97 / 242
8章 知識の神の謎解きとゲーム
89話1問目正解とユニークスキル
しおりを挟む
ミルが考えている間メルは頭を抱え込んで心の中で神へ罵声を浴びせていた
(何よ何よ!唯でさえお兄ちゃんが小さくなってイラついてるのに神様は何してるのよこの一大事に!早くお兄ちゃんを治してよ!)
メルが罵声を浴びせている内にミルとサツキ、レインは3人で考えていた
「う~ん、共通点?何かあるかな~?」
「騙されてるんじゃ無いのか?」
「わかんにゃい!」
3人で考えてみるがまだ思い付かない
ーー1方キラ達はーー
「はぁ、ったくいきなり過ぎてすぐに見失ってしまうなんてな」
「主には何か考えがあるのでしょう」
「もう、レインくんったらどうしてこんなになってるの?」
「ほんとだよ!レイン兄ちゃんたら怪我は沢山するし久し振りにあったと思ったら人の事忘れてるし!」
と、キラとタイタンはレインの話題で溜め息を吐いて、リュートとナタはメルの話をしていた
残ったルクス一家とエノン、アモ、ハルは食事の話とこれからの事の話をしていた
ーー再びメル達ーー
「あっ」
「何?どうしたの!?何か分かった!?」
「え、ええ多分この3人じゃないかしら」
ミルは選択肢の紙のカットル、ユグドラシル、マスニールを指差した
「これの共通点は?」
「う~ん、最後にル、があることくらい?」
「本当にそれでいいのか?」
「別に良いわよ!お兄ちゃんが治るかもしれないんだから!」
そしてメルはその答えを示そうとしたが示す方法が分からずその場で立ち止まった
「ね、ねえどうやって解くの?」
「さあ?分からないわ、叫ぶんじゃないの?」
ミルに言われるとすぐに実行に移した
「答えは~!天空はカットル!大地はユグドラシル!そして海はマスニール!」
メルが叫ぶと3つの扉が開いた
「ねえどれに進めば良いの?」
「じゃあ別れましょ、天空はサツキちゃん達、メルちゃんは大地、海は私で行きましょ」
「嫌~あ!私はお兄ちゃんと一緒が良い~!」
メルが駄々を捏ねているとレインはサツキに隠れてプルプル震えていた
「なあメル?」
「何?サツキちゃん」
「レインが戻らなかったらお前は一生レインに嫌われる事になるんだぞ?」
「…嫌!それだけは嫌!」
メルが慌てて扉の中へ入って行くとメルが入った途端にその扉は閉じてしまった
「じゃ、私も行くわ」
ミルも扉へ入って行ったミルが入るとその扉も閉じてしまった
「んじゃ儂らも行くか」
「うん!」
レインはサツキの手を握り扉の中へと入って行った
ーー朝方のどこかの町の路地裏でーー
「残りは2人か、これは今日中に終わりそうだな」
レイトが飛び立とうとするといきなり落ちた
「うお!」
「こ、この野郎、よくも俺の妻を幼児にした挙げ句殺してくれたな!覚悟しろ!」
男は泣きながらレイトに切りかかる
「はあ!」
が、レイトは拳で剣を粉砕した
「な!」
「僕も家族を助けないといけないんだ、君に邪魔される訳にはいかない、そして君には感謝する。僕が強くなれるかもしれないから」
レイトは男の髪を1本取ろうと手を伸ばすと
「引っ掛かったな!」
男ははあああぁぁぁぁぁぁと目を瞑り何かを溜めるといきなり目を見開きレイトを睨んだ
するとレイトは全身の力が抜け、力を入れようとしても入らなかった
「あ?どういう事だ」
「俺のユニークスキルは脱力、スキル無効の2つだ」
「ユニークスキル?」
「何だ知らないのか?近頃国王が発表しただろ、『ある事をすることで脳の力の1部を引き出す方法が分かり個人特有のスキルを得ることが可能となった!』ってな、俺のスキルはこの2つだった訳だ」
「へぇ~、それってどんな方法なんですか?」
「は?お前に教える訳ないだろ!よくも俺の妻を殺してくれたな~!たっぷりとなぶり殺してやらぁ~!」
「ごっ!」
脱力したレイトに男は蹴り、殴り、踏みつけレイトが血を出してもお構い無しにボコボコにする
「はぁはぁはぁ、もっと痛めつけてやるもっと、もっともっと!」
男はレイトをボコボコにして拳から血が出たが殴るのを止めない
遂に殴るのを止めた時にはその男の拳はボロボロに成り果て、血がボタボタと血が垂れ流れ男は痛みに顔を歪めながらも泣くのを我慢しようとして手を押さえている
