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二章 無意味の象徴
117話 『普遍』
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レイが帰宅した時刻、彼女は展望台にいた
山々を見渡し、一つ、ため息を吐いた
「結局、お兄ちゃんは見つからなかった」
こうして見ていると所々ではあるものの燃えている場所があった。一、二、三、──ざっと見渡した中では、六つあった
「……ここにいたって事は分かった。この探し方で良いって事が分かった。今は、それだけで満足しよう」
目を瞑り、山々から視線を外すとくるりと背を向けて展望台から離れて行く。その足が向かう先は、コンクリートに舗装された道
その道を下りて行くと、やがてバス停が見え始める。そこが、出入り口だ
例えどれだけ巨大な空間を作り出せたとしてもその空間の作者が出られなければ意味がない。だから、そのほとんどの場合、どこかに必ず穴があるものだ。その穴が、今回はあのバス停だと言うだけの話だ
「あ──」
舗装された道を下りている途中で、彼女はオオカミと少女に出会った。正確には、オオカミ達と少女だ
「えっと……メィリル、ちゃん……?」
「さっきぶりね。あと、さっきは言い逃したけど、私は大人よ。立派な。だから『ちゃん』じゃなくて、『さん』にして。分かった?」
「う、うん──えっ?」
「それに私、年齢は秘密だけど、成人は既に迎えてるわよ」
「嘘は、良くないよ……?」
「嘘じゃない。私は大人よ」
「──そ、そうなんだ」
「絶対に信じてないわね……。まあ、良いけど。それよりあなた、お母さん、死んじゃったんでしょ? 生き返らせるまでだけど、家に来る?」
「え……」
「だって、そうしないと泊まる場所もないでしょ」
「あ、ありがとう……」
見上げて、ナツミと顔を合わせているメィリルは照れ笑いを浮かべているナツミを見つめ、嬉しさと憎らしさが混在した作り笑顔を見せてバドルドへ視線を傾けた
「アンタは……ムリそうね。擬人化できないの?」
『デキルトイエバ、デキルガ……』
「じゃあやりなさいよ」
『ナゼダ?』
「オオカミなんて、街の中に出たら駆除対象じゃない」
正論で返すメィリルに苦い顔を返してため息を吐いたバドルドはナツミに下りるように言うと、メィリルを憎々しく睨みつける
「何睨んでんの? バカなの? この子と居たからついでに面倒見てあげるって言ってるの。早くしてよ」
瞑目し、ゆっくりと息を吐く。何度も、何度も、深く呼吸を繰り返して、体中を冷やすと、声にならない言葉を次々と紡いでいき、同時に足元から円を描くように蒸気が上がっていく
その蒸気がバドルドを覆い隠すと同時、シュウウウウウ……、という音と共にその向こう側で、狼のシルエットが小さくなりつつゆらりと頼りなく二本の足で立ち上がった
「──ぇ」
その蒸気が晴れた頃に出て来たのは、年端もいかない幼年だった
「……やはり、人になるのは、苦手だ」
「ふぅん。見た目だけだと、この子より小さいじゃない」
「人に、擬態するのは、習熟度によるものなのだ……。これが低いと、幼く、弱くなる。対して、習熟度に、磨きがかかると、本来の年齢に近しくなる」
「知ってるわよ。下手なのもね」
バドルドだった幼年は言い返さず、二の腕をきゅっと握り締めて顔を逸らす。その顔は見た目に似合わず壮年の雰囲気を漂わせていた
「とにかく、まずは服を着てよ。見てて、気持ちの良いものじゃないもの」
バドルドを完璧に見下し、腕を組んで悪態をつくメィリルは、鋭利な言葉を次々とバドルドに投げかける
