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6章 石化の治療法と石像の在処
53話それぞれの行動
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メル達が起きてくるとミル達はメル達と一緒に食堂に向かうため部屋の外に出る
「あれ?君って隣だったんだ~!」
空色の髪の幼女が隣の部屋から出てきてルクスに近づく
「あっ、は、はいです!」
幼女とルクスが手を繋ぐと欠伸をしながら赤い髪の青年が出てきた
「ふぁー、エノンどうした?って昨日の子じゃないか」
「昨日は美味しかったです」
ルクスは青年にお辞儀をする
「家の子がお世話になりました」
「いや、エノンにも同年代の友達が出来て嬉しいですよ」
エノンが昨日の事を話している
「昨日のあのご飯美味しかったねー!」
「はいです~」
2人は思いだしよだれをたらしている
「じゃあ、昨日のご飯はこの人が作ったの~?」
タイタンがルクスに言い寄る
「は、はいです!あの人が…すいません、まだ名前を聞いてませんでした」
青年は先程の会話を聞いていたようで答えてくれた
「ん?俺か?俺はリュートって言うんだよろしくな」
リュートがウィンクするとメル、ミル、タイタンは驚いた表情をした
「ちょ、ちょっと来て!皆は先に食堂に向かってて!」
「はいです!」
メルはリュートとミルとタイタンを連れて部屋に戻る
「さて、リュートさん?貴方は私達に何と言いましたか?」
「ん?あぁ、それは…あっ!」
リュートが驚いた表情を作るとメルはリュートに言い寄る
「さてさて、貴方は何かを知っているようですね~?」
メルが殺気を放ちながらリュートに言い寄る
「さ、さぁ、何の事だか分からないなぁ」
リュートはメル達の目を見ずに言う
「メルちゃん、この人がリュートだとは限らないわよ?」
(よし!ミルは俺の事をリュートとは思っていないみたいだ)
リュートは心の中でホッと落ち着いた
「で?つまりリュートさんはリュートじゃ無いって事?」
「えぇ」
ミルが頷くとリュートは完全に安心して嘘をつくことにした
「君達が一体何の話をしているのか分からないが俺は朝飯を食いに行きたいんだが」
リュートがそう言うとメル達は「あっ!」と言いリュートを連れて食堂に向かった
「リューくん!今日の朝ごはんはね~なんと昨日リューくんが作ってくれた物でした~!」
エノンが楽しそうにリュートに見せる
「わー!美味しそー!」
タイタンは目をキラキラさせながら食べようとしている
「これは私のだよ!君は自分で貰ってきて!」
エノンは見事にタイタンからご飯を守り抜いた
「「「「いただきます!」」」」
リュート達は一斉にパクリと食べる
「っ!?お、美味し~!」
「ふぇ~、こんなに美味しいの食べたの初めてだよ~」
「美味しいよ~」
3人共あのご飯を気に入った様だ
「「「ご馳走さま!」」」
メル達が食べ終わった時にはもう皆食べ終わっていた
「じゃあ今日はちょっと用事があるから」
「じゃあね~!ルクス君!」
「さよならです!」
リュートがエノンを連れて宿を出るのを見送るとメル達も今日何をするか相談し合った
「私とハルはこれから図書館に行くけどあなた達はどうするの?」
「俺は特に用事もない」
ナタが最初に答えると後から他の連中も答える
「俺はルクスと一緒に行動するよ」
「私もルクスと一緒に行くわ」
「私はまだ何も考えて無いわ」
「僕は美味しい物を沢山食べたい!」
「ぼ、僕も食べたいです!」
「じゃあ私とハルは図書館で治療法探し、ルクス一家とタイタンは食べ歩いて情報集め、ミルとナタはね~…う~ん、あっ!石像を探してきて!」
メルがそう言うとミルとタイタンは首を縦に振ったが他の人は首を傾げている
「石像って、何でも良いのか?」
「治療法って何のです?」
こんな事を聞かれ、メルはまだ何も話していない事を思い出し説明した
「そんな事があったんですねです」
「悪い事を聞いたな」
ルクスとナタが言うと後は誰も話さなかったのでそのまま解散し、各々の行動をする事になった
「あいつら、別れるようです。今のうちに殺りますか?」
「ザザッ…いいや、もう少し様子を見よう」
「了解」
人混みに紛れてメル達を観察しているフードを被った女は耳に手を当て一人言を言っているように見える
女は手を離すと3人に分身しそれぞれの後を追う
「あれ?君って隣だったんだ~!」
空色の髪の幼女が隣の部屋から出てきてルクスに近づく
「あっ、は、はいです!」
幼女とルクスが手を繋ぐと欠伸をしながら赤い髪の青年が出てきた
「ふぁー、エノンどうした?って昨日の子じゃないか」
「昨日は美味しかったです」
ルクスは青年にお辞儀をする
「家の子がお世話になりました」
「いや、エノンにも同年代の友達が出来て嬉しいですよ」
エノンが昨日の事を話している
「昨日のあのご飯美味しかったねー!」
「はいです~」
2人は思いだしよだれをたらしている
「じゃあ、昨日のご飯はこの人が作ったの~?」
タイタンがルクスに言い寄る
「は、はいです!あの人が…すいません、まだ名前を聞いてませんでした」
青年は先程の会話を聞いていたようで答えてくれた
「ん?俺か?俺はリュートって言うんだよろしくな」
リュートがウィンクするとメル、ミル、タイタンは驚いた表情をした
「ちょ、ちょっと来て!皆は先に食堂に向かってて!」
「はいです!」
メルはリュートとミルとタイタンを連れて部屋に戻る
「さて、リュートさん?貴方は私達に何と言いましたか?」
「ん?あぁ、それは…あっ!」
リュートが驚いた表情を作るとメルはリュートに言い寄る
「さてさて、貴方は何かを知っているようですね~?」
メルが殺気を放ちながらリュートに言い寄る
「さ、さぁ、何の事だか分からないなぁ」
リュートはメル達の目を見ずに言う
「メルちゃん、この人がリュートだとは限らないわよ?」
(よし!ミルは俺の事をリュートとは思っていないみたいだ)
リュートは心の中でホッと落ち着いた
「で?つまりリュートさんはリュートじゃ無いって事?」
「えぇ」
ミルが頷くとリュートは完全に安心して嘘をつくことにした
「君達が一体何の話をしているのか分からないが俺は朝飯を食いに行きたいんだが」
リュートがそう言うとメル達は「あっ!」と言いリュートを連れて食堂に向かった
「リューくん!今日の朝ごはんはね~なんと昨日リューくんが作ってくれた物でした~!」
エノンが楽しそうにリュートに見せる
「わー!美味しそー!」
タイタンは目をキラキラさせながら食べようとしている
「これは私のだよ!君は自分で貰ってきて!」
エノンは見事にタイタンからご飯を守り抜いた
「「「「いただきます!」」」」
リュート達は一斉にパクリと食べる
「っ!?お、美味し~!」
「ふぇ~、こんなに美味しいの食べたの初めてだよ~」
「美味しいよ~」
3人共あのご飯を気に入った様だ
「「「ご馳走さま!」」」
メル達が食べ終わった時にはもう皆食べ終わっていた
「じゃあ今日はちょっと用事があるから」
「じゃあね~!ルクス君!」
「さよならです!」
リュートがエノンを連れて宿を出るのを見送るとメル達も今日何をするか相談し合った
「私とハルはこれから図書館に行くけどあなた達はどうするの?」
「俺は特に用事もない」
ナタが最初に答えると後から他の連中も答える
「俺はルクスと一緒に行動するよ」
「私もルクスと一緒に行くわ」
「私はまだ何も考えて無いわ」
「僕は美味しい物を沢山食べたい!」
「ぼ、僕も食べたいです!」
「じゃあ私とハルは図書館で治療法探し、ルクス一家とタイタンは食べ歩いて情報集め、ミルとナタはね~…う~ん、あっ!石像を探してきて!」
メルがそう言うとミルとタイタンは首を縦に振ったが他の人は首を傾げている
「石像って、何でも良いのか?」
「治療法って何のです?」
こんな事を聞かれ、メルはまだ何も話していない事を思い出し説明した
「そんな事があったんですねです」
「悪い事を聞いたな」
ルクスとナタが言うと後は誰も話さなかったのでそのまま解散し、各々の行動をする事になった
「あいつら、別れるようです。今のうちに殺りますか?」
「ザザッ…いいや、もう少し様子を見よう」
「了解」
人混みに紛れてメル達を観察しているフードを被った女は耳に手を当て一人言を言っているように見える
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