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転生したら素早さに全振りした村人Aだったしたら
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「ガルルルル……ワウっ」
おいおいまてまて見間違えじゃなけりゃ目の前にあるのは牙だ。ウルフの口の中なわけで
まってくれよ、俺の冒険まだ1歩を踏み出したばかりじゃねぇか、ふざけんなこんなところで噛み殺されたくねぇぞ!!!
「……っ」
俺は反射的に反復横跳びの要領で横に飛んだ
まぁ普通の人なら間に合わなかっただろうが
俺は違った、なぜなら
素早さに全振りしたのだから
「ワウ…っ!?グルル…」
「っはぁ!あっぶねぇ!!!!」
「坊主!?」
ウルフとエルバはこれには驚いたようだ
「キャンっ……」
「けーた大丈夫!?」
そこには弓をかまえたイロハがいた
ウルフをみると矢が刺さっていた
「あ、あぁ!なんとか大丈夫だ!」
俺もナイフをかまえた
「グルルル」
攻撃されたことによりさらに興奮したようだったウルフはもう一度攻撃態勢に入った
「けーた!援護する!戦うよ!」
「わ、わかった!」
た、戦ういったってどーすりゃいいんだ!
「けーたさん、ウルフは素早く攻撃的ですが攻撃がワンパターンです。しかも1匹で来たということは恐らく群れから追い出されたものです、なので追尾はこないと思います」
イーシャが冷静に解説してくれた
「んなこといわれても…っ!?!」
ウルフがまた飛びかかってきた
俺はまた反射的によけた
「くそっ!これじゃ避けるだけになっちまう!」
「けーた!ナイフをちゃんと握って!けーたのそのスピードならウルフよりはやいから!相手にナイフが届くと信じて!」
「っ…やってやんよ!!」
俺はナイフを握りしめウルフに突進した
が、その突進がはやすぎた
「えっ!?うおっ!!」
気づいたらウルフの真ん前
「グルルっ!?」
ウルフもびっくりしたようで後ろに飛び下がった
おいおい、俺ちょっとはやすぎじゃね?!はやすぎて自分でもコントロールできねぇよ!
「もう1回……」
俺はもう一度走った
今度は真正面からじゃなくジグザグに動きながら
「おりゃあ!」
俺はウルフの後ろに回ると上からナイフを振り下ろした
「キャンっ!!?」
ウルフは刺されてからけいたが後ろにいることに気づいたようだった
「イロハ!頼む!」
「りょーかいっ!」
イロハが放った矢がウルフの眉間に刺さった
……ドスン
ウルフは倒れた
「っ……はぁぁぁぁあ!!死ぬかと思ったああ!」
「けーたすごいよ!ウルフの後ろを取るなんて!」
「よくやったぞ坊主」
「けーたさんナイスです」
「いや、うん。それにしても自分でビビるくらいはえーわ」
「たしかに!けーたのスピードはキチガイだね!」
「おいまて、誰がキチガイだよ」
「ゴホンゴホン」
「いや、バレバレだわ……つか、この倒したウルフはどーすんだ?」
「ウルフの毛皮は都で高く売れるし、お肉は美味しいよ!」
「おぉ、そーなのか」
「基本ウルフは群れで行動してるはずだからあんまり素材を取ることはできないんだけど」
と言いながらウルフに刺さった矢を抜いていくイロハ
「ラッキーだったね!」
そしてナイフで毛皮を剥いでいく
「よし!完了!」
毛皮と肉塊にあっという間に変身だ
「はぁ……どっと疲れた…もうむり、ねむい」
「じゃあ交代だね!けーた寝てていいよ」
「あぁ…」
というものの、ウルフと戦闘したばかりで興奮していたのか俺のナイフを握っていた右手は震えていた
興奮で寝れないと思っていたが体は疲れていたようで、気づいたら朝だった
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おいおいまてまて見間違えじゃなけりゃ目の前にあるのは牙だ。ウルフの口の中なわけで
まってくれよ、俺の冒険まだ1歩を踏み出したばかりじゃねぇか、ふざけんなこんなところで噛み殺されたくねぇぞ!!!
「……っ」
俺は反射的に反復横跳びの要領で横に飛んだ
まぁ普通の人なら間に合わなかっただろうが
俺は違った、なぜなら
素早さに全振りしたのだから
「ワウ…っ!?グルル…」
「っはぁ!あっぶねぇ!!!!」
「坊主!?」
ウルフとエルバはこれには驚いたようだ
「キャンっ……」
「けーた大丈夫!?」
そこには弓をかまえたイロハがいた
ウルフをみると矢が刺さっていた
「あ、あぁ!なんとか大丈夫だ!」
俺もナイフをかまえた
「グルルル」
攻撃されたことによりさらに興奮したようだったウルフはもう一度攻撃態勢に入った
「けーた!援護する!戦うよ!」
「わ、わかった!」
た、戦ういったってどーすりゃいいんだ!
「けーたさん、ウルフは素早く攻撃的ですが攻撃がワンパターンです。しかも1匹で来たということは恐らく群れから追い出されたものです、なので追尾はこないと思います」
イーシャが冷静に解説してくれた
「んなこといわれても…っ!?!」
ウルフがまた飛びかかってきた
俺はまた反射的によけた
「くそっ!これじゃ避けるだけになっちまう!」
「けーた!ナイフをちゃんと握って!けーたのそのスピードならウルフよりはやいから!相手にナイフが届くと信じて!」
「っ…やってやんよ!!」
俺はナイフを握りしめウルフに突進した
が、その突進がはやすぎた
「えっ!?うおっ!!」
気づいたらウルフの真ん前
「グルルっ!?」
ウルフもびっくりしたようで後ろに飛び下がった
おいおい、俺ちょっとはやすぎじゃね?!はやすぎて自分でもコントロールできねぇよ!
「もう1回……」
俺はもう一度走った
今度は真正面からじゃなくジグザグに動きながら
「おりゃあ!」
俺はウルフの後ろに回ると上からナイフを振り下ろした
「キャンっ!!?」
ウルフは刺されてからけいたが後ろにいることに気づいたようだった
「イロハ!頼む!」
「りょーかいっ!」
イロハが放った矢がウルフの眉間に刺さった
……ドスン
ウルフは倒れた
「っ……はぁぁぁぁあ!!死ぬかと思ったああ!」
「けーたすごいよ!ウルフの後ろを取るなんて!」
「よくやったぞ坊主」
「けーたさんナイスです」
「いや、うん。それにしても自分でビビるくらいはえーわ」
「たしかに!けーたのスピードはキチガイだね!」
「おいまて、誰がキチガイだよ」
「ゴホンゴホン」
「いや、バレバレだわ……つか、この倒したウルフはどーすんだ?」
「ウルフの毛皮は都で高く売れるし、お肉は美味しいよ!」
「おぉ、そーなのか」
「基本ウルフは群れで行動してるはずだからあんまり素材を取ることはできないんだけど」
と言いながらウルフに刺さった矢を抜いていくイロハ
「ラッキーだったね!」
そしてナイフで毛皮を剥いでいく
「よし!完了!」
毛皮と肉塊にあっという間に変身だ
「はぁ……どっと疲れた…もうむり、ねむい」
「じゃあ交代だね!けーた寝てていいよ」
「あぁ…」
というものの、ウルフと戦闘したばかりで興奮していたのか俺のナイフを握っていた右手は震えていた
興奮で寝れないと思っていたが体は疲れていたようで、気づいたら朝だった
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