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第三章
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「ハリエットを死の危険に陥れたことについて、納得のいく説明をしてもらおうか」
バーナードが気付けにと飲ませたブランデーで意識を取り戻したスピネッリは、クリフォードの部屋の隅で縮こまっていた。
「お屋敷に忍び込んだ理由ではなく?」
「それもだ」
「旦那さま。最初から、順を追ってお話していただいたほうがよろしいかと存じます。真夜中に壁をよじ登らなくてはいけないとは、よほどの事情がおありかと」
バーナードの指摘に、クリフォードは唸った。
窓から落ちかかっているハリエットを見て気が動転し、その手にしがみつくスピネッリを突き落とすのではなく、うっかり引き上げてしまったことが腹立たしい。
「話してみろ。納得のいく理由ではなかった場合、どうなるかわかっているだろうな?」
「わ、わかっておりますともっ!」
「どうぞ、お座りください」
ガクガク震えるスピネッリに、バーナードが椅子をすすめた。
「それから、こちらも」
カチカチ歯を鳴らすスピネッリに、バーナードがワインをすすめる。
「何かお召し上がりになりますか?」
「バーナードっ!」
「け、結構です」
スピネッリは、一息にグラスを空けると懐から細長い箱を取り出した。
「ご依頼の品です」
バーナードが受け取り、クリフォードに差し出す。
開いた箱の中には、瓜二つのネックレスとクリフォードが店で選んだイヤリング、そして犬笛のネックレスに関わりのありそうな宝石商や細工師などの名を連ねた紙が一枚、収まっていた。
「本物のほうの飾り文字は『いとしの羊飼いへ』ですが、贋物のほうは『かわいい羊飼いへ』にしてあります。古代の文字には詳しくありませんが、意味はあっているはずです。石はガーネット。できる限り輝きを似せるのに、最高級品を使用しています。銀もメッキではありませんので、贋物であってもそれなりに価値のある品となっております」
「よく出来ているな」
クリフォードは、素晴らしい出来栄えに感心した。
「よほどじっくり見なければ、わからないでしょう」
「で……なぜ、真夜中に忍び込んでまで届けに来たんだ?」
「うかうかしていては、奪われる危険があると思ったからですよ!」
スピネッリの訴えに驚き、クリフォードは手にしていたグラスを腰かけている机に置いて、腕を組んだ。
「いきなり物騒な話になったな」
「ええ。順を追って話しますと……まず、伯爵さまたちが店を出たあと、パウエル伯爵夫人がやって来ましてね。お二人が何をしに来たのか、尋ねられたんです」
「ああ、店を出たところで呼び止められたんだ」
「私は、お客様の情報を勝手にお話することはできないと言ったのですが、それはもうしつこくて……むこうから『婚約指輪を作りに来たのか』と言い出したので、『そのようなものかもしれません』と言って追い返しました」
ハリエットのことが噂になるかもしれないと思いながら、クリフォードは先を促した。
「で、そのあとすぐに仕事に取りかかったんですが、日も暮れようかという頃、郵便配達人が訪ねて来ましてね」
「日暮れに?」
「なんでも急ぎのものだと言うので、まあ、しかたなくドアを開けたわけなんですが、いきなり銃を突きつけて『ネックレスを出せ』ときたもんです」
クリフォードは、手にしたグラスを置き、スピネッリを見据えた。
「……それで?」
「どのネックレスだと尋ねても、男はとにかくネックレスだとしか言わず、話になりません。で、押し問答している隙に、私の右腕である店員が愛用のめん棒で銃を叩き落とすと一目散に逃げて行きました」
「その男の特徴は?」
「野暮ったい恰好をして、赤ら顔をしてました。顔を隠すのを忘れているあたり、間抜けですね。あ、あとは小心者でしょうか。酒の臭いがしましたからね。酔っ払わないことには強盗なんかできなかったんでしょう」
「似顔絵は描けるか」
「こちらに」
スピネッリは、小太りの男の全身像と顔を描いた紙を差し出した。
「それからは邪魔が入ることはなく、あっという間に最高傑作を仕上げました。そうして、祝杯を挙げ、ほろ酔い気分でベッドに入った時、店に賊が押し入ったんです! 高価な品は枕の下に置いて寝ることにしていますので、それを持って屋根の上に逃げ出し、息を潜めてやり過ごしたんですが……盗まれたのは、なんと作業部屋にあった伯爵さまが選んだイヤリングだけでした。奇妙なことにほかの品にはまったく手をつけていかなかったんです。相当な小心者ですよ。私なら、一切合切盗みます」
「イヤリング? 盗まれたのなら……これは?」
クリフォードは、箱の中にある自分が選んだイヤリングを持ち上げた。
