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10章 妖精界での冒険
118話謎の指輪と攻めて来た魔王軍
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メル達が話している間にレインも目を覚ましていた
「ぐふっ」
(え?え?何でメイトお兄ちゃんが殴られてたの?)
レインは体こそ元に戻ったが記憶は未だに戻らず5歳の時と変わっていなかった
「つまりその男のせいでここまで小さくなったわけか?」
(あ、お母さんだ…あれ?僕を担いでるのって)
レインは目線を自分の腰に向けた
(あ、メルお姉ちゃんだ)
レインが色々考えていると話が終わった
「まあ、どういたしまして」
(終わったかな?そろそろ降りたいんだけどな)
と、レインが考えている内にメル達は木の外に出てしまった
メイトはサツキが引き摺って出て行き、その後をハミが追い掛けて来た
「どうしたのハミ?」
「ね、ねえ!」
「うん、だから何?」
「私も連れていって!」
「え?何で?」
メルが聞くとハミは少し考えた後話し始める
「それは!その子の体を元に戻してあげたからだ~!」
「…ありがとう、はい、これで良いでしょ」
メルがお礼を言うとハミは驚いていた
「そう言う問題じゃ無いの!私も連れてって~!」
「君が治してくれたの?」
レインがハミの方を向いて言う
「「私が…」え!お兄ちゃん起きてたの!」
「うん、どういたしましての所位から」
メルが肩からレインを降ろすと
「私が治したんだよ!」
メルに言葉を遮られハミはプンプンと怒っていた
「ありがと!え~と…」
「ハミだよ!」
「ありがと、ハミちゃん」
レインがニコリと笑うとハミはポッと顔を赤らめた
「ど、どういたしまして…」
ハミは明らかに動揺しだした
「1つ言うけどお兄ちゃんは誰にも渡さないからね!」
「え?何言ってるの?」
ハミに言われメルはハッとしてレインを見た
レインは目を見開き、顔を赤らめメルを見ていた
「え、え、いきなりそんな事言われても…メルお姉ちゃんの事は好きだけどその好きとは違うって言うか…うぅ」
レインは顔を赤らめ目線を逸らしていた
メルとハミはレインを見て
((か、可愛い!))
と思ってしまった
「それはそうと…記憶は戻ったのか?」
「記憶は流石に戻せないよ。私はただ可笑しな力を振り払ってその子の体を元に戻してあげただけなんだから!」
「へぇ~、そんな事が出来るのね」
「あ!それとハーレン様からこれを渡してあげてって、聖戦で神様から貰った物だって」
ハミが持ってきたのは白い指輪だった
「これ、私達には小さくない?」
「大丈夫!ハーレン様達が着けようとしたときには自分より大きかったって言ってたから!」
「へぇ~」
メルは半信半疑で小指に指輪を着けようとしたが小指の指先に当たっただけだった
「やっぱり何も起きないわよ?」
「もう少しやってみて」
メルはその状態で少しの間待った
「あっ、指輪が動いた」
メルの着けようとしていた指輪が蠢き徐々に大きくなりメルの小指と同じくらいの大きさになり楽に着けられた
「おお!キレイ!お兄ちゃん!この指輪キレイだよ!」
メルがはしゃいでレインに言うがレインは未だに目線を泳がせて明らかに動揺していた
「え、あ、うん、そうだね」
((うん、やっぱり可愛い!))
等と思っていると唐突に後ろから声を掛けられた
「よ、良かった!まだ居た…はあ…はあ…」
「どうしたんですか!ハーレン様!」
「はあ…はあ…あ、ああ、実は…ここに魔王軍が攻めてきておって、ぜひお前達に協力して貰いたい…」
「え~、何でやらなくちゃいけないの?」
「儂ゃどっちでも構わん」
「僕もお母さんと同じ~」
「ハミはやりたい!」
メル、サツキ、レイン、ハミの順番で言うが、その後メルとハミの睨み合いが開始された
「まあ、まずはお互いの信頼関係を深めるためにこの戦いで仲良くなればどうだ?…仲良くなれるかは別問題だけど…」
ハーレンは最後の方は誰にも聞こえない程の音量で言っていた
「やった方が良いんじゃない?」
「やります!」
「あ!抜け駆け!私もやります!」
レインの言葉を筆頭にメルとハミも了承した
「ぐふっ」
(え?え?何でメイトお兄ちゃんが殴られてたの?)
レインは体こそ元に戻ったが記憶は未だに戻らず5歳の時と変わっていなかった
「つまりその男のせいでここまで小さくなったわけか?」
(あ、お母さんだ…あれ?僕を担いでるのって)
レインは目線を自分の腰に向けた
(あ、メルお姉ちゃんだ)
レインが色々考えていると話が終わった
「まあ、どういたしまして」
(終わったかな?そろそろ降りたいんだけどな)
と、レインが考えている内にメル達は木の外に出てしまった
メイトはサツキが引き摺って出て行き、その後をハミが追い掛けて来た
「どうしたのハミ?」
「ね、ねえ!」
「うん、だから何?」
「私も連れていって!」
「え?何で?」
メルが聞くとハミは少し考えた後話し始める
「それは!その子の体を元に戻してあげたからだ~!」
「…ありがとう、はい、これで良いでしょ」
メルがお礼を言うとハミは驚いていた
「そう言う問題じゃ無いの!私も連れてって~!」
「君が治してくれたの?」
レインがハミの方を向いて言う
「「私が…」え!お兄ちゃん起きてたの!」
「うん、どういたしましての所位から」
メルが肩からレインを降ろすと
「私が治したんだよ!」
メルに言葉を遮られハミはプンプンと怒っていた
「ありがと!え~と…」
「ハミだよ!」
「ありがと、ハミちゃん」
レインがニコリと笑うとハミはポッと顔を赤らめた
「ど、どういたしまして…」
ハミは明らかに動揺しだした
「1つ言うけどお兄ちゃんは誰にも渡さないからね!」
「え?何言ってるの?」
ハミに言われメルはハッとしてレインを見た
レインは目を見開き、顔を赤らめメルを見ていた
「え、え、いきなりそんな事言われても…メルお姉ちゃんの事は好きだけどその好きとは違うって言うか…うぅ」
レインは顔を赤らめ目線を逸らしていた
メルとハミはレインを見て
((か、可愛い!))
と思ってしまった
「それはそうと…記憶は戻ったのか?」
「記憶は流石に戻せないよ。私はただ可笑しな力を振り払ってその子の体を元に戻してあげただけなんだから!」
「へぇ~、そんな事が出来るのね」
「あ!それとハーレン様からこれを渡してあげてって、聖戦で神様から貰った物だって」
ハミが持ってきたのは白い指輪だった
「これ、私達には小さくない?」
「大丈夫!ハーレン様達が着けようとしたときには自分より大きかったって言ってたから!」
「へぇ~」
メルは半信半疑で小指に指輪を着けようとしたが小指の指先に当たっただけだった
「やっぱり何も起きないわよ?」
「もう少しやってみて」
メルはその状態で少しの間待った
「あっ、指輪が動いた」
メルの着けようとしていた指輪が蠢き徐々に大きくなりメルの小指と同じくらいの大きさになり楽に着けられた
「おお!キレイ!お兄ちゃん!この指輪キレイだよ!」
メルがはしゃいでレインに言うがレインは未だに目線を泳がせて明らかに動揺していた
「え、あ、うん、そうだね」
((うん、やっぱり可愛い!))
等と思っていると唐突に後ろから声を掛けられた
「よ、良かった!まだ居た…はあ…はあ…」
「どうしたんですか!ハーレン様!」
「はあ…はあ…あ、ああ、実は…ここに魔王軍が攻めてきておって、ぜひお前達に協力して貰いたい…」
「え~、何でやらなくちゃいけないの?」
「儂ゃどっちでも構わん」
「僕もお母さんと同じ~」
「ハミはやりたい!」
メル、サツキ、レイン、ハミの順番で言うが、その後メルとハミの睨み合いが開始された
「まあ、まずはお互いの信頼関係を深めるためにこの戦いで仲良くなればどうだ?…仲良くなれるかは別問題だけど…」
ハーレンは最後の方は誰にも聞こえない程の音量で言っていた
「やった方が良いんじゃない?」
「やります!」
「あ!抜け駆け!私もやります!」
レインの言葉を筆頭にメルとハミも了承した
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