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妖精
妖精⑤
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ガコン
石碑が地面に沈み、代わりに扉が現れる。
「ハヤテさん、行きますよ。」
「わかった。」
無理矢理顔に笑みを張り付け、進む。面倒臭いことに首を突っこんじまったな。
扉の先は、先刻まで俺達が飛び回っていた森であった。厄介な出来事だったよ。
「じゃあ、適当に鳥を狩ってから帰るか。」
「はい。もう遅いですし、適当に切り上げましょう。」
俺は木々へと跳躍する。
何処からか戯れ言が聞こえてくる。
(貴方の意見をお聞きしたかったですねぇ♪)
俺の過去なんて、思い出したくもないし思い出す必要もない。
どうせ現在が全てだ。
石碑が地面に沈み、代わりに扉が現れる。
「ハヤテさん、行きますよ。」
「わかった。」
無理矢理顔に笑みを張り付け、進む。面倒臭いことに首を突っこんじまったな。
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「じゃあ、適当に鳥を狩ってから帰るか。」
「はい。もう遅いですし、適当に切り上げましょう。」
俺は木々へと跳躍する。
何処からか戯れ言が聞こえてくる。
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どうせ現在が全てだ。
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