我が娘が風呂上りにマッパで薄暗い部屋でPCの画面を見ながら不気味な笑い声を上げてるんだが?

京衛武百十

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学校に行きたくない

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一部の男子による<からかい>は、観音かのんが六年生になってからも続いていた。ううん、それどころか、ますますエスカレートし、同調する男子の数も増えたそうだ。

それでも、毎日元気に学校に通ってた観音かのんだったけど、二学期に入って早々、

「学校に行きたくない」

って言い出したそうだ。

基本的には学校をサボるような子じゃないから、それを聞いたのはシッターさんだったけど、『これは尋常な事態じゃない』と察してくれて、彼に電話で確認を取って、話を聞いた彼は迷うことなく休ませることを決断したそうだ。

それと同時に彼の方から学校に連絡を入れて、

「娘が学校に行きたくないと言っているので今日のところは休ませます」

正直にそう告げて学校を休ませ、夜、仕事を終えて家に帰り観音かのんに話を聞くと、一部の男子からしつこくからかわれて、それでとうとう耐えられなくなったと明かしてくれたんだって。

これは観音かのん自身が、元々は学校が好きで、その彼女が「行きたくない」と言うぐらいなんだからそれほどの事態なんだと、シッターさんや彼が判断できたんだろうな。

そして、彼女をからかってくるという男子は、早いのだと、五年に上がる前からそんな風にしてきたって。

つまり観音かのんは、一年半ほど、それに耐えてきたということだ。一回二回からかわれただけで音を上げたんじゃないんだよ。しかも、何度も『やめてほしい』と、その男子に直接告げてもきた。

なのに事態は好転しなかった。彼女をからかってた男子は、相手が本当に嫌がっていることを理解しようともしなかったということだ。

観音かのんは、相手が嫌がってたらしつこくしないということができる子だった。『相手を気遣う』という振る舞いの仕方を、ちゃんと教わってたんだよ。

そして彼女をしつこくからかってた男子は、それを教わってなかった。

『好きな相手だからこそちょっかいをかけてしまう』

とか言ったりするけど、そんなのは、相手を気遣うこともできないのをごまかして美化しようとしてるだけだ。

好きな相手を傷付ける振る舞いを正当化して、あまつさえ認めさせようなんてのを一方的に押し付けることのどこに、評価するべき点があるって言うの?

自分を認めてほしいなら、受け入れてほしいなら、まずは自分が相手を気遣い敬うべきじゃないの?

それができないっていうことは、できるようにしてもらってないってことだよね?

教わってないってことだよね?

それどころか、<ストーカーの行い>さえ肯定するような考え方じゃないの?

私もストーカーじみたことをしたけど、少なくとも観音かのんや彼が嫌がってたら控えようとは思ってたよ。

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