上 下
473 / 697
第四幕

典型的な<詭弁>でしかないよね?

しおりを挟む
<子供用ハーネス>の件については、

『人間の子供を紐でつないでおくというのがおかしい』

という言い方もされているようだけど、それも結局、典型的な<詭弁>でしかないよね?

だって、自動車や自転車で使われるチャイルドシートというものは、ベルトで人間の子供を拘束してるものだよね? あれこそ<拘束具>だよ? けれどあくまで、

『安全のため』

ということで使われているもののはずだよね。いくら法律で義務化されているとはいっても、人間の子供を、本人の承諾なく拘束していることには変わらないはずだけど、それについてはどんな<詭弁>で言い逃れるつもりなの?

子供用ハーネスも安全のために使うものである以上は、安全のために正しく使う分には言いがかりをつけられるものじゃないと思うけど?

自動車のシートベルトやチャイルドシートやバイクや自転車のヘルメットなどについても、正しくない使い方をすればむしろ危険であったりする。自動車のシートベルトは腰骨にかかるように装着するもののはずだけど、それを腹にかけるようにすると、万が一の事故の際に逆にシートベルトの所為で内臓破裂の危険性が高まるんだよね?

チャイルドシートは、大人が装着することを前提に設計されているシートベルトを体の小さな子供に使うと、かえってシートベルトが原因の外傷を受ける危険性があるから導入されるようになったんだよね?

<子供用ハーネス>でも、逆に危険を招くような使い方をすればよくないのは当然だよね?

だけどそれはあくまで、

『危険を招くような使い方はよくない』

というだけで、子供用ハーネスの使用そのものを否定する根拠にはならないよ?

さらには、

『子供をペットや犬のように扱ってるのを見るのが不快だから使うな』

なんて理屈は、

『自分はこのポスターや看板の表現が不快だから使うな』

という理屈と同じだよね? どうして『自分が不快だから』という理由でやめさせることができると考えられるの?

ポスターや看板の表現は確かに不適切なそれは使わない方がいいんだとしても、『安全のために』使うものを『不快だからやめさせる』というのは、どういうつもりなの?

そんなの、

『シートベルトなんてヘルメットなんて邪魔だから使いたくない』

と言ってるのと同じだと思うけど?

とにかく、親が安全のために子供用ハーネスを使うことに対して難癖を付けるのは。筋違いだよ。危険な使い方をしていることについて注意するだけなら分かるけど。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました

氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。 ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。 小説家になろう様にも掲載中です

[恥辱]りみの強制おむつ生活

rei
大衆娯楽
中学三年生になる主人公倉持りみが集会中にお漏らしをしてしまい、おむつを当てられる。 保健室の先生におむつを当ててもらうようにお願い、クラスメイトの前でおむつ着用宣言、お漏らしで小学一年生へ落第など恥辱にあふれた作品です。

小児科医、姪を引き取ることになりました。

sao miyui
キャラ文芸
おひさまこどもクリニックで働く小児科医の深沢太陽はある日事故死してしまった妹夫婦の小学1年生の娘日菜を引き取る事になった。 慣れない子育てだけど必死に向き合う太陽となかなか心を開こうとしない日菜の毎日の奮闘を描いたハートフルストーリー。

社長の奴隷

星野しずく
恋愛
セクシー系の商品を販売するネットショップを経営する若手イケメン社長、茂手木寛成のもとで、大のイケメン好き藤巻美緒は仕事と称して、毎日エッチな人体実験をされていた。そんな二人だけの空間にある日、こちらもイケメン大学生である信楽誠之助がアルバイトとして入社する。ただでさえ異常な空間だった社内は、信楽が入ったことでさらに混乱を極めていくことに・・・。(途中、ごくごく軽いBL要素が入ります。念のため)

隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました

ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら…… という、とんでもないお話を書きました。 ぜひ読んでください。

RUBBER LADY 屈辱の性奴隷調教

RUBBER LADY
ファンタジー
RUBBER LADYが活躍するストーリーの続編です

若妻の穴を堪能する夫の話

かめのこたろう
現代文学
内容は題名の通りです。

処理中です...