「店でお見せしたのも、盗まれたのも模造品です。そっちが本物ですよ」
「まさか、本当に贋物を売っていたのか?」
「人聞きの悪いことを言わないでくださいっ! 店には、同じデザインを安い素材で作った模造品を並べているんです! 本物は、お客様のお宅にお持ちするまで銀行に預けているんですよっ! 用心棒を何人も雇えるような老舗ではありませんのでねっ!」
憤慨して抗議したスピネッリは、しおれた髭を引っ張った。
「本物は、ネックレスと一緒に枕の下に置いていたんです。というわけで、呑気に王都をうろついて海に浮かぶ羽目にはなりたくないので、こうして夜陰に紛れてお邪魔したんです。一日に三度も招かれざる客がやって来るのは、偶然とは言えませんからね」
「なるほど……それで、店の損害はどれくらいになる?」
クリフォードは、スピネッリを巻き込んだ以上、支払うべきものは支払うつもりだった。
「ご心配いただかずとも大丈夫です。壊れた窓ガラスなんかを修理する分はご負担いただきたいですが、盗まれたものにほとんど価値はございませんので。私がバカンスから戻るまでに、そのネックレスにまつわる厄介ごとをきれいさっぱり解決し、婚約指輪に結婚指輪、花嫁を飾るティアラ、その他もろもろ新妻への貢ぎ物をご注文いただければ結構ですよ」
スピネッリは、苦い表情でこれ以上話すことはないと締めくくった。
「これからどうするつもりだ? すぐにキルケイクを離れられるよう手配を……」
「明日の朝一番の船で、キルケイクを出る手筈を整えております。何事も、備えあれば憂いなし。怪しい依頼を受ける時には、逃げ道を確保するのが鉄則ですので」
クリフォードの申し出を遮ったスピネッリは、一晩泊まらせてくれるだけでいいと言った。
キルケイクを離れている間、店のことは店員の男に任せてあると言うので、修理代はそちらに渡すと約束し、クリフォードはバーナードにスピネッリの部屋を用意するよう申し付けた。
店を襲った者について調べるのは、日が昇ってからだ。
真夜中に出来ることはないし、動いたところで大した成果は望めない。
それに、ひどく疲れてもいた。
(そう言えば、アデラがまだ来ていないな……)
怪我の手当てが終わったら報告に来るといっていたはずだと思い、部屋を出ようとドアを開けたクリフォードは、誰かにいきなり胸をどつかれた。
「うっ」
「ご、ごめんなさいっ!」
聞き慣れた声に顔を上げれば、なかなかの拳の持ち主である羊飼いがいた。
バーナードが気付けにと飲ませたブランデーで意識を取り戻したスピネッリは、クリフォードの部屋の隅で縮こまっていた。
「お屋敷に忍び込んだ理由ではなく?」
「それもだ」
「旦那さま。最初から、順を追ってお話していただいたほうがよろしいかと存じます。真夜中に壁をよじ登らなくてはいけないとは、よほどの事情がおありかと」
バーナードの指摘に、クリフォードは唸った。
窓から落ちかかっているハリエットを見て気が動転し、その手にしがみつくスピネッリを突き落とすのではなく、うっかり引き上げてしまったことが腹立たしい。
「話してみろ。納得のいく理由ではなかった場合、どうなるかわかっているだろうな?」
「わ、わかっておりますともっ!」
「どうぞ、お座りください」
ガクガク震えるスピネッリに、バーナードが椅子をすすめた。
「それから、こちらも」
カチカチ歯を鳴らすスピネッリに、バーナードがワインをすすめる。
「何かお召し上がりになりますか?」
「バーナードっ!」
「け、結構です」
スピネッリは、一息にグラスを空けると懐から細長い箱を取り出した。
「ご依頼の品です」
バーナードが受け取り、クリフォードに差し出す。
開いた箱の中には、瓜二つのネックレスとクリフォードが店で選んだイヤリング、そして犬笛のネックレスに関わりのありそうな宝石商や細工師などの名を連ねた紙が一枚、収まっていた。
「本物のほうの飾り文字は『いとしの羊飼いへ』ですが、贋物のほうは『かわいい羊飼いへ』にしてあります。古代の文字には詳しくありませんが、意味はあっているはずです。石はガーネット。できる限り輝きを似せるのに、最高級品を使用しています。銀もメッキではありませんので、贋物であってもそれなりに価値のある品となっております」
「よく出来ているな」
クリフォードは、素晴らしい出来栄えに感心した。
「よほどじっくり見なければ、わからないでしょう」
「で……なぜ、真夜中に忍び込んでまで届けに来たんだ?」
「うかうかしていては、奪われる危険があると思ったからですよ!」
スピネッリの訴えに驚き、クリフォードは手にしていたグラスを腰かけている机に置いて、腕を組んだ。
「いきなり物騒な話になったな」
「ええ。順を追って話しますと……まず、伯爵さまたちが店を出たあと、パウエル伯爵夫人がやって来ましてね。お二人が何をしに来たのか、尋ねられたんです」
「ああ、店を出たところで呼び止められたんだ」
「私は、お客様の情報を勝手にお話することはできないと言ったのですが、それはもうしつこくて……むこうから『婚約指輪を作りに来たのか』と言い出したので、『そのようなものかもしれません』と言って追い返しました」
ハリエットのことが噂になるかもしれないと思いながら、クリフォードは先を促した。
「で、そのあとすぐに仕事に取りかかったんですが、日も暮れようかという頃、郵便配達人が訪ねて来ましてね」
「日暮れに?」
「なんでも急ぎのものだと言うので、まあ、しかたなくドアを開けたわけなんですが、いきなり銃を突きつけて『ネックレスを出せ』ときたもんです」
クリフォードは、手にしたグラスを置き、スピネッリを見据えた。
「……それで?」
「どのネックレスだと尋ねても、男はとにかくネックレスだとしか言わず、話になりません。で、押し問答している隙に、私の右腕である店員が愛用のめん棒で銃を叩き落とすと一目散に逃げて行きました」
「その男の特徴は?」
「野暮ったい恰好をして、赤ら顔をしてました。顔を隠すのを忘れているあたり、間抜けですね。あ、あとは小心者でしょうか。酒の臭いがしましたからね。酔っ払わないことには強盗なんかできなかったんでしょう」
「似顔絵は描けるか」
「こちらに」
スピネッリは、小太りの男の全身像と顔を描いた紙を差し出した。
「それからは邪魔が入ることはなく、あっという間に最高傑作を仕上げました。そうして、祝杯を挙げ、ほろ酔い気分でベッドに入った時、店に賊が押し入ったんです! 高価な品は枕の下に置いて寝ることにしていますので、それを持って屋根の上に逃げ出し、息を潜めてやり過ごしたんですが……盗まれたのは、なんと作業部屋にあった伯爵さまが選んだイヤリングだけでした。奇妙なことにほかの品にはまったく手をつけていかなかったんです。相当な小心者ですよ。私なら、一切合切盗みます」
「イヤリング? 盗まれたのなら……これは?」
クリフォードは、箱の中にある自分が選んだイヤリングを持ち上げた。
「店でお見せしたのも、盗まれたのも模造品です。そっちが本物ですよ」
「まさか、本当に贋物を売っていたのか?」
「人聞きの悪いことを言わないでくださいっ! 店には、同じデザインを安い素材で作った模造品を並べているんです! 本物は、お客様のお宅にお持ちするまで銀行に預けているんですよっ! 用心棒を何人も雇えるような老舗ではありませんのでねっ!」
憤慨して抗議したスピネッリは、しおれた髭を引っ張った。
「本物は、ネックレスと一緒に枕の下に置いていたんです。というわけで、呑気に王都をうろついて海に浮かぶ羽目にはなりたくないので、こうして夜陰に紛れてお邪魔したんです。一日に三度も招かれざる客がやって来るのは、偶然とは言えませんからね」
「なるほど……それで、店の損害はどれくらいになる?」
クリフォードは、スピネッリを巻き込んだ以上、支払うべきものは支払うつもりだった。
「ご心配いただかずとも大丈夫です。壊れた窓ガラスなんかを修理する分はご負担いただきたいですが、盗まれたものにほとんど価値はございませんので。私がバカンスから戻るまでに、そのネックレスにまつわる厄介ごとをきれいさっぱり解決し、婚約指輪に結婚指輪、花嫁を飾るティアラ、その他もろもろ新妻への貢ぎ物をご注文いただければ結構ですよ」
スピネッリは、苦い表情でこれ以上話すことはないと締めくくった。
「これからどうするつもりだ? すぐにキルケイクを離れられるよう手配を……」
「明日の朝一番の船で、キルケイクを出る手筈を整えております。何事も、備えあれば憂いなし。怪しい依頼を受ける時には、逃げ道を確保するのが鉄則ですので」
クリフォードの申し出を遮ったスピネッリは、一晩泊まらせてくれるだけでいいと言った。
キルケイクを離れている間、店のことは店員の男に任せてあると言うので、修理代はそちらに渡すと約束し、クリフォードはバーナードにスピネッリの部屋を用意するよう申し付けた。
店を襲った者について調べるのは、日が昇ってからだ。
真夜中に出来ることはないし、動いたところで大した成果は望めない。
それに、ひどく疲れてもいた。
(そう言えば、アデラがまだ来ていないな……)
怪我の手当てが終わったら報告に来るといっていたはずだと思い、部屋を出ようとドアを開けたクリフォードは、誰かにいきなり胸をどつかれた。
「うっ」
「ご、ごめんなさいっ!」
聞き慣れた声に顔を上げれば、なかなかの拳の持ち主である羊飼いがいた。
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