「はっ、もうお前の負けだ」
「あ?何言ってんだ、この状況どう考えてもお前の敗けだろ」
「残念、僕には相手の情報を得ることでその者の持つスキルを手に入れる事ができる。つまりお前の血を舐めて飲むだけでお前のスキルを手に入れる事ができる」
「お、お前!」
男が地面に落ちた血を舐めようとするレイトを蹴り飛ばすが時はすでに遅くレイトが舐めた後だった
「ありがとうよ、僕はまた強くなった」
レイトがフラフラと立ち上がり男が殴る前にあるスキルを発動させる
「停止」
そう唱えるとレイトの手に時計が現れた
カチカチカチカチ、カチ、カチ…カチ
その音と共に時計が止まり周りの時間も止まった
「じゃあな、お陰で僕は強くなれた」
レイトは相手の首を跳ねると飛んで行った
その2秒後時は動きだしその男の首が地面に落ちるときには体は横たわっていた
停止
時計を出し時間を止める事が出来るスキル
止められる時間は僅か5秒、だがそれでも強すぎるため過去に創造神ゼウスが制限を掛け時計を出してからそれを止めて時を止められるようにした
レイトは飛び去ると再生で残りの2人の居場所を絞り出した
「後の2人は楽しかったからな~、これは今まで以上に気を引き締めないとな」
レイトは人目に付かない場所を選び、その上空を飛んで行った
(何よ何よ!唯でさえお兄ちゃんが小さくなってイラついてるのに神様は何してるのよこの一大事に!早くお兄ちゃんを治してよ!)
メルが罵声を浴びせている内にミルとサツキ、レインは3人で考えていた
「う~ん、共通点?何かあるかな~?」
「騙されてるんじゃ無いのか?」
「わかんにゃい!」
3人で考えてみるがまだ思い付かない
ーー1方キラ達はーー
「はぁ、ったくいきなり過ぎてすぐに見失ってしまうなんてな」
「主には何か考えがあるのでしょう」
「もう、レインくんったらどうしてこんなになってるの?」
「ほんとだよ!レイン兄ちゃんたら怪我は沢山するし久し振りにあったと思ったら人の事忘れてるし!」
と、キラとタイタンはレインの話題で溜め息を吐いて、リュートとナタはメルの話をしていた
残ったルクス一家とエノン、アモ、ハルは食事の話とこれからの事の話をしていた
ーー再びメル達ーー
「あっ」
「何?どうしたの!?何か分かった!?」
「え、ええ多分この3人じゃないかしら」
ミルは選択肢の紙のカットル、ユグドラシル、マスニールを指差した
「これの共通点は?」
「う~ん、最後にル、があることくらい?」
「本当にそれでいいのか?」
「別に良いわよ!お兄ちゃんが治るかもしれないんだから!」
そしてメルはその答えを示そうとしたが示す方法が分からずその場で立ち止まった
「ね、ねえどうやって解くの?」
「さあ?分からないわ、叫ぶんじゃないの?」
ミルに言われるとすぐに実行に移した
「答えは~!天空はカットル!大地はユグドラシル!そして海はマスニール!」
メルが叫ぶと3つの扉が開いた
「ねえどれに進めば良いの?」
「じゃあ別れましょ、天空はサツキちゃん達、メルちゃんは大地、海は私で行きましょ」
「嫌~あ!私はお兄ちゃんと一緒が良い~!」
メルが駄々を捏ねているとレインはサツキに隠れてプルプル震えていた
「なあメル?」
「何?サツキちゃん」
「レインが戻らなかったらお前は一生レインに嫌われる事になるんだぞ?」
「…嫌!それだけは嫌!」
メルが慌てて扉の中へ入って行くとメルが入った途端にその扉は閉じてしまった
「じゃ、私も行くわ」
ミルも扉へ入って行ったミルが入るとその扉も閉じてしまった
「んじゃ儂らも行くか」
「うん!」
レインはサツキの手を握り扉の中へと入って行った
ーー朝方のどこかの町の路地裏でーー
「残りは2人か、これは今日中に終わりそうだな」
レイトが飛び立とうとするといきなり落ちた
「うお!」
「こ、この野郎、よくも俺の妻を幼児にした挙げ句殺してくれたな!覚悟しろ!」
男は泣きながらレイトに切りかかる
「はあ!」
が、レイトは拳で剣を粉砕した
「な!」
「僕も家族を助けないといけないんだ、君に邪魔される訳にはいかない、そして君には感謝する。僕が強くなれるかもしれないから」
レイトは男の髪を1本取ろうと手を伸ばすと
「引っ掛かったな!」
男ははあああぁぁぁぁぁぁと目を瞑り何かを溜めるといきなり目を見開きレイトを睨んだ
するとレイトは全身の力が抜け、力を入れようとしても入らなかった
「あ?どういう事だ」
「俺のユニークスキルは脱力、スキル無効の2つだ」
「ユニークスキル?」
「何だ知らないのか?近頃国王が発表しただろ、『ある事をすることで脳の力の1部を引き出す方法が分かり個人特有のスキルを得ることが可能となった!』ってな、俺のスキルはこの2つだった訳だ」
「へぇ~、それってどんな方法なんですか?」
「は?お前に教える訳ないだろ!よくも俺の妻を殺してくれたな~!たっぷりとなぶり殺してやらぁ~!」
「ごっ!」
脱力したレイトに男は蹴り、殴り、踏みつけレイトが血を出してもお構い無しにボコボコにする
「はぁはぁはぁ、もっと痛めつけてやるもっと、もっともっと!」
男はレイトをボコボコにして拳から血が出たが殴るのを止めない
遂に殴るのを止めた時にはその男の拳はボロボロに成り果て、血がボタボタと血が垂れ流れ男は痛みに顔を歪めながらも泣くのを我慢しようとして手を押さえている
「はっ、もうお前の負けだ」
「あ?何言ってんだ、この状況どう考えてもお前の敗けだろ」
「残念、僕には相手の情報を得ることでその者の持つスキルを手に入れる事ができる。つまりお前の血を舐めて飲むだけでお前のスキルを手に入れる事ができる」
「お、お前!」
男が地面に落ちた血を舐めようとするレイトを蹴り飛ばすが時はすでに遅くレイトが舐めた後だった
「ありがとうよ、僕はまた強くなった」
レイトがフラフラと立ち上がり男が殴る前にあるスキルを発動させる
「停止」
そう唱えるとレイトの手に時計が現れた
カチカチカチカチ、カチ、カチ…カチ
その音と共に時計が止まり周りの時間も止まった
「じゃあな、お陰で僕は強くなれた」
レイトは相手の首を跳ねると飛んで行った
その2秒後時は動きだしその男の首が地面に落ちるときには体は横たわっていた
停止
時計を出し時間を止める事が出来るスキル
止められる時間は僅か5秒、だがそれでも強すぎるため過去に創造神ゼウスが制限を掛け時計を出してからそれを止めて時を止められるようにした
レイトは飛び去ると再生で残りの2人の居場所を絞り出した
「後の2人は楽しかったからな~、これは今まで以上に気を引き締めないとな」
レイトは人目に付かない場所を選び、その上空を飛んで行った
0
お気に入りに追加
56
あなたにおすすめの小説
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
【完結】ハッピーエンドのその後は・・・?
夜船 紡
恋愛
婚約者のいるアイザックに惹かれ、秘密の愛を育んでいたクリスティーヌ。
ある日、アイザックはクリスティーヌと生きることを決意し、婚約者であるイザベラに婚約破棄を叩きつけた。
障害がなくなった2人は結婚し、ハッピーエンド。
これは、ハッピーエンドの後の10年後の話。
物語の終わりが本当に幸せなのだという保証は、どこにもない。
ああ、もういらないのね
志位斗 茂家波
ファンタジー
……ある国で起きた、婚約破棄。
それは重要性を理解していなかったがゆえに起きた悲劇の始まりでもあった。
だけど、もうその事を理解しても遅い…‥‥
たまにやりたくなる短編。興味があればぜひどうぞ。
(完結)私は家政婦だったのですか?(全5話)
青空一夏
恋愛
夫の母親を5年介護していた私に子供はいない。お義母様が亡くなってすぐに夫に告げられた言葉は「わたしには6歳になる子供がいるんだよ。だから離婚してくれ」だった。
ありがちなテーマをさくっと書きたくて、短いお話しにしてみました。
さくっと因果応報物語です。ショートショートの全5話。1話ごとの字数には偏りがあります。3話目が多分1番長いかも。
青空異世界のゆるふわ設定ご都合主義です。現代的表現や現代的感覚、現代的機器など出てくる場合あります。貴族がいるヨーロッパ風の社会ですが、作者独自の世界です。
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる