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(10) 王家の陰謀①
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知っちゃったお話、それは何ー?♪秘密のマルグリートちゃん。
だいたい、あの男が出て来なければ何事も無く王子と結婚していたのだ。天使のお手伝いをしてるとか訳の分からない事を言ってる悪魔がマルグリートの前に出現したのが悪夢の始まりであった。
「こんにちは、ピーター王子様。」
毎日、妃教育に城へ日参する婚約者を横に遊んで繰らしている呑気な王子。17歳の誕生日が近づくにつれて腹が立ってくる令嬢。
どうして、私が帝王学まで学ばせられるのよ。17歳になったら結婚して王子の代わりに政務をしろってのは変でしょうがあー。と、言いたいのをこらえる。プルプル。
「マルちゃん、お勉強?たまには、僕と遊んでよ。」
「あら、ミレー様は?この頃は一緒に居るんでしょ。遊んでもらえばいいのに。」
「うん、そうなんだ。ミレーは可愛いし胸は大きいし大好きー。」
「それは、良かったです(Xすぞ!)」
すでに、王家はピーター王子を見限っていた。だから、マルグリートに国の未来を託していたのだ。頭脳明晰、学力優秀、で選ばれたようなもの。
それに気がついた時には、結婚のスケジュールは決まってしまっていた。誰かに代われる物なら変わりたい。だから、神さまにお願い。
「お願いします。バカ王子との婚約を無しにして!」
「いいですよ、無しにしてあげます!」
へ?と振り返ると窓からお空のお月様に願い事をしている夜着姿の令嬢の背後に人が立っているではないか。驚いてマルグリートは飛び上がった。
「いやあああ、泥棒、痴漢、変態ー!」
「しっ、静かに!」
男が言った途端にマルグリートは動けくなった。魔法を掛けられたのだ。美少女が狙われる。その純な処女の身体を狙って来たのか。
マルグリートは、覚悟した。悪いのは、私です。こんなに美しい為に忌まわしい欲望の的にされてしまったのは。
自分を見つめる長い銀色の髪をした美しい男。その頭の中では、マルグリートを玩具にする卑猥な遊びを考えている事だろう。
絶体絶命、どうなる?
だいたい、あの男が出て来なければ何事も無く王子と結婚していたのだ。天使のお手伝いをしてるとか訳の分からない事を言ってる悪魔がマルグリートの前に出現したのが悪夢の始まりであった。
「こんにちは、ピーター王子様。」
毎日、妃教育に城へ日参する婚約者を横に遊んで繰らしている呑気な王子。17歳の誕生日が近づくにつれて腹が立ってくる令嬢。
どうして、私が帝王学まで学ばせられるのよ。17歳になったら結婚して王子の代わりに政務をしろってのは変でしょうがあー。と、言いたいのをこらえる。プルプル。
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「うん、そうなんだ。ミレーは可愛いし胸は大きいし大好きー。」
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マルグリートは、覚悟した。悪いのは、私です。こんなに美しい為に忌まわしい欲望の的にされてしまったのは。
自分を見つめる長い銀色の髪をした美しい男。その頭の中では、マルグリートを玩具にする卑猥な遊びを考えている事だろう。
絶体絶命、どうなる?
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