7 / 91
7
しおりを挟む
「クレーディトよ、お呼びしたのは勇者殿ではなかったのかな?」
「はい…… しかし、これは……私にも……」
「ふむ……」
王様は召喚された面々を見回し、顎髭をひと撫でして、みゆきを一瞥した。
「勇者殿方には、とにかくご寛ぎ頂こうではないか。詳しい話も宴の席でお聞き願おう」
「かしこまりましてございます。皆さま、こちらへお願い致します」
神官のクレーディトの一声で騎士達が高校生達を囲むように移動を促した。帯刀した騎士達は高校生達よりも圧倒的に体格もよく、動きにも隙がない。おどおどとしながらも、高校生達は歩きだした。数人はみゆきをちらちらと伺っている。
しかし、屈強な騎士が間を阻み、視界から隠すように広間から出て行った。そして、煌びやかな衣装の人々も口々に笑みを浮かべながら追随する。
【何もない】みゆきはその輪から除外されたらしく、取り残されていた。だだっ広い、召喚陣のある広間に、騎士E(シルールス?)とみゆきに飛ばされて意識を失ったままの騎士J、介護する騎士ではない白いローブを着た男が一人と、紫のローブを着た男が5人いた。
(このままとんずらしてもいいのかな?)
みゆきとしては、早くここから抜け出して、森に籠って修行をしたくてたまらないのである。
腕立てをしてみたい…….。
何だか50回はいけそうである。
「ダメです。意識が戻りません」
白いローブの男が静かに告げた。騎士Eが弾かれたようにみゆきを睨みつけると同時に掴みかかってきた。
「貴様ッ!」
伸ばされた右手を右手で払い除けてしまった……。しかも、ごく自然に。
騎士Eの目が信じられないかのように見開かれる。
数秒、騎士Eとみゆきは見つめあう形になった。
騎士Eは睨んでいるが、みゆきは見ているだけだったので。
沈黙を破ったのは白いローブの男である。
「毒は使用されましたか?」
騎士Jの側に膝をついたまま、みゆきを見上げてきた。ローブのフードが頭から落ち、金髪を短く刈り上げた首が……細い! と妙なことが気になった。
「いえ、そんなもの持ってないですし……」
「ですよね…… ではなぜ意識が戻らないのでしょう? 呼吸はしているのですが……」
「……あのう……側に寄ってもよろしいでしょうか?」
「なんだと「どうぞ」
怒鳴りかけた騎士Eを見事に無視して白ローブの男──もしかしたら少年かも知れない──が言った。
小走りに近づき膝をついて顔を覗き込む。
(悪いことしたかなぁ……)
頭頂部に手をかざし、白ローブの少年に訊いてみた。
「あなた、魔法使いですか?」
「え?」
「いえ、ね? 私のいた国の本には魔法使いがでてきたりするのですが、たいていローブを着ているんですよ。実際に魔法を使えるひとには会ったことありませんでしたがね」
「え、魔法を見たことがないのですか?」
「はい。白いローブは回復魔法ご専門?」
少年は小さく頷いた。
「戦の時には着ることはありませんが、儀式ですので……」
(おおおおぉ! 白魔道士!)
心の中でガッツポーズである。
「この方は魔法では意識が戻らなかったのですか?」
「王国の専属魔道士は回復魔法を勝手に使うことは禁じられておる」
騎士Eが唸るように答えてきた。
「それもありますが、先程の召喚の儀でほぼ使い果たしてしまったのです」
確かに、見回すと全員顔色が悪い気がする。
「はぁ。それでは、私の家系に伝わるおまじないをやってみてもよろしいですか?」
「なに?」
「ちょいとおまちを」
ビーグル犬を床におろし両手を頭にかざしてみる。
30年程前に見た魔法少女の呪文がついつい口をついてでる。何だか言ってみたかったのである。
(何だかわからないけど、治りますように~~ 見習い天使様、忘れずにいてくださいませ~~)
「ぴん○るぱん○る○むぽっぷん」
(おおおおおぉ?! 掌が温かい!)
