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3.話は現在に戻って……
3-20
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そもそも。なんでこんなんで教師やってんだ?
頭はいいはず。
ネジは完全にぶっ飛んでる。
いや、だとしてもそれであんなわかりやすい授業とか……ってオレなに褒めてんだ。
あぁくそっ。調子狂うなぁ!!
「は、はぁ?取られたとか思ってねぇし。ってかお前も、自分のもんみたいに言うんじゃねぇ」
隣で歩いている変態教師は、よく倫太郎が言っている”黒アリス”の顔になっていた。
これか。俺は初めて見たけど、なんかよからぬことを企んでるって顔、隠すつもりはないんだな。
寧ろそれをわざとオレに向けてる?
「へぇ~知らないんだ」
「何がだよ」
「いや?別に?知らなきゃいいよ。知らないままでいたらいい」
ヘラヘラしたクソ教師。
胸くそわりぃ奴!!
「明日学校ショックで行きたくなぁいとか言うなよ?」
「あ?なんだそれ。オレはチャラく見えるだけで、真面目な生徒だ」
「自分で真面目とか言っちゃうんだ?そのか……ぶっ……おっかない顔でぇ。あぁ、そぉですかぁ。そんならまぁいいけど」
ひらりと手を挙げて、先を歩きだした。
「茶化すな!!!」
肩を掴み強引にこちらに体身を向けさせると「わかってるって、お前がちゃんと勉強してんのも、倫太郎が好きな事もぜぇんぶ、な?けど、倫太郎は俺のだから、これ以上手だすなよ?」と、至極当然のごとく言われ、伸ばしていた手の力が一気に抜けていくのを感じた。
どういう事だ。
思考は結局そこにたどり着く。
認めてたまるか。 あいつが、それを良しとするわけがないんだ。
明日学校で聞いてみればいい。
遠くなる背中を見ながら追うことはせず、来た道に足を向けた。
あいつと、同じ道を歩くなんて御免だ。 絶対に!
***
頭はいいはず。
ネジは完全にぶっ飛んでる。
いや、だとしてもそれであんなわかりやすい授業とか……ってオレなに褒めてんだ。
あぁくそっ。調子狂うなぁ!!
「は、はぁ?取られたとか思ってねぇし。ってかお前も、自分のもんみたいに言うんじゃねぇ」
隣で歩いている変態教師は、よく倫太郎が言っている”黒アリス”の顔になっていた。
これか。俺は初めて見たけど、なんかよからぬことを企んでるって顔、隠すつもりはないんだな。
寧ろそれをわざとオレに向けてる?
「へぇ~知らないんだ」
「何がだよ」
「いや?別に?知らなきゃいいよ。知らないままでいたらいい」
ヘラヘラしたクソ教師。
胸くそわりぃ奴!!
「明日学校ショックで行きたくなぁいとか言うなよ?」
「あ?なんだそれ。オレはチャラく見えるだけで、真面目な生徒だ」
「自分で真面目とか言っちゃうんだ?そのか……ぶっ……おっかない顔でぇ。あぁ、そぉですかぁ。そんならまぁいいけど」
ひらりと手を挙げて、先を歩きだした。
「茶化すな!!!」
肩を掴み強引にこちらに体身を向けさせると「わかってるって、お前がちゃんと勉強してんのも、倫太郎が好きな事もぜぇんぶ、な?けど、倫太郎は俺のだから、これ以上手だすなよ?」と、至極当然のごとく言われ、伸ばしていた手の力が一気に抜けていくのを感じた。
どういう事だ。
思考は結局そこにたどり着く。
認めてたまるか。 あいつが、それを良しとするわけがないんだ。
明日学校で聞いてみればいい。
遠くなる背中を見ながら追うことはせず、来た道に足を向けた。
あいつと、同じ道を歩くなんて御免だ。 絶対に!
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