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ん……、飲みすぎたせいか頭が上手く回らない。
少し目を開くと、視界がぼやけていた。
目の前には、喜介がいて「っ……宗助さん…!」と甘い声で俺の名を呼んでいる。
俺は、布団の布に力を込めて手で握っていた。
尻に違和感を覚えた途端、何かが入ってくるのが分かった。その瞬間、俺は甘い声を出した。
尻の中の物が出たり入ったりと、繰り返し動いている。痛い筈なのに、何故か気持ち良かった。あまりの気持ち良さに俺は、意識を手放した。
「………ん…。」
朝日が顔にあたり、眩しさで俺は目を覚ました。
上半身だけを起こしてみると、昨日飲みすぎたせいか頭がズキズキとした。
「痛っ…!」思わず頭を抑える。
そして、チラリと横を見てみると、裸で喜介が寝ていた。
「…は?…なんで、裸…?」と俺は頬を引き攣らせた。
そして、自身も裸だということに気付き慌てた。
俺は、近くにあった浴衣を着ようと腰をあげようとした。
だがー
ズキンッ
「痛って…!!!!」あまりの腰の痛さに俺は膝から崩れ落ちた。俺は、腰の痛みは喜介だと分かり顔を青ざめた。
「抱…かれ…たのか…?」と腰をさすりながら呟く。
「はい。抱きました」と後ろから声が聞こえ、俺は後ろをバッと振り返った。
「き…喜介…」
「おはようございます、宗助さん」と薄く微笑んだ喜介。
「なんで…抱いたんだ……?」と俺は、警戒しながら喜介に聞いた。
喜介は下を俯き「宗助さんが、好き…なんです。」と言いきった。
「……っ!!??!?」俺は、絶句した。
「…一目惚れだったんです…。…僕は宗介さんの眼中に入ってないと分かっていましたが…振り向いて欲しかったんです…。」と言葉を、途切れ途切れにして喜介は言った。
そして、喜介は俯いていた顔をバッとあげ涙を流し笑いながら「すいませんでした…。…でも宗助さんを好きな気持ちは変わりません。」と言い、立ち上がると浴衣を着て、喜介は立ち去った。
俺はあまりの展開に驚き硬直した。そして、我に返った俺は喜介が出て行った後、頭を抱え「言い逃げかよ…。」と呟いた。
腰の痛みを我慢しながらもようやく立ち上がり、浴衣を着た。
俺は、喜介の言葉を考えていた。
確かに俺は、喜介の事なんか眼中になかった。寧ろ、第一印象は嫌味な奴だった。だが、何処か浅黄さんと似ていて、居心地も触られるのも悪くなかったし、心地よかった。だからといって、好きではない…。
犯した後に逃げる奴は流石に腹立つ。
「くそっ…!!」
ドンッ
俺は、腹が立ち壁を殴った。
「次会った時は、もっと問い詰めてボコボコにしてやる…。…覚えてろよ…。」と不気味に微笑んだ。
少し目を開くと、視界がぼやけていた。
目の前には、喜介がいて「っ……宗助さん…!」と甘い声で俺の名を呼んでいる。
俺は、布団の布に力を込めて手で握っていた。
尻に違和感を覚えた途端、何かが入ってくるのが分かった。その瞬間、俺は甘い声を出した。
尻の中の物が出たり入ったりと、繰り返し動いている。痛い筈なのに、何故か気持ち良かった。あまりの気持ち良さに俺は、意識を手放した。
「………ん…。」
朝日が顔にあたり、眩しさで俺は目を覚ました。
上半身だけを起こしてみると、昨日飲みすぎたせいか頭がズキズキとした。
「痛っ…!」思わず頭を抑える。
そして、チラリと横を見てみると、裸で喜介が寝ていた。
「…は?…なんで、裸…?」と俺は頬を引き攣らせた。
そして、自身も裸だということに気付き慌てた。
俺は、近くにあった浴衣を着ようと腰をあげようとした。
だがー
ズキンッ
「痛って…!!!!」あまりの腰の痛さに俺は膝から崩れ落ちた。俺は、腰の痛みは喜介だと分かり顔を青ざめた。
「抱…かれ…たのか…?」と腰をさすりながら呟く。
「はい。抱きました」と後ろから声が聞こえ、俺は後ろをバッと振り返った。
「き…喜介…」
「おはようございます、宗助さん」と薄く微笑んだ喜介。
「なんで…抱いたんだ……?」と俺は、警戒しながら喜介に聞いた。
喜介は下を俯き「宗助さんが、好き…なんです。」と言いきった。
「……っ!!??!?」俺は、絶句した。
「…一目惚れだったんです…。…僕は宗介さんの眼中に入ってないと分かっていましたが…振り向いて欲しかったんです…。」と言葉を、途切れ途切れにして喜介は言った。
そして、喜介は俯いていた顔をバッとあげ涙を流し笑いながら「すいませんでした…。…でも宗助さんを好きな気持ちは変わりません。」と言い、立ち上がると浴衣を着て、喜介は立ち去った。
俺はあまりの展開に驚き硬直した。そして、我に返った俺は喜介が出て行った後、頭を抱え「言い逃げかよ…。」と呟いた。
腰の痛みを我慢しながらもようやく立ち上がり、浴衣を着た。
俺は、喜介の言葉を考えていた。
確かに俺は、喜介の事なんか眼中になかった。寧ろ、第一印象は嫌味な奴だった。だが、何処か浅黄さんと似ていて、居心地も触られるのも悪くなかったし、心地よかった。だからといって、好きではない…。
犯した後に逃げる奴は流石に腹立つ。
「くそっ…!!」
ドンッ
俺は、腹が立ち壁を殴った。
「次会った時は、もっと問い詰めてボコボコにしてやる…。…覚えてろよ…。」と不気味に微笑んだ。
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