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第1章 飛ばせ!本気汁!

第18話 木の虚

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  大きな木のうろを見付けた、この大きな木には見覚えがあった。

  俺のミスで死なせたメスゴブリンと使った木だ。

  つまりは俺がゴブリンと初エッチした場所でもあるのだが、つまりは人里が近くにあるということになる。

  俺達を殺したあの人間達に会えるだろうか?

  会って勝てるとは限らないが、それでも一人ぐらいは殺してやりたい。

  勝てるかどうか分からないが現在のステータスはこちら。



 丸山 剛マルヤマタケシ

  ゴブリンファイター☆☆☆

  レベル6

  HP61/61(37+24) MP27/27(19+8)

  力 47(19+28)
  敏捷 67(27+40)
  精神力 48(19+29)
  体力 65(25+40)
  魔力 24(15+9)


  ・スキル・

 《神与スキル》
  童貞のヨダレ(絶倫 性技MAX 催婬精子 陰茎サイズ調節)
  無限収納インベントリ
  ナビゲーションシステム 
  全言語理解
  何回死んでもまたゴブリン(必ずゴブリンに生まれ変わる。その変わり得たスキルと称号は死んでも無くならず、そのまま試用可)

  《種族スキル》
   自然治癒力上昇(小) 成長促進(小)

  《固有スキル》
   ゴブリンヒーラーの心得(精神力・魔力にプラス補正、能力値×1.2)
  ゴブリンマジシャンの心得(精神力・魔力にプラス補正、能力値×1.2)
  ゴブリンソルジャーの心得(力・敏捷・体力にプラス補正、能力値×1.2)
  ゴブリンファイターの心得(力・敏捷・体力にプラス補正、能力値×1.2)
  ホブゴブリンの心得(力・敏捷・体力にプラス補正、能力値×1.4)
  ゴブリンジェネラルの心得(HP・力・敏捷・体力にプラス補正、それぞれに対して×1.4  MP・精神力・魔力にプラス補正、それぞれ×1.2)

  《アクティブスキル》
  ゴブリンヒール(傷を治す事が出来る。効果MP依存)
  ゴブリンファイヤ(火を出すことが出来る。効果MP依存)
  ゴブリンスラッシュ(強力な攻撃が出来る)
  ゴブリンアタック(連撃が出来る。効果はレベルとMPに依存する)
  咆哮(自分より低いレベルの者の動きを封じる効果がある) 
  ゴブリン闘気(闘気を纏った攻撃力と防御が出来る。効果MP依存)

  《戦闘スキル》
   ゴブリン流闘術レベル3

  ・称号・
  ゴブリン流闘術開祖(力、敏捷、体力に+10・HPにはプラス10・MPにはプラス5の補正がかかる)

   猛者(ゴブリンにファーストキスと童貞を捧げし者・精神力に+20の補正が掛かる) 

  ウォーウルフキラー(ウォーウルフとの戦闘時に力・敏捷・体力に×1.2の補正が掛かる)



  う~む。今俺は星次の超レアゴブリンって事もあって能力値は高いんだけど。
  それでも人間相手に勝とうと思うと不安。
  仲間のゴブリンも居ないしな。

  居るのは腰のポーチの中で眠ってる三匹のキラービートルぐらいだけど、このキラービートルが実践でどれだけ使えるかはまだ分からない。
  あとは俺のゴブリン闘気でどれだけ人間相手に戦えるか。
  そこだろう。

  (さて、どうするか)


  ・


  名も無きデミヒューマン


  よるのあいだ三人の男に代わる代わるおかされ、ねむれなかったわたしはフラフラと歩いていた。
  そこをいきなり、

  『ゴッ!』

  っと殴られて、「さっさと歩けよ!この出来損ないが!」と言われた。

  (ちゃんとねさせてくれればもっとしっかり歩けるのに)

  そう思った。

  けどそんな事を言えばまた殴られるので、私は何も言えずにフラフラと立ち上がりまたゆっくりと歩きだす。

  わたしはゴブリンをたくさん狩ってもうけようとしている三人組に買われた。
  三人はわたしをにもつ持ちとしてかったのだか、わたしをかったのが男となるとセックスのあいてもさせられる。

  おひるはにもつもち。
  よるはセックスのあいて。

  体のぜんぶが苦しいって、つらいって言っている。

  せなかのにもつがおもい。

  「はぁ、はぁ」

  いきをするのもつらくって、それでもなんとか歩くのだけど、
  わたしのまえを歩く三人は石がゴロゴロしている所もすいすいと先に行ってしまう。

  どんどん三人が先に行ってしまって、

  (あぁ、そろそろ殴られるな)

