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020 わたしの勉強スペース

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    私の部屋は6畳くらいの空間である。勉強机かソファーベッドが私の定位置だ。
 勉強机は大きめで、横幅は47センチ、奥行きが29センチある。この勉強机は、もともと台所でダイニングテーブルとして使うために買ったはいいが、実際台所で使うには若干大きくて使いにくかったため、私の勉強机になったものである。少し大きめというのが、勉強机としては使い勝手が良くて重宝している。机に付属していた椅子もクッションが適度な柔らかさで気に入っている。
 机の上には、大学の勉強で使う教科書が16冊と資料がブックスタンドに支えられて置かれている。今年から、大学のコースをコース変更したため、前のコースで使っていた今のコースと共通する科目のテキストと、新しく買ったテキストが開かれるのを今か今かと楽しみにしているように、ツヤツヤの表紙が光っている。本当に楽しみにしているのは、きっと私なのだろう。
 テキストの横には、前に在籍していたイラストコースで使っていたお絵描き用の液晶タブレットと、左手デバイスであるBluetoothのテンキーが置かれている。これはパソコン用の台を棚にして、机の上で収納という形をとっている。絵を描くことは続けているので、いつでも取り出せるようにとの、自分自身へのはからいである。テンキーにはどのボタンがどの操作かなど一つ一つシールを貼ってあり、白いテンキーにパステルカラーのシールが映えて可愛らしい。最近絵を描いてなかったので液晶タブレットの黒い画面には少し埃がついている。
 もちろん今この文章を書くのに使っているノートパソコンも置いてある。大学に入学したときに購入したもので、この3年でかなり使い込んでいて、ところどころ傷もついている。私の戦友だ。
 他に机の上には、低周波治療器とアロマテラピー用のアロマオイルが染み込ませてあるスポンジがのったオフホワイト色のお皿もおいてある。緊張やストレスに弱く、肩が凝りやすい私にはこの二つは欠かせないものであり、癒しの存在だ。アロマオイルはティートゥリーというものを使っていて、清潔で少し薬品ぽい植物のような爽やかな鼻にスーッと通る香りがする。この香りが私の心を落ち着かせてストレスから解放してくれるのだ。
 机に面した壁にはカレンダーと、最近取得した資格の証明書がいくつか飾ってある。このカレンダーは母が職場でもらってきてくれた有名なイラストレーターさんが描いたものだ。素敵な絵が毎月楽しめる。文字も大きくて見やすい。4月は満開の桜の木と小鳥が羽ばたく様子が、ダイナミックだが繊細で淡い色使いで描かれている。実は、2月の絵もとても綺麗でお気に入りだったので、絵の部分だけハサミで切ってフレームに入れて飾ってある。2月の絵というのは、雪景色の中、木の枝にとまった小鳥がもの思いにふけっている様子がとても素敵だ。
 その隣には、最近取得した整理収納アドバイザー2級の認定証がある。部屋の中は全体的にうまく整理できてない状態が続いているが、なんとかこの整理収納アドバイザーの資格を活かして、もっと素敵な勉強スペースにしたいと考えているところである。
 

 




 

※この作品は大学の文芸コース在籍中に文芸演習1という課題で提出したものです。空間を観察して書くという課題でした。
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