「○んぷるぴんぷる○むぽっぷん」
うろ覚えである。だって高校生の頃見てたアニメだもの。ビデオデッキも持ってなかったし、夕方5時半に帰宅するのは大変だったわ~。
しかし、やはりこのフレーズは何だか恥ずかしかった。よし、次からはこの呪文はやめよう。
遠い目をして決心すると、視界が淡く緑色に輝きだした。騎士Jの表情が穏やかになってくる。
「なーおる なおるーー ルルラララ~」
適当に節をつけて言ってみると、緑色の淡い光がどんどんと広がってゆき、広間にいる全員をやわやわと包み込んだ。
「はい、おしまい」
光が全員に吸い込まれたと同時に、騎士Jが瞼を開けた。視線の先には白魔道士の少年である。おばさんは視界に入らないらしい。何だか二人の世界が始まったようなので、立ち上がって騎士E(シルーシス)に会釈した。
シルーシスは固まっている。
紫のローブの男たちも固まっていた。
(やはり、呪文がマズかったか……)
それらしい呪文は浮かばないし、なにも言わないのはなんだかな~だし、唱えてみたかったのよぉ~ おばさんはね! 魔法少女が大活躍する時代に育ったの~! コンパクトとか、ペンダントとか、バトンとか……みんなクルクルまわってたのよぉ~~
羞恥に打ち震えていると、いつのまにやらその場にいた全員に囲まれていた。
(ヤバい? 何かやらかした?)
やらかしている。とっくに。
「……今のは……魔法ではないのですか?」
「いえ、我が家に伝わる一子相伝のオマジナイデゴザイマース」
日曜夜6時半から始まる国民的アニメの次回予告編の自己紹介を真似て言ってみた。しかし……
嘘をつけ────────!!
全員の心の叫びは、妙な沈黙となって広間に蔓延したのあった。
***********************
ネタが昔過ぎるうえ、
伏せ字が多くてすみません。
「はい…… しかし、これは……私にも……」
「ふむ……」
王様は召喚された面々を見回し、顎髭をひと撫でして、みゆきを一瞥した。
「勇者殿方には、とにかくご寛ぎ頂こうではないか。詳しい話も宴の席でお聞き願おう」
「かしこまりましてございます。皆さま、こちらへお願い致します」
神官のクレーディトの一声で騎士達が高校生達を囲むように移動を促した。帯刀した騎士達は高校生達よりも圧倒的に体格もよく、動きにも隙がない。おどおどとしながらも、高校生達は歩きだした。数人はみゆきをちらちらと伺っている。
しかし、屈強な騎士が間を阻み、視界から隠すように広間から出て行った。そして、煌びやかな衣装の人々も口々に笑みを浮かべながら追随する。
【何もない】みゆきはその輪から除外されたらしく、取り残されていた。だだっ広い、召喚陣のある広間に、騎士E(シルールス?)とみゆきに飛ばされて意識を失ったままの騎士J、介護する騎士ではない白いローブを着た男が一人と、紫のローブを着た男が5人いた。
(このままとんずらしてもいいのかな?)
