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第4話 元ヤン、戸惑う(大雅視点)
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俺は、さっき自己紹介しあった橘美弥の隣を歩く。
いったいどういうことだ。俺としたことが……。
だせぇ、ダサすぎる。
柄にもなく、美弥を抱き締めてしまったり……手を繋ごうとしてしまったりしてしまった。初対面だぞ!?
あと、美弥も無防備すぎる。
黒に近い茶色のロングヘアに、薄い黄色の花柄のパジャマ。さっき着せたが、ピンクのロングカーディガンに、あとはパジャマにはアンバランスなスニーカー。
格好もそうだが、おれが抱き締めても嫌がる素振りもなく、手を繋いで戸惑っても嫌そうな素振りを見せない。
……可愛いすぎだろ。
いや、そういうことじゃねぇ!!無防備過ぎて、怪しいってことだ!!
「あの……京極さん?」
美弥に呼ばれて、前を向いていた自分の顔を横に向ける。
「なんだ」
「しばらく歩きましたけど、やっぱり誘拐犯に監視されてる感じは全くありませんね。草むらや木の影も大丈夫そうです!」
それを聞いて、俺は辺りを見回した。
「そうだな」
俺が答えると、美弥はにっこり笑って言った。
「気をつけて歩きましょう!」
…………守ってやりてぇぇぇ!!
しばらく歩いていると、会話に困ったのか美弥がいろいろ質問してくる。
「失礼だったらすみません。京極さんはヤンキーなんですか?なんだか見た目がそんな感じだなと思って」
何が失礼なんだ?と思いつつ、俺は答える。
「ヤンキーだったのは昔の話だ。今はもう二十歳だし、ヤンキーは辞めてる」
「そうなんですね~。筋肉すごいですね。背も高いし、180センチくらいですか?鍛えてるんですか?」
興味津々みたいに、いろいろ質問してくる美弥に対して、もしかして俺に気があるのかと勘違いしそうになる。
「背は185センチだ。毎日、腕立てとか筋トレはしてる。筋肉、さわってみるか?」
俺がそう提案すると、美弥は真っ赤になって首を振った。
「いえ!いいですって」
美弥のその反応に、控えめでおぼこっぽいなと思った。
やっぱり、可愛いな⋯⋯。
いったいどういうことだ。俺としたことが……。
だせぇ、ダサすぎる。
柄にもなく、美弥を抱き締めてしまったり……手を繋ごうとしてしまったりしてしまった。初対面だぞ!?
あと、美弥も無防備すぎる。
黒に近い茶色のロングヘアに、薄い黄色の花柄のパジャマ。さっき着せたが、ピンクのロングカーディガンに、あとはパジャマにはアンバランスなスニーカー。
格好もそうだが、おれが抱き締めても嫌がる素振りもなく、手を繋いで戸惑っても嫌そうな素振りを見せない。
……可愛いすぎだろ。
いや、そういうことじゃねぇ!!無防備過ぎて、怪しいってことだ!!
「あの……京極さん?」
美弥に呼ばれて、前を向いていた自分の顔を横に向ける。
「なんだ」
「しばらく歩きましたけど、やっぱり誘拐犯に監視されてる感じは全くありませんね。草むらや木の影も大丈夫そうです!」
それを聞いて、俺は辺りを見回した。
「そうだな」
俺が答えると、美弥はにっこり笑って言った。
「気をつけて歩きましょう!」
…………守ってやりてぇぇぇ!!
しばらく歩いていると、会話に困ったのか美弥がいろいろ質問してくる。
「失礼だったらすみません。京極さんはヤンキーなんですか?なんだか見た目がそんな感じだなと思って」
何が失礼なんだ?と思いつつ、俺は答える。
「ヤンキーだったのは昔の話だ。今はもう二十歳だし、ヤンキーは辞めてる」
「そうなんですね~。筋肉すごいですね。背も高いし、180センチくらいですか?鍛えてるんですか?」
興味津々みたいに、いろいろ質問してくる美弥に対して、もしかして俺に気があるのかと勘違いしそうになる。
「背は185センチだ。毎日、腕立てとか筋トレはしてる。筋肉、さわってみるか?」
俺がそう提案すると、美弥は真っ赤になって首を振った。
「いえ!いいですって」
美弥のその反応に、控えめでおぼこっぽいなと思った。
やっぱり、可愛いな⋯⋯。
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