺があれこれ指図することはない。しかし同時に、二人がここで生きていくにあたって助けが必要なら、俺にできる範囲のことなら力になる。
なにしろ俺は、この惑星においては反則級の<大きな力>を持ってるからな。
それを活かしたところで、バチは当たらないさ。
結局、これに尽きると思う。俺は仮にも<大人>として、何でも自分の思い通りにはならないし、思い通りにならないからといっていちいちキレ倒して誰かに八つ当たりしてたら、問題が解決するどころかさらに別の問題が生じるというのが現実なんじゃないのか?ってのを忘れたくない。
なにしろ、八つ当たりされた方は、それを『仕方ない』と思ってくれないだろうからな。
『やられたやり返す』
そんな言葉が当たり前のように言われるくらいだから、八つ当たりされた方はそれを恨みに思って報復を考えたりしないか? そしてそれを実行する事例もあるんじゃないのか?
それでも、やった相手にやり返すだけならまだしも、まったく無関係ない相手にさらに八つ当たりしたりってことも起こるんじゃないのか?
パワハラ上司とかは、要はそういうことじゃないのか? 自分のストレスとかを<パワハラ>という形で他人に転嫁しようとしてるだけだろう? <イジメ>や<パワハラ>とかは、まさにそれだとしか思えない。
これじゃ、問題が解決するどころかどんどん他の問題が生まれていくだけじゃないか。
俺が、自分の思った通りにならなくてもキレないように心掛けているのは、つまりそういうことなんだよ。
そうすることが、一番、問題を拗らせないと思うからだ。
まあ、それができるのは、俺がストレスを感じても、順次解消できるからだけどな。
エレクシアがいて、光がいて、灯がいて、和がいて、陽がいて、シモーヌがいて、セシリアがいて、俺を労わってくれたり癒してくれたりすることで、他人に当たり散らして解消しなきゃいけないほどストレスが溜まらないからっていうのが非常に大きい。
お互いにそうやって労わって癒してってできる関係を作り上げるのが、何だかんだ言っても『自分のため』になるはずなんだ。
目先のストレスを解消するために家族や他人に当たり散らしてて、そんな関係が築けるか? 自分以外の人間を、自分だけが好き勝手に思いのままに生きられるようにするための<道具>として扱ってて、それで尊敬してもらえるか? 大切にしてもらえると思えるか?
もし本気でそう思えるなら、むしろ、
『何でそんなのになってしまったんだ?』
と俺は思うよ。
ルコア……
メイガス……
二人がこれからどう生きるのか、俺があれこれ指図することはない。しかし同時に、二人がここで生きていくにあたって助けが必要なら、俺にできる範囲のことなら力になる。
なにしろ俺は、この惑星においては反則級の<大きな力>を持ってるからな。
それを活かしたところで、バチは当たらないさ。
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