みゆきとしては、早くここから抜け出して、森に籠って修行をしたくてたまらないのである。
腕立てをしてみたい…….。
何だか50回はいけそうである。
「ダメです。意識が戻りません」
白いローブの男が静かに告げた。騎士Eが弾かれたようにみゆきを睨みつけると同時に掴みかかってきた。
「貴様ッ!」
伸ばされた右手を右手で払い除けてしまった……。しかも、ごく自然に。
騎士Eの目が信じられないかのように見開かれる。
数秒、騎士Eとみゆきは見つめあう形になった。
騎士Eは睨んでいるが、みゆきは見ているだけだったので。
沈黙を破ったのは白いローブの男である。
「毒は使用されましたか?」
騎士Jの側に膝をついたまま、みゆきを見上げてきた。ローブのフードが頭から落ち、金髪を短く刈り上げた首が……細い! と妙なことが気になった。
「いえ、そんなもの持ってないですし……」
「ですよね…… ではなぜ意識が戻らないのでしょう? 呼吸はしているのですが……」
「……あのう……側に寄ってもよろしいでしょうか?」
「なんだと「どうぞ」
怒鳴りかけた騎士Eを見事に無視して白ローブの男──もしかしたら少年かも知れない──が言った。
小走りに近づき膝をついて顔を覗き込む。
(悪いことしたかなぁ……)
頭頂部に手をかざし、白ローブの少年に訊いてみた。
「あなた、魔法使いですか?」
「え?」
「いえ、ね? 私のいた国の本には魔法使いがでてきたりするのですが、たいていローブを着ているんですよ。実際に魔法を使えるひとには会ったことありませんでしたがね」
「え、魔法を見たことがないのですか?」
「はい。白いローブは回復魔法ご専門?」
少年は小さく頷いた。
「戦の時には着ることはありませんが、儀式ですので……」
(おおおおぉ! 白魔道士!)
心の中でガッツポーズである。
「この方は魔法では意識が戻らなかったのですか?」
「王国の専属魔道士は回復魔法を勝手に使うことは禁じられておる」
騎士Eが唸るように答えてきた。
「それもありますが、先程の召喚の儀でほぼ使い果たしてしまったのです」
確かに、見回すと全員顔色が悪い気がする。
「はぁ。それでは、私の家系に伝わるおまじないをやってみてもよろしいですか?」
「なに?」
「ちょいとおまちを」
ビーグル犬を床におろし両手を頭にかざしてみる。
30年程前に見た魔法少女の呪文がついつい口をついてでる。何だか言ってみたかったのである。
(何だかわからないけど、治りますように~~ 見習い天使様、忘れずにいてくださいませ~~)
「ぴん○るぱん○る○むぽっぷん」
(おおおおおぉ?! 掌が温かい!)
「○んぷるぴんぷる○むぽっぷん」
うろ覚えである。だって高校生の頃見てたアニメだもの。ビデオデッキも持ってなかったし、夕方5時半に帰宅するのは大変だったわ~。
しかし、やはりこのフレーズは何だか恥ずかしかった。よし、次からはこの呪文はやめよう。
遠い目をして決心すると、視界が淡く緑色に輝きだした。騎士Jの表情が穏やかになってくる。
「なーおる なおるーー ルルラララ~」
適当に節をつけて言ってみると、緑色の淡い光がどんどんと広がってゆき、広間にいる全員をやわやわと包み込んだ。
「はい、おしまい」
光が全員に吸い込まれたと同時に、騎士Jが瞼を開けた。視線の先には白魔道士の少年である。おばさんは視界に入らないらしい。何だか二人の世界が始まったようなので、立ち上がって騎士E(シルーシス)に会釈した。
シルーシスは固まっている。
紫のローブの男たちも固まっていた。
(やはり、呪文がマズかったか……)
それらしい呪文は浮かばないし、なにも言わないのはなんだかな~だし、唱えてみたかったのよぉ~ おばさんはね! 魔法少女が大活躍する時代に育ったの~! コンパクトとか、ペンダントとか、バトンとか……みんなクルクルまわってたのよぉ~~
羞恥に打ち震えていると、いつのまにやらその場にいた全員に囲まれていた。
(ヤバい? 何かやらかした?)
やらかしている。とっくに。
「……今のは……魔法ではないのですか?」
「いえ、我が家に伝わる一子相伝のオマジナイデゴザイマース」
日曜夜6時半から始まる国民的アニメの次回予告編の自己紹介を真似て言ってみた。しかし……
嘘をつけ────────!!
全員の心の叫びは、妙な沈黙となって広間に蔓延したのあった。
***********************
ネタが昔過ぎるうえ、
伏せ字が多くてすみません。
101
お気に入りに追加
1,489
あなたにおすすめの小説
森だった 確かに自宅近くで犬のお散歩してたのに。。ここ どこーーーー
ポチ
ファンタジー
何か 私的には好きな場所だけど
安全が確保されてたらの話だよそれは
犬のお散歩してたはずなのに
何故か寝ていた。。おばちゃんはどうすれば良いのか。。
何だか10歳になったっぽいし
あらら
初めて書くので拙いですがよろしくお願いします
あと、こうだったら良いなー
だらけなので、ご都合主義でしかありません。。
異世界無知な私が転生~目指すはスローライフ~
丹葉 菟ニ
ファンタジー
倉山美穂 39歳10ヶ月
働けるうちにあったか猫をタップリ着込んで、働いて稼いで老後は ゆっくりスローライフだと夢見るおばさん。
いつもと変わらない日常、隣のブリっ子後輩を適当にあしらいながらも仕事しろと注意してたら突然地震!
悲鳴と逃げ惑う人達の中で咄嗟に 机の下で丸くなる。
対処としては間違って無かった筈なのにぜか飛ばされる感覚に襲われたら静かになってた。
・・・顔は綺麗だけど。なんかやだ、面倒臭い奴 出てきた。
もう少しマシな奴いませんかね?
あっ、出てきた。
男前ですね・・・落ち着いてください。
あっ、やっぱり神様なのね。
転生に当たって便利能力くれるならそれでお願いします。
ノベラを知らないおばさんが 異世界に行くお話です。
不定期更新
誤字脱字
理解不能
読みにくい 等あるかと思いますが、お付き合いして下さる方大歓迎です。
異世界に召喚されたけど、聖女じゃないから用はない? それじゃあ、好き勝手させてもらいます!
明衣令央
ファンタジー
糸井織絵は、ある日、オブルリヒト王国が行った聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界ルリアルークへと飛ばされてしまう。
一緒に召喚された、若く美しい女が聖女――織絵は召喚の儀に巻き込まれた年増の豚女として不遇な扱いを受けたが、元スマホケースのハリネズミのぬいぐるみであるサーチートと共に、オブルリヒト王女ユリアナに保護され、聖女の力を開花させる。
だが、オブルリヒト王国の王子ジュニアスは、追い出した織絵にも聖女の可能性があるとして、織絵を連れ戻しに来た。
そして、異世界転移状態から正式に異世界転生した織絵は、若く美しい姿へと生まれ変わる。
この物語は、聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界転移後、新たに転生した一人の元おばさんの聖女が、相棒の元スマホケースのハリネズミと楽しく無双していく、恋と冒険の物語。
2022.9.7 話が少し進みましたので、内容紹介を変更しました。その都度変更していきます。
転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。
異世界に召喚されたけど間違いだからって棄てられました
ピコっぴ
ファンタジー
【異世界に召喚されましたが、間違いだったようです】
ノベルアッププラス小説大賞一次選考通過作品です
※自筆挿絵要注意⭐
表紙はhake様に頂いたファンアートです
(Twitter)https://mobile.twitter.com/hake_choco
異世界召喚などというファンタジーな経験しました。
でも、間違いだったようです。
それならさっさと帰してくれればいいのに、聖女じゃないから神殿に置いておけないって放り出されました。
誘拐同然に呼びつけておいてなんて言いぐさなの!?
あまりのひどい仕打ち!
私はどうしたらいいの……!?
投獄された聖女は祈るのをやめ、自由を満喫している。
七辻ゆゆ
ファンタジー
「偽聖女リーリエ、おまえとの婚約を破棄する。衛兵、偽聖女を地下牢に入れよ!」
リーリエは喜んだ。
「じゆ……、じゆう……自由だわ……!」
もう教会で一日中祈り続けなくてもいいのだ。
転生貴族のスローライフ
マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた
しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった
これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である
*基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします
転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中にいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出す。周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっており、自分だけ助かっていることにショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる