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王の恋
第6話
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レオンと身体を重ねそのまま眠っていた剛志は午前7時に目を覚ました。
「よく寝たな」
身体を起こしスマホの時計を見た剛志は時間に驚いた。
「朝7時!…ご飯も食べないでずっと寝てたのか」
ベッドからおりタンスの中から上下の下着と服を出していると寝室のドアが開きレオンが現れた。
「起きたか」
「レオンさん」
近づいてくるレオンを見つめその後、剛志はレオンのキスを受け入れた。
その後、互いの唇が離れレオンが背を向けると剛志が話しかけた。
「服を着たままだったけど俺達」
「身体を重ねた」
「……」
「嫌だったですか?」
「レオはムカついたけど、レオンさんはムカついてないです」
「そうですか」
「レオンさん」
再び剛志が話しかけようとしたその時、レオンの姿が消えた。
その後、剛志は浴室に行きシャワーで身体と髪を綺麗にしタンスから出した上下の下着と服を着ると仕事場に歩いて向かった。
それから暫くして1台の車が剛志の動きを止めた。
「何だこの車」
剛志が見つめると運転席の窓が開きカメラマンが現れた。
「剛志君」
「山さん!」
「会えて良かった 、乗りなさい」
「はい」
助手席のドアを開き乗り込み剛志がドアを閉めるとカメラマンが話しかけた。
「撮影場所が変わったから」
「そうですか」
返事がしながらシートベルトを着用し剛志が目を向けるとカメラマンは「それじゃ行こうか」と言って車を走らせルークが居る倉庫に向かった。
30分後、倉庫の前に着くと剛志とカメラマンは車からおり倉庫の中に入った。
「お待たせしました」
「……」
カメラマンに話しかけられ振り返り近づいてくるカメラマンと剛志に「俺も今、来たところですから」と言ってルークが見つめるとカメラマンと剛志はルークの前で立ち止まった。
「剛志君、紹介するね、ルークさんだ」
「ルークです、よろしく」
「ルーク?、もしかしてあんた」
「レオンに聞いたんですね」
「山さん、剛志君と2人きりにしてくれませんか」
「わかりました」
カメラマンが倉庫から出ていくとルークは剛志に話しかけた。
「俺はレオみたいにあなたの身体をムリヤリ奪ったりしません、だからあなたの気持ちを教えてください」
「俺の気持ち?」
「誰を好きなのか、あなたの気持ちを教えてください」
「俺は…」
「剛志君、俺も候補に入れてください」
「……」
「剛志君」
「俺は…レオンさんが好きです」
恥ずかしそうに剛志が口にするとルークは剛志の顎を掴み口を開いた。
「やっぱりあなたを諦めることはできない」
そう言ってルークは剛志の顎を掴んだまま唇を重ねた。
「……」
ルークの身体を押し離し「帰ります」と言ってドアに向かって剛志が歩き出すとルークはホワイトオオカミを1匹、出現させ剛志の元に向かわせた。
「オオカミ」
立ちはだかるホワイトオオカミに剛志は1歩ずつ後ろにさがりその後、ルークにぶつかり動きが止まった。
「……」
言葉がでない剛志はルークに背後から抱きしめられ小さな声で囁かれた。
「あなたは俺のものだ、レオンとレオに渡さない」
「何、言って」
「あなたと俺が身体を重ねているとところをレオンに見せたらレオン、どんな顔するかな」
「……」
驚いた顔で剛志が見つめるとルークは指を鳴らし剛志を倒れさせ眠らせるとスマホでレオンに連絡した。
「レオン、良いものを見せてやるから倉庫に来い、倉庫の場所は画像で送る」
スマホを切るとルークは眠っている剛志をじっと見つめた。
「この俺が人間の男に恋をするとはな」
そう言ってルークはホワイトオオカミを見張らせ剛志の身体を奪い始めた。
「よく寝たな」
身体を起こしスマホの時計を見た剛志は時間に驚いた。
「朝7時!…ご飯も食べないでずっと寝てたのか」
ベッドからおりタンスの中から上下の下着と服を出していると寝室のドアが開きレオンが現れた。
「起きたか」
「レオンさん」
近づいてくるレオンを見つめその後、剛志はレオンのキスを受け入れた。
その後、互いの唇が離れレオンが背を向けると剛志が話しかけた。
「服を着たままだったけど俺達」
「身体を重ねた」
「……」
「嫌だったですか?」
「レオはムカついたけど、レオンさんはムカついてないです」
「そうですか」
「レオンさん」
再び剛志が話しかけようとしたその時、レオンの姿が消えた。
その後、剛志は浴室に行きシャワーで身体と髪を綺麗にしタンスから出した上下の下着と服を着ると仕事場に歩いて向かった。
それから暫くして1台の車が剛志の動きを止めた。
「何だこの車」
剛志が見つめると運転席の窓が開きカメラマンが現れた。
「剛志君」
「山さん!」
「会えて良かった 、乗りなさい」
「はい」
助手席のドアを開き乗り込み剛志がドアを閉めるとカメラマンが話しかけた。
「撮影場所が変わったから」
「そうですか」
返事がしながらシートベルトを着用し剛志が目を向けるとカメラマンは「それじゃ行こうか」と言って車を走らせルークが居る倉庫に向かった。
30分後、倉庫の前に着くと剛志とカメラマンは車からおり倉庫の中に入った。
「お待たせしました」
「……」
カメラマンに話しかけられ振り返り近づいてくるカメラマンと剛志に「俺も今、来たところですから」と言ってルークが見つめるとカメラマンと剛志はルークの前で立ち止まった。
「剛志君、紹介するね、ルークさんだ」
「ルークです、よろしく」
「ルーク?、もしかしてあんた」
「レオンに聞いたんですね」
「山さん、剛志君と2人きりにしてくれませんか」
「わかりました」
カメラマンが倉庫から出ていくとルークは剛志に話しかけた。
「俺はレオみたいにあなたの身体をムリヤリ奪ったりしません、だからあなたの気持ちを教えてください」
「俺の気持ち?」
「誰を好きなのか、あなたの気持ちを教えてください」
「俺は…」
「剛志君、俺も候補に入れてください」
「……」
「剛志君」
「俺は…レオンさんが好きです」
恥ずかしそうに剛志が口にするとルークは剛志の顎を掴み口を開いた。
「やっぱりあなたを諦めることはできない」
そう言ってルークは剛志の顎を掴んだまま唇を重ねた。
「……」
ルークの身体を押し離し「帰ります」と言ってドアに向かって剛志が歩き出すとルークはホワイトオオカミを1匹、出現させ剛志の元に向かわせた。
「オオカミ」
立ちはだかるホワイトオオカミに剛志は1歩ずつ後ろにさがりその後、ルークにぶつかり動きが止まった。
「……」
言葉がでない剛志はルークに背後から抱きしめられ小さな声で囁かれた。
「あなたは俺のものだ、レオンとレオに渡さない」
「何、言って」
「あなたと俺が身体を重ねているとところをレオンに見せたらレオン、どんな顔するかな」
「……」
驚いた顔で剛志が見つめるとルークは指を鳴らし剛志を倒れさせ眠らせるとスマホでレオンに連絡した。
「レオン、良いものを見せてやるから倉庫に来い、倉庫の場所は画像で送る」
スマホを切るとルークは眠っている剛志をじっと見つめた。
「この俺が人間の男に恋をするとはな」
そう言ってルークはホワイトオオカミを見張らせ剛志の身体を奪い始めた。
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