奇跡の星

かず

文字の大きさ
上 下
14 / 15
第一部 ライアス編

魔法陣防衛戦(後編①)

しおりを挟む
ドォゴーン!!
ついに扉が破られる!

「いたぞー司祭だ!殺せー!」魔族が押し寄せる!

「やらせはせん!」執事が迫りくる魔族に応戦する。

「サンダースラッシュ!」セリーヌは魔法を剣にまとわせ魔族を攻撃する!

マルクト王国の魔導貴族の名家だけありセリーヌと執事も日頃から剣や魔法を磨いていた。

「セリーヌ様!」城内の兵達が駆けつける。

「セリーヌ様を守れー!」

「させるな全員殺せー!」

魔族と城兵の乱戦となる!
だが多勢に無勢…次々と兵達が倒されていく。

「お嬢様!…ど、どうか我々の命を…お、お使い…」

「!?」

「皆、許してください…力及ばぬ私を…」魔法陣を一人で完成させる力が足りないセリーヌとしては最後の手段としてマルクト王国の魔法兵達の魔力を使い完成させるしか手は残ってなかった。

セリーヌは再び破邪の魔法陣を展開するための魔術を唱え始めた!

「サセルカ!!」おぞましい声とともに魔法がセリーヌに向けて放たれた!

「危なーい!お嬢様!!」セリーヌに直撃する瞬間に執事が盾となった!

「ぎゃゃーあああ…」

「じ、爺~!!!」

執事は黒こげとなり崩れ落ちる…。

「爺、じい……なぜ、私なんかのために…」

「ゴ、ゴホ…ゴホ……じいはセリーヌお嬢様が…生まれた時から、この命をさ、さげると誓いました…」

「ジャマガハイッタカ…」そう言いながら魔族はセリーヌに近づく。

「ワレハ、ガラガントス…19将軍デアル。」

「よくも!…ウィンドスラッシュ!」セリーヌは風魔法で攻撃する!…しかし

「キカヌ…マルデソヨカゼ。フフフ。」不敵な笑みを浮かべるガラガントスが攻撃を放つ!!

セリーヌはすかさず剣で結界をはり防御するも結界もろとも吹き飛ばされた!

「かはっ…これが魔族の25将軍の力…こ、こんなのが出てくるなんて…。」

「セリーヌ様を守れー!」兵達がガラガントスに攻撃を仕掛ける!

「ジャマスルナ!」右手に魔力を込めてなぎ払う!

「ギャー!」 「ぐふっ!」兵達の断末魔の悲鳴が城内に響く。

「オレニマホウハキカヌ…。」

「こ、こいつは魔法耐性が高すぎる!」手傷を負い生き残った兵達がうなだれる。

「く、くそ!我々にとっては最悪の相手だ…。」

「サラバダ…マルクトノシサイヨ!」ガラガントスは再び魔法を唱えてセリーヌに向けて放たれようとした!

「セ、セリーヌ様ぁぁ~!」

「ナ、ナンダ⁉コレハ…ウデガ…。」ガラガントスが魔法を放つ瞬間に右手腕が切りとんだ!

「こ、これは一体⁉」重傷を負った執事がセリーヌの回復魔法を受けながら状況を見ていた。

「ま、まさか……。」セリーヌは入り口にいる一人の騎士を見て驚いた…。

「お前らなんかにやらせる訳にはいかないねぇ~!」クラウドがガラガントスに向かって叫んだ!

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

アイドルグループの裏の顔 新人アイドルの洗礼

甲乙夫
恋愛
清純な新人アイドルが、先輩アイドルから、強引に性的な責めを受ける話です。

転生墓守は伝説騎士団の後継者

深田くれと
ファンタジー
 歴代最高の墓守のロアが圧倒的な力で無双する物語。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

村人Aは魔王様 〜よく村人に間違えられる魔王の話〜

水深 彗
ファンタジー
「村人がこんなところにいたら危ないですよ」 「私が魔王だ」  小山の上にそびえ立つ、魔王の城。  その城の名は、代々城主となる魔王の極悪非道な行いに、麓の村人が恐れ慄きつけたものでした。  しかし、現在その座につく第21代目魔王は、どこにでもいそうな見た目をしていたのです――。  そんな、よく村人に間違えられる魔王様が、仲間を増やしたり、勇者と戦ったり、戦わなかったりする日常系ファンタジーコメディ。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。

大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった! でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、 他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう! 主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!? はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!? いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。 色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。 *** 作品について *** この作品は、真面目なチート物ではありません。 コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております 重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、 この作品をスルーして下さい。 *カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。

もう、いいのです。

千 遊雲
恋愛
婚約者の王子殿下に、好かれていないと分かっていました。 けれど、嫌われていても構わない。そう思い、放置していた私が悪かったのでしょうか?

処理中です...