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ギルド
ギルド⑥
しおりを挟む ふとコイルの顔が曇ったのは、コイルが狂気の一面を見せた後パルクールの基礎を教わ、休憩中のことであった。
「どうしたんですか?」
「いや、どうやら探索組一行が人型モンスターに襲われたらしい。・・・なに、心配無い。市場班、採取班が援軍に向かうそうだ。」
なんかより不安にさせるようなことを呟いてくる。戦闘には不向きそうな班だが・・
まあ、彼らの身を案じていても仕方ない。集中だ。
ーーーーーー市場班ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
森の中を木から木へと飛び移る集団があった。
「ったく、何故俺たちが駆り出されきゃならんのかね・・・」
市場班副班長バエルが愚痴をこぼす。
「まあ、仕方ないんじゃないですか?何やら物騒なモンスターだって聞いてますからね。戦力は多いにこしたことはないですし。」
温厚なムラクモがなだめる。
この二人、いつもこんな感じである。
「しっかし、採取班まで呼ばれるとはどういうこった。」
「それだけの緊急事態なのでしょうか?」
「なら忍者のやつらも呼ばれているハズだ。いや・・・もう呼ばれているような気がする。」
しばらく走ると、目の前で黒服VS緑服の戦いが繰り広げられていた。
「ほら見ろ、もう呼ばれていやがる。あれじゃ俺等の出る幕は無いな。」
「そのようですね。」
ボフゥン!
「あれ?煙玉・・・でしょうか?」
バエルが機敏な反応を見せる。
「煙玉?あれは奴等の奥の手のハズ・・・お前ら!加勢しろ!」
「副隊長?どうしました?」
「いいから早「ビュウッ!」チッ、もう来てやがる!」
「皆!応戦しろ!」
バエルはアイアングローブ、ムラクモは刀を両手に構える。班員達も何らかの武器を取りだし、応戦する。
ギインッガイインッと金属音が鳴り響く。
「こいつら、強いです!」
「そりゃそうだろ!あの忍者どもを撤退させる程だからな!」
戦況は芳しくない。こちらは空中戦を専門にしているというのにだ。なんたる屈辱!
歯ぎしりするバエルの目の前に緑服が飛び込んでくる。だが・・・
ガコンッ
ガエルの拳が緑服の頭にめり込み、吹っ飛んでゆく。おそらく、着弾地点で光になっているであろう。隣ではムラクモが二体同時に切り倒している。
「くそ・・・強いですね!」
「ああ、強い!それも人間みたいだ。獣のように単調な攻撃じゃねえ。学習して、対応してくる!恐らく俺等以外の班員と採取班は全滅だろうな!」
「なんと!恐ろしい話ですね!」
喋りながらも応戦しているが、押され気味だ。
「クソッ、やっこさん疲れを見せねえ!」
「どうやら、ここで終わりだと思った方が良さそうですね!」
もう双方の体力は一割を切っている。
「仕方ねえ!撤退だ!一気にいきゃあどうにかなる!」
「では、三・二・一・GO!」
ガエル&ムラクモが弾き飛ばされたように後方に飛び出す。その光景を樹上から見下ろす一つの影があった。
「どうしたんですか?」
「いや、どうやら探索組一行が人型モンスターに襲われたらしい。・・・なに、心配無い。市場班、採取班が援軍に向かうそうだ。」
なんかより不安にさせるようなことを呟いてくる。戦闘には不向きそうな班だが・・
まあ、彼らの身を案じていても仕方ない。集中だ。
ーーーーーー市場班ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
森の中を木から木へと飛び移る集団があった。
「ったく、何故俺たちが駆り出されきゃならんのかね・・・」
市場班副班長バエルが愚痴をこぼす。
「まあ、仕方ないんじゃないですか?何やら物騒なモンスターだって聞いてますからね。戦力は多いにこしたことはないですし。」
温厚なムラクモがなだめる。
この二人、いつもこんな感じである。
「しっかし、採取班まで呼ばれるとはどういうこった。」
「それだけの緊急事態なのでしょうか?」
「なら忍者のやつらも呼ばれているハズだ。いや・・・もう呼ばれているような気がする。」
しばらく走ると、目の前で黒服VS緑服の戦いが繰り広げられていた。
「ほら見ろ、もう呼ばれていやがる。あれじゃ俺等の出る幕は無いな。」
「そのようですね。」
ボフゥン!
「あれ?煙玉・・・でしょうか?」
バエルが機敏な反応を見せる。
「煙玉?あれは奴等の奥の手のハズ・・・お前ら!加勢しろ!」
「副隊長?どうしました?」
「いいから早「ビュウッ!」チッ、もう来てやがる!」
「皆!応戦しろ!」
バエルはアイアングローブ、ムラクモは刀を両手に構える。班員達も何らかの武器を取りだし、応戦する。
ギインッガイインッと金属音が鳴り響く。
「こいつら、強いです!」
「そりゃそうだろ!あの忍者どもを撤退させる程だからな!」
戦況は芳しくない。こちらは空中戦を専門にしているというのにだ。なんたる屈辱!
歯ぎしりするバエルの目の前に緑服が飛び込んでくる。だが・・・
ガコンッ
ガエルの拳が緑服の頭にめり込み、吹っ飛んでゆく。おそらく、着弾地点で光になっているであろう。隣ではムラクモが二体同時に切り倒している。
「くそ・・・強いですね!」
「ああ、強い!それも人間みたいだ。獣のように単調な攻撃じゃねえ。学習して、対応してくる!恐らく俺等以外の班員と採取班は全滅だろうな!」
「なんと!恐ろしい話ですね!」
喋りながらも応戦しているが、押され気味だ。
「クソッ、やっこさん疲れを見せねえ!」
「どうやら、ここで終わりだと思った方が良さそうですね!」
もう双方の体力は一割を切っている。
「仕方ねえ!撤退だ!一気にいきゃあどうにかなる!」
「では、三・二・一・GO!」
ガエル&ムラクモが弾き飛ばされたように後方に飛び出す。その光景を樹上から見下ろす一つの影があった。
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