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異世界さんこんにちは。

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  『よし!じゃあ異世界に行ってみようか?!』

  突然そう言われた。
  部屋の中は白く明るく、目の前には白い髭を長く垂らした老人が立っていて、その老人がオレに向かって話し掛けてる様だ。

  『どうじゃ?異世界。興味は無いかの?』

  興味は有るけど、、、。

  『良し!では行って参れ!』

  ちょっ!ちょっ!
  まってくれ!!興味は有るけどいきなり異世界なんて!

  『おぉ、そうじゃ説明しとらんかったかのぉ。お前達の住む地球じゃか、このままでは人の住める環境じゃあ無くなるんじゃよ。お前らのせいでの』

  うっ。
  環境破壊の事だろうか、耳が痛い。

  『それで、お前達人間が絶滅しようが仕方ない話なんじゃが、それも哀れ。お前達を生んだのも儂ら神。お前達のミスは儂らのミスでもある』

  えっ?
  このじいさん自分の事を神だって言ってるけど、、、。

  『そこでお前ら人間を異世界に連れていく事にした、しかしの、お前ら人間が異世界に適合するかは実際に連れて行かんとわからん。そこで白羽の矢が立ったのがお主じゃ、お主はこれから異世界に行き人間が異世界に行って、適合出来るか調べて欲しいんじゃよ。その世界はお前らの世界でいうエルフやドワーフがいたり、もちろん魔法だってある』

  スゲーな!  
  でも、チート的な奴は貰えるんですかね??
  オレは運動不足の37歳。争い事になったら舜殺されること間違い無しだ。

  『おぉ!もちろんやるぞ、調べる前に殺されてはどうしょぅもないからの』

  おお!
  ありがたい!宜しくお願いします!!!

  『ふぉっ、ふぉっ。こっちこそ宜しく頼むぞ!儂が調べた所は大丈夫だと思うが、思わぬものがお主には猛毒ということも大いにあり得るからの』

  え?
  マジ?大丈夫なの?

  『おそらくはな、ただ、やっぱりな。行ってみんことにはのぉ』

  え?
  空気を吸った吸った瞬間に即死とかイヤなんですけど、、、。

  『ふぉっ。ふぉっ。心配なぞいらんぞ?』

  良かった。
  チートで何とかなる的な奴か、、、。

  『違うわい、儂は神じゃ、特例で即天国に連れていってやろう!特別じゃぞ?!』

  え?
  それって死んだらお仕舞いって事、、、。

  『では行ってこい!!直ぐに儂に会わんで済むように祈るが良い!!』


  ちょっ!
  ちょっ!
  待ってくれ!!
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