千思万考～あれこれと思いをめぐらす日々～

004 大雪の前触れ～母と私の共通認識～

私は北陸に住んでいる。

今日、職場で流れていたラジオで、明日は雪が30cmほど積もると言っていた。

帰宅してから、母とほんとに積もるかな～～と話していた。
夕方には、雨やあられ、雷の音がしていた。
私は慌ててパソコンとエアコンのコンセントを抜いた。
落雷で電化製品が壊れる危険があるからだ。

夜になると、外は静かになる。

「なんか外が静かだよ」
「そうだね…」

私たち親子は共通の認識を持っている。
冬の寒い日に天気が悪かったのに外が静かになったのは、ある事が起こっていることだと。

外が静かということは、雪がシンシンと降っている可能性があるということだ。

玄関を開けて、母が外を除きため息をつく。
「見なきゃ良かった」

私も見てみる。

「……！はっ！」

外は真っ白な世界になっていた。


夜中の今も、まだ雪はシンシンと静かに降り続けている。