ゴッドクエスト

紅蓮の焔

文字の大きさ
上 下
41 / 242
6章 石化の治療法と石像の在処

39話次の町アートベットへ

しおりを挟む
[著者のコメント]
今回の章は物凄く長いです。はい





リュートの火山で一年を過ごしレインとメイトがいなくなった悲しみが少し薄れてきた
あの日の次の日リュートはレインの石像を取りに行ったが見付からなくその日は諦めたが約1ヶ月探しても無かったので先に石化を解く方法を探す事にした
その時はまだメル達の心は癒えておらずずっと部屋の隅で俯いていたがついにこの一年で少し元気になったのだがやはり前より元気がない様子
「おはようリュート」
メルはリュートにおはようと挨拶し火山の外に食べ物を取りに行った
何時もはリュートが取りに行っていたのだがこの一週間はメルが取りに行っている
リュートは武器を造るために鍛冶場へ向かうミルとタイタンはまだ寝ている

メルはタイタンにグランと代わらないのかと聞くとタイタンは
「お兄ちゃんと今代わったらお兄ちゃんが悲しむと思って代わってないの」
タイタンはメルに笑いながら言った

リュートはハンマーを握り武器の形を形成するその武器は…刀だった
その刀は青く透き通った刀身に柄は青く魔力を通しやすくするためのミスリルが柄の先端から刃の先まで少量混ぜ込まれている
そしてもう1つ似ている刀がリュートの隣にあるがこっちの刀は刀身が紅く光に反射すると少し黒みが掛かっている事が分かる
こちらの刀は柄は紅く鍔の所に布が少し巻いてある。この布はちょっとやそっとじゃ解けなかったそしてこの紅い刀はモンスターの血を吸い切れ味が増していく妖刀だった
なぜこんな物が出来たのかリュート自身も不思議だった
そして青い方が完成した所でメルが帰ってきた
「ただいま」
メルは両手に木の実を一杯持って帰ってきた
「今日は大量だな」
リュートがメルに微笑むとメルも微笑む…が何処か作り物の顔の様だった
部屋に戻るとミル達が起きる
「「おはよー」」
「おはよー!二人も早く食べてね」
そう言うとメルはテーブルの上に木の実を置く
「「「「頂きます!」」」」
皆、一言も話さず食べ終わった
「そうそう、今日でお前らに行って貰う所がある」
リュートがメル達に言うとメル達は「何処?」とリュートに聞く
「昨日、武器の性能を確かめるために森に行ったら人が複数居たんだ!だから近くに町があるって事だ。お前らにはこれからそこに行って貰う!」
リュートは明る気に話すが内心は余り明るくない
「じゃあ何でリュートは行かないの?」
「俺が竜人だからだ。種族が違うと色々厄介な事が起こるかも知れないからな」
リュートはメルに説明するとメルは納得しミル達と一緒に準備しているその時にリュートはメル達に武器を渡す
メルには魔石が埋め込まれたミスリルの杖を渡す。この杖の先端を敵に向け魔力を込めると魔法弾を放てる。しかし、魔法を詠唱しながらだと普通に魔法を放てる
ミルにはミスリルの剣を渡す
この剣は魔力を込めると刃零れしない様に出来ている
タイタンにはナイフとペンダントを渡す
このペンダントは姿を変えれる効果があるこの効果はこのペンダントを外すまで消えない
ナイフはグランの持っていたナイフを鉄から鋼のナイフへと変えた
そして、メル達は鞄に金を入れ出発する
「気を付けろよ~!」
リュートは手を振りメル達を見送る。そしてメル達が見えなくなると手を振るのを止めた
「さて、久し振りにやろうか」
リュートは延びをしてから武器を取りに火山へ戻った

メル達は森の中を少しスキップして進んでいた
(お兄ちゃんが助かるかも!やったーー!)
メルは内心物凄くウキウキしているが顔ではまだ暗い表情をしているつもりだが、スキップしていたのでとても暗そうには見えない。それはミルも同じでレインが助かるかもと言う思いで頭の中が一杯だった
3人が出発してから約一時間が立つと町が見えてきた
そして町の入り口を探し見つけるとそこには長い行列が有った。行列の最後尾を探し並んだ
それから10分立つとやっと門番が見えてきたそして2分位するとメル達の番になった
「はい!ギルドカードを提示するか銀貨10枚です!」
門番は元気よく言うと3人ともギルドカードを見せた
「あれ?これ、男の子のだよ?」
タイタンのギルドカードを見た門番は不思議な顔を浮かべる
ギルドカードは男性用と女性用で形が少し違う
男性用は少し左に大きくて女性用は右側に少し大きい
「このままだと騎士を呼ぶことになるけど…」
門番がそう言うとタイタンは焦った
「わわっ!待って待って!」
タイタンはそう言い門番を止める
そして、グランと代わりグランに記憶を共有させ状況を理解させる
「すいません僕、男ですが」
グランがそう言うと門番はグランの方を見て驚いていた
「あれ?さっきの女の子は?」
「女の子って僕は男ですよ?」
グランがそう言うと門番は困った顔をしたが
「別にいっか!ようこそ!アートベットへ!」
門番は笑顔で通してくれた
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい

白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。 私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。 「あの人、私が

ああ、もういらないのね

志位斗 茂家波
ファンタジー
……ある国で起きた、婚約破棄。 それは重要性を理解していなかったがゆえに起きた悲劇の始まりでもあった。 だけど、もうその事を理解しても遅い…‥‥ たまにやりたくなる短編。興味があればぜひどうぞ。

なんだろう、婚約破棄の件、対等な報復を受けてもらってもいいですか?

みかみかん
恋愛
父に呼び出されて行くと、妹と婚約者。互いの両親がいた。そして、告げられる。婚約破棄。

【完結】ハッピーエンドのその後は・・・?

夜船 紡
恋愛
婚約者のいるアイザックに惹かれ、秘密の愛を育んでいたクリスティーヌ。 ある日、アイザックはクリスティーヌと生きることを決意し、婚約者であるイザベラに婚約破棄を叩きつけた。 障害がなくなった2人は結婚し、ハッピーエンド。 これは、ハッピーエンドの後の10年後の話。 物語の終わりが本当に幸せなのだという保証は、どこにもない。

(完)私を捨てるですって? ウィンザー候爵家を立て直したのは私ですよ?

青空一夏
恋愛
私はエリザベート・ウィンザー侯爵夫人。愛する夫の事業が失敗して意気消沈している夫を支える為に奮闘したわ。 私は実は転生者。だから、前世の実家での知識をもとに頑張ってみたの。お陰で儲かる事業に立て直すことができた。 ところが夫は私に言ったわ。 「君の役目は終わったよ」って。 私は・・・・・・ 異世界中世ヨーロッパ風ですが、日本と同じような食材あり。調味料も日本とほぼ似ているようなものあり。コメディのゆるふわ設定。

僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?

闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。 しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。 幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。 お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。 しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。 『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』 さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。 〈念の為〉 稚拙→ちせつ 愚父→ぐふ ⚠︎注意⚠︎ 不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。

(完結)私は家政婦だったのですか?(全5話)

青空一夏
恋愛
夫の母親を5年介護していた私に子供はいない。お義母様が亡くなってすぐに夫に告げられた言葉は「わたしには6歳になる子供がいるんだよ。だから離婚してくれ」だった。 ありがちなテーマをさくっと書きたくて、短いお話しにしてみました。 さくっと因果応報物語です。ショートショートの全5話。1話ごとの字数には偏りがあります。3話目が多分1番長いかも。 青空異世界のゆるふわ設定ご都合主義です。現代的表現や現代的感覚、現代的機器など出てくる場合あります。貴族がいるヨーロッパ風の社会ですが、作者独自の世界です。

生贄にされた先は、エロエロ神世界

雑煮
恋愛
村の習慣で50年に一度の生贄にされた少女。だが、少女を待っていたのはしではなくどエロい使命だった。

処理中です...