死後九百年

父親が遺した借金返済のため、緒方竜也はバイトに明け暮れる日々を送っていた。
ある日、彼は交通事故に遭い、痛みとともに意識を失う。
目覚めた場所は真っ黒な空間――死後の世界だった。
死後の世界を経て、竜也は異世界へと身を移すことになる。
行く宛てもない彼に手を差し伸べたのは、過去の王都災害より心に傷を負った少女。
特別な力も、特別な頭脳も、特別な強みもない。
ただ、見ず知らずの俺を助けてくれた君の笑った顔が見たい。
これは、失ったものと向き合う物語。
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