「あの老獪で高名なバドルド様が、擬人化のみでここまで苦労するのだものね。さぞかし難しい技術なことで。それで? 老獪で高名なバドルド様は衣服をどうなさるおつもりで? まあ、着ないと言う選択肢はありませんよねぇ? 当然の事ですものねぇ? ここまで言ったのだからそろそろ衣服を着てくれないでしょうか? バドルド様?」
「……長い、嫌味だな」
バドルドは、酷く痛ましげに、惨めに、目を細めた
※※※
ザッ、ザッ、ザッ──……
雑草を踏んで、一歩一歩、確認するように歩いている。木々の根をぴょん、と軽く飛び越え、再び確認作業に戻る。彼の足下にはしっかりとした地面があるにも関わらず、彼はずっと、一歩一歩確認作業を続けている
やがて、彼は倒れて獣か何かに腹や顔を食い荒らされた女性を見つけた。不思議と虫はいない
彼は開いた口を正すこともせず、しばらくの間呆然と立ち尽くす事になる。目の前に横たわる死体に、痛ましげな眼差しを向けてようやく口を手で正す
その死体をすぐ側まで歩み寄ると、彼は彼女を見下ろした。それからしゃがんで、首、肩、腕、指、足、主に生活で多用する部位が無事かどうかを確認した後、その死体の横で正座し、かけていた眼鏡を外してその膝の上に置く
そうして、円型の唾の付いた帽子をそっと掴んで眼鏡の上に重ねる。そうしてようやく、閉じていた銀色の瞳を開いてその死体を視界の中央に置くと、死体に異変が起こる
それはまるで、映画か何かのようにぴくっと痙攣し、その痙攣が連続したものになると、少しずつ動きが加わってくる。まず最初に、瞼が開かれた
それから、指が規則的に動き始める。足が歩くように前後に揺れる。背中が仰け反り、空いた腹部から少し血が垂れる
「ぁ……た、ゎ……?」
言葉を放ったのは女性の方だ。女性は、彷徨う瞳をなんとか一つの焦点に合わせるように目を細め、彼を見上げる。痙攣が止まっていく
連続していた筋肉の引き攣りが、やがて等間隔に散りばめられていき、そのまま停滞の波に消えた
彼は再び瞑目し、帽子を被り、眼鏡をかける。そこでようやく、目を開いて一つ、深い呼吸をした
「私は、魂を導き、その先を照らす者──ウィル・オー・ウィスプです。お気軽に、『ウィル』とでもお呼びください」
彼はそう言って、華やぐ笑顔を咲かせてみせた。それを見上げ、警戒するように顎を引いて、視界の端に映った自らの腹部を見て小さく悲鳴を上げる
「──驚かれるのもムリはないでしょう。ですが、今は急を要します。後でご説明いたしますので、静かにしてください。お願いします」
帽子を手で軽く押さえて深く頭を下げるウィルに、彼女は警戒の灯火は消さずに今は黙って言う通りにする事にした。すると、ウィルは小声で彼女に声をかける
「驚かせてしまい、申し訳ありません。ですが、どうしても貴女にご協力を仰ぎたいのです。加茂千年さん」
中性的なウィルの声が少しばかり低くなり、緊張感を帯びて、言葉が続く
「──この世界が壊れ、魂が混沌となる前に」
ウィルの影から、少女が姿を現した
「返事は、できるだけ早くお願いします。──『オー』、傷の修復、頼んだよ」
金色の長髪が揺れる少女が銀色の瞳にチトセを抑えたまま頷き、それと同時にチトセが怪訝そうに、辟易した表情で口を開く。ただ、考える時間ができた分、穏便に話す事に成功した
「どういう、こと……?」
チトセが聞くのと同時に、『オー』と呼ばれた少女がチトセの腹部に手を伸ばし、傷が、淡く、どこまでも幻想的な緑色の光を浴びる
「貴女の力は、強力です。その力で、私共にお力添え願いたい」
「断る事は、できるの?」
「できます。──が、いずれ、貴女は困難に立たされる事になります。その時に、私共は貴女に力を貸す事を約束します。それと引き換え、と言うのはどうでしょう?」
「……娘たちは」
「子供がいらっしゃるんですね。分かりました。その子達に危険が及ばないように尽力します」
「──でしたら、分かりました」
「ああ、それから──」
ウィルが起き上がり、腹の傷がもうほとんど無くなっているチトセに一つ、指を立てて忠告する
「──私は魂をその身に返す時、少しのエネルギーを消費します。そのエネルギーは魂に刻まれた記憶なのですが、何か大切な事を忘れている場合もあります気に留めておいてください」
ニコッ、とウィルの笑顔が開花し、立ち上がる
歩いて行くウィルの背中を目で追い、状態を起こす。その後、チトセが小走りでウィルについて行った。『オー』はいつの間にか、消えている
[あとがき]
おはよう、こんにちは、こんばんわ。作者です。
ようやっと二章終了です。
当初の予定では一章三万と、二章七万で二章までの合計で十万字程度の予定だったのに対して、三倍以上の字数になっている事に我ながら戦慄しておりますところです。
長かった二章ですが、三章はここまで長くはならないと思います。そもそも、全体で四十万字なるかならないかの予定でしたし。最初は。
字数が三倍に膨れてるのを見て、あらすじの所に字数予告してますが実際、三万ちょっとかな? と考えています。もしかしたらあれくらいになるかもだけど。
二章は世界観の核心にすんごいぺたぺた触ってましたね。黒服集団にカエデさん達。『勇者』、メィリルさんにバドルドさん。『竜』、精霊王。そして最後のウィルさん。──ナツミちゃんの立場が無いじゃないか!
なんか、二章について語りたい事が多過ぎて切りが無さそうなのでここで止めておきます。
三章は、二章みたいに戦闘してないと思います。たぶん。
いや、ファンタジー要素はありますけどね?
あと、語彙力が無く漢字だけのサブタイトルが難しくなってきたのでそれは断念します。ちょこちょこ出るかもしんないけど。
それでは、長くなりましたがあとがき終わります。
ご読了ありがとうございました。三章も宜しくお願いします。
※三章は週一回の更新にします。執筆が追いつかないので。マジですいません。
処女作で一日二回更新とかしてたけど、どうやってたんだったか……。
山々を見渡し、一つ、ため息を吐いた
「結局、お兄ちゃんは見つからなかった」
こうして見ていると所々ではあるものの燃えている場所があった。一、二、三、──ざっと見渡した中では、六つあった
「……ここにいたって事は分かった。この探し方で良いって事が分かった。今は、それだけで満足しよう」
目を瞑り、山々から視線を外すとくるりと背を向けて展望台から離れて行く。その足が向かう先は、コンクリートに舗装された道
その道を下りて行くと、やがてバス停が見え始める。そこが、出入り口だ
例えどれだけ巨大な空間を作り出せたとしてもその空間の作者が出られなければ意味がない。だから、そのほとんどの場合、どこかに必ず穴があるものだ。その穴が、今回はあのバス停だと言うだけの話だ
「あ──」
舗装された道を下りている途中で、彼女はオオカミと少女に出会った。正確には、オオカミ達と少女だ
「えっと……メィリル、ちゃん……?」
「さっきぶりね。あと、さっきは言い逃したけど、私は大人よ。立派な。だから『ちゃん』じゃなくて、『さん』にして。分かった?」
「う、うん──えっ?」
「それに私、年齢は秘密だけど、成人は既に迎えてるわよ」
「嘘は、良くないよ……?」
「嘘じゃない。私は大人よ」
「──そ、そうなんだ」
「絶対に信じてないわね……。まあ、良いけど。それよりあなた、お母さん、死んじゃったんでしょ? 生き返らせるまでだけど、家に来る?」
「え……」
「だって、そうしないと泊まる場所もないでしょ」
「あ、ありがとう……」
見上げて、ナツミと顔を合わせているメィリルは照れ笑いを浮かべているナツミを見つめ、嬉しさと憎らしさが混在した作り笑顔を見せてバドルドへ視線を傾けた
「アンタは……ムリそうね。擬人化できないの?」
『デキルトイエバ、デキルガ……』
「じゃあやりなさいよ」
『ナゼダ?』
「オオカミなんて、街の中に出たら駆除対象じゃない」
正論で返すメィリルに苦い顔を返してため息を吐いたバドルドはナツミに下りるように言うと、メィリルを憎々しく睨みつける
「何睨んでんの? バカなの? この子と居たからついでに面倒見てあげるって言ってるの。早くしてよ」
瞑目し、ゆっくりと息を吐く。何度も、何度も、深く呼吸を繰り返して、体中を冷やすと、声にならない言葉を次々と紡いでいき、同時に足元から円を描くように蒸気が上がっていく
その蒸気がバドルドを覆い隠すと同時、シュウウウウウ……、という音と共にその向こう側で、狼のシルエットが小さくなりつつゆらりと頼りなく二本の足で立ち上がった
「──ぇ」
その蒸気が晴れた頃に出て来たのは、年端もいかない幼年だった
「……やはり、人になるのは、苦手だ」
「ふぅん。見た目だけだと、この子より小さいじゃない」
「人に、擬態するのは、習熟度によるものなのだ……。これが低いと、幼く、弱くなる。対して、習熟度に、磨きがかかると、本来の年齢に近しくなる」
「知ってるわよ。下手なのもね」
バドルドだった幼年は言い返さず、二の腕をきゅっと握り締めて顔を逸らす。その顔は見た目に似合わず壮年の雰囲気を漂わせていた
「とにかく、まずは服を着てよ。見てて、気持ちの良いものじゃないもの」
バドルドを完璧に見下し、腕を組んで悪態をつくメィリルは、鋭利な言葉を次々とバドルドに投げかける
「あの老獪で高名なバドルド様が、擬人化のみでここまで苦労するのだものね。さぞかし難しい技術なことで。それで? 老獪で高名なバドルド様は衣服をどうなさるおつもりで? まあ、着ないと言う選択肢はありませんよねぇ? 当然の事ですものねぇ? ここまで言ったのだからそろそろ衣服を着てくれないでしょうか? バドルド様?」
「……長い、嫌味だな」
バドルドは、酷く痛ましげに、惨めに、目を細めた
※※※
ザッ、ザッ、ザッ──……
雑草を踏んで、一歩一歩、確認するように歩いている。木々の根をぴょん、と軽く飛び越え、再び確認作業に戻る。彼の足下にはしっかりとした地面があるにも関わらず、彼はずっと、一歩一歩確認作業を続けている
やがて、彼は倒れて獣か何かに腹や顔を食い荒らされた女性を見つけた。不思議と虫はいない
彼は開いた口を正すこともせず、しばらくの間呆然と立ち尽くす事になる。目の前に横たわる死体に、痛ましげな眼差しを向けてようやく口を手で正す
その死体をすぐ側まで歩み寄ると、彼は彼女を見下ろした。それからしゃがんで、首、肩、腕、指、足、主に生活で多用する部位が無事かどうかを確認した後、その死体の横で正座し、かけていた眼鏡を外してその膝の上に置く
そうして、円型の唾の付いた帽子をそっと掴んで眼鏡の上に重ねる。そうしてようやく、閉じていた銀色の瞳を開いてその死体を視界の中央に置くと、死体に異変が起こる
それはまるで、映画か何かのようにぴくっと痙攣し、その痙攣が連続したものになると、少しずつ動きが加わってくる。まず最初に、瞼が開かれた
それから、指が規則的に動き始める。足が歩くように前後に揺れる。背中が仰け反り、空いた腹部から少し血が垂れる
「ぁ……た、ゎ……?」
言葉を放ったのは女性の方だ。女性は、彷徨う瞳をなんとか一つの焦点に合わせるように目を細め、彼を見上げる。痙攣が止まっていく
連続していた筋肉の引き攣りが、やがて等間隔に散りばめられていき、そのまま停滞の波に消えた
彼は再び瞑目し、帽子を被り、眼鏡をかける。そこでようやく、目を開いて一つ、深い呼吸をした
「私は、魂を導き、その先を照らす者──ウィル・オー・ウィスプです。お気軽に、『ウィル』とでもお呼びください」
彼はそう言って、華やぐ笑顔を咲かせてみせた。それを見上げ、警戒するように顎を引いて、視界の端に映った自らの腹部を見て小さく悲鳴を上げる
「──驚かれるのもムリはないでしょう。ですが、今は急を要します。後でご説明いたしますので、静かにしてください。お願いします」
帽子を手で軽く押さえて深く頭を下げるウィルに、彼女は警戒の灯火は消さずに今は黙って言う通りにする事にした。すると、ウィルは小声で彼女に声をかける
「驚かせてしまい、申し訳ありません。ですが、どうしても貴女にご協力を仰ぎたいのです。加茂千年さん」
中性的なウィルの声が少しばかり低くなり、緊張感を帯びて、言葉が続く
「──この世界が壊れ、魂が混沌となる前に」
ウィルの影から、少女が姿を現した
「返事は、できるだけ早くお願いします。──『オー』、傷の修復、頼んだよ」
金色の長髪が揺れる少女が銀色の瞳にチトセを抑えたまま頷き、それと同時にチトセが怪訝そうに、辟易した表情で口を開く。ただ、考える時間ができた分、穏便に話す事に成功した
「どういう、こと……?」
チトセが聞くのと同時に、『オー』と呼ばれた少女がチトセの腹部に手を伸ばし、傷が、淡く、どこまでも幻想的な緑色の光を浴びる
「貴女の力は、強力です。その力で、私共にお力添え願いたい」
「断る事は、できるの?」
「できます。──が、いずれ、貴女は困難に立たされる事になります。その時に、私共は貴女に力を貸す事を約束します。それと引き換え、と言うのはどうでしょう?」
「……娘たちは」
「子供がいらっしゃるんですね。分かりました。その子達に危険が及ばないように尽力します」
「──でしたら、分かりました」
「ああ、それから──」
ウィルが起き上がり、腹の傷がもうほとんど無くなっているチトセに一つ、指を立てて忠告する
「──私は魂をその身に返す時、少しのエネルギーを消費します。そのエネルギーは魂に刻まれた記憶なのですが、何か大切な事を忘れている場合もあります気に留めておいてください」
ニコッ、とウィルの笑顔が開花し、立ち上がる
歩いて行くウィルの背中を目で追い、状態を起こす。その後、チトセが小走りでウィルについて行った。『オー』はいつの間にか、消えている
[あとがき]
おはよう、こんにちは、こんばんわ。作者です。
ようやっと二章終了です。
当初の予定では一章三万と、二章七万で二章までの合計で十万字程度の予定だったのに対して、三倍以上の字数になっている事に我ながら戦慄しておりますところです。
長かった二章ですが、三章はここまで長くはならないと思います。そもそも、全体で四十万字なるかならないかの予定でしたし。最初は。
字数が三倍に膨れてるのを見て、あらすじの所に字数予告してますが実際、三万ちょっとかな? と考えています。もしかしたらあれくらいになるかもだけど。
二章は世界観の核心にすんごいぺたぺた触ってましたね。黒服集団にカエデさん達。『勇者』、メィリルさんにバドルドさん。『竜』、精霊王。そして最後のウィルさん。──ナツミちゃんの立場が無いじゃないか!
なんか、二章について語りたい事が多過ぎて切りが無さそうなのでここで止めておきます。
三章は、二章みたいに戦闘してないと思います。たぶん。
いや、ファンタジー要素はありますけどね?
あと、語彙力が無く漢字だけのサブタイトルが難しくなってきたのでそれは断念します。ちょこちょこ出るかもしんないけど。
それでは、長くなりましたがあとがき終わります。
ご読了ありがとうございました。三章も宜しくお願いします。
※三章は週一回の更新にします。執筆が追いつかないので。マジですいません。
処女作で一日二回更新とかしてたけど、どうやってたんだったか……。
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