  そう思っていると、

  「たらたらしてんじゃねえ!」

  そう怒鳴られながら殴られてやっと休憩になった。

  せなかのにもつを下ろして、「はぁ」といきをはいて石の上にすわると口の中の血をごくりとのんだ。

  あぁ。
  やだな。

  なんでこんなせいかつになっちゃったんだろ。

  工場ではたらいてるときは良かったな。
  いっぱい殴られたけど、ちゃんと物を作れるようになったら殴られなくなったし。
  たべものもちゃんと食べさせてくれたし。

  でも、工場がこわれちゃうと、わたしは売られてあっちこっちでこんなせいかつをしていた。
  でも、この三人は今まででいちばんヒドイ。

  わたしのからだでアザがないところがない。

  あっちこっち殴られて。
  でも、いろいろさせられて。

  シニタイ。

  しにたいな。
  でも、しねない。

  わたしはそういう風にできている。
  じぶんで死ねないようにできている。

  わたしをかった人をころせないようにできている。

  くやしい。
  だれか、だれか、ころしてくれないかな?
  この人たちを。

  なんでも、するから。
  わたしのいのちなんてあげるから。

  だれか、だれか。

  この人たちをころしてくれないかなあ。

  そうおもいながら三人を見ていたら、

  「おい、なんか文句でもあんのかよ?」

  そう言って赤いかみの毛の人が立った。
  わたしはあわてて首を振って、

  「ない、ないです」

  と言うが、
  そのおとこは、

  「はぁ?嘘つけよ!顔に書いてあるぜ?俺達が憎いってよ!」

  おとこはそう言ってわたしのかおをけりあげようとする、

  わたしはあわててかおを守ろうとするけどまにあわなくって、

  『ギャ!』

  口にくつがたある!

  イタイ!イタイ!イタイ!

  わたしのハがボロボロとじめんにおちる!
  
  「何してんだよ!ニット!」

  「へへ、すみませんジーンさん。ついつい」

  「ついついじゃあねぇ!売る時に価値が下がるだろうがよ!」

  わたしはおとこにあごをつかまれ、口をひらいて見せると、

  「あぁ、前歯が全部抜けちまってるよ」

  「へへ、でも、前歯が無い方がちんこをしゃぶらせる時気持ちいいらしいっすよ?ほら、歯がちんこに当たって痛いって事も無いじゃないっスか」

  「そりゃそうだ」

  そう言いながらそのおとこはわらいながらわたしの口をみる。

  「歯茎でちんこをしごかせるらしいんスよ」

  「良さそうだな」

  三人のおとこはわたしを見て『ニヤリ』とわらう。

  やだ、
  やだよう!

  だれかこいつらを殺してよう!

  「アハハ!コイツ怯えてやがるよ!」あかいかみの毛のおとこがわらいながら、「お前の夜は今日も長そうだな」と言った。

  わたしはこわくって、死にたくって、『ガタガタ』とふるえる、

  きん色のかみの毛のおとこが立つと、

  「おっ!早速やるんスか?」

  そうあかいかみの毛のおとこが言ったけど、

  きん色のかみの毛のおとこは、

  「バカか!さっさと目的地まで行くぞ!前にゴブリンジェネラルを殺した場所の近くにあった大きな木のうろまでなんとしても日が沈まないうちに行くぞ!」

  「だな」くろい色のかみの毛のおとこが立ち上がって、「日が暮れてキラービートルに狙われるなんてゾッとする」と言う。

  わたしは思わず『ホッ』とするが、

  「早く着いて、早めに休もうか」

  そことばにおとこたちがわらいながらわたしを見た。

  イヤだ、イヤだよう。

  もうセックスなんてしたくないよ!
  イタイのにイタイおもいをしてセックスさせられるなんて!

  でも大きな木のところにどんどんつれていかれる。

  こわくってナミダがポロポロとでるけど、男たちはわらっている。

  とうとう大きな木が見つかると、こわくって、足がガタガタとふるえた。

  そしてきんいろのかみの毛の男がわたしのかたをだいて、

  「おしっ!じゃあ俺が先に入るけど良いって言うまでゼッテェ入ってくんなよ」

  そういった。
  くろかみのおとこは、

  「口の中は俺のだからな!口の中で出すなよ!」

  といって、
  もちろんわたしのしんぱいはしてくれない。

  「わかってるよ!心配すんな!」

  わたしはきんいろのかみの毛のおとこにつれられて、とうとう大きな木の中へと入れられてしまった。

  木の中に入ると、おとこは『カチャカチャ』とベルトをはずして、チンコをだす。

  「しゃぶれ!」

  といわれてわたしはゆっくり口をひらくのだが、
  そのとき、

  『プシャー!』

  っておとがして、あたまの上からなにかふってくる!

  (なに?)

  上を見るときんいろのかみの毛のおとこのくびから血が出ているのがみえた。

  「キャー」

  おもわず大きなこえがでる!

  するとそとから、

  「どうした!」

  そんなこえが聞こえてわたしはあわてて木の中からでる。

  そして木の中をみるとそこには一っぴきのまものがいた。

  みどり色のそのまものはこしのポーチをたたく。
  すると三ひきの貰えと虫が空をとんだ。

  その虫は、『ブブブ、ブブブ』とおとを立てながらまものの近くをとぶ。

  それをみたくろかみのおとこは、

  「キラービートルだと!?」

  とおどろいている。

  「しかも、こいつ、ゴブリンか?こんなゴブリン見た事ねぇ」

  あかいかみの毛のおとこの人もおどろいている。

  そしてそのまものはくろかみのおとこの人におそいかかった。

   まものがナイフをふると、三ひきの虫もそのおとこにおそいかかる。
  おとこはナイフはよけるけど、虫はよけられなくって、

  「アァアアア!、、、ア!、、、ア、、ア、、ァ」

  と変なこえを出して動かなくなる。

  (しんだ?しんだの?)

  くろかみのおとこはじめんにたおれて、ぐったりとしている。

  (しんだの?)

  そのとき、

  「エアカッター!」

  ってあかいかみの毛のおとこの人がこえをだす。
  でもくろかみのおとこのしたいはぐちゃぐちゃになるけど、そのまものはだいじょうぶで、

  「うわぁあ!」

  と大きなこえを出したあかいかみの毛のおとこは、にげようとする。

  きんいろのかみの毛のおとこはまものがころしてくれた。
  くろかみこおとこもまものがころしてくれた。

  じゃあ、あかいかみの毛のおとこは?

  こいつは?

  こいつはにげる?



  ダメ!
  ダメ!ダメ!ダメ!!



  わたしはイタイをがまんして、おとこの足にしがみつく!

  しかもわたしはわるいことをしてるから、あたまがガンガンとイタイ!
  でも、がまんできる!

  これでこのおとこ、死ぬなら!

  イタイ!ナイ!

  「はっ!離せよ!この出来損ない!」

  おとこはそういってわたし、けるけど!

  「や!ヤメロ!た!たすけ、、、」

  そういっておとこはうごかなくなって、
  『ドスン』とたおれる。

  やった。
  やった、やった、やった!

  しんだ!しんだ!しんだ!

  わたし、くるしい、イタイする三人しんだ!

  やった!やった!やった!

  そうよろこんでいたら、
  三人をころしてくれたまものさんが目のまえにきた。
  まものさんはわたしのめを『ジッ』っと見ている。

  あぁ。
  そっか、わたしのいのちもほしいんだ。
  このまものさんは、三人をころしてくれたから、わたしのいのちあげなくっちゃ。

  「ありがとう。どうぞ、わたしをたべて」

  でも、わたしはガリガリだし、おいしくないかな?
  でも、おいしいっていってくれたらうれしいな。

  「ありがと」

  わたしがそういうと、
  そのまものさんは、わたしの体をさわって、

  「ゴプゥ~」

  といった。
  するとからだからイタイがなくなって、

  「あれ?なにしたの?」

  ときいた。

  すると、そのまものさんは、

  「ゴブゥ」

  といって、ぬれたゆびをわたしの口のまえにだした。
  なんだろ?

  まものさんのゆびが口のまえに、
  口に入れたらいいのかな?

  そうしたらわたしはしねるのかな?

  「ありがと」

  わたしはそういってそのヌれたゆびを口の中に入れた。
  これがさいごのごはんか、

  あぁ、さいごにおなかいっぱいゴハンが食べたかったな。

  そうおもいながら、『ゴクリ』となにかをのみこむと、
  つよいのがこころの中からあふれて、

  「あっあっ、あぁああ!」

  わたしはとつぜん泣いてしまった。
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