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第三章
二十二話
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「お前、何怒ってんだよ」
何を怒ってるだとぉ?
そりゃあ腹も立つさ。
「私にあんな魔法をかけようとするなんてっ」
「あん時は、ちゃんと阻害できてたじゃねぇか」
「そういうこと言ってんじゃなくてねっ!」
あんたのそういった行動を起こす、精神構造が意味不明だって言ってるんだよ……と、直接伝えたところで、こいつには通用しないんだろうなぁ。
私ももう……色々と諦めておりますよ。
それにしても、何であんな凄そうなリオの魔法が、私にうまく阻害できたのだろう?
だって、リオの力は絶対的に規格外なはず。
仮にあの時のリオが、多少は手を抜いていたとしても……私の力で、そう簡単に敵うとは到底思えない。
騎士団員たちは今、リオが拘束した猿の魔物を持ち帰るため、怪我人を治療したり、隊の体制を立て直ししているところだ。
そして私たちは、騎士たちの邪魔にならぬよう、彼らから少し離れた場所に移動し、時間をつぶしている最中である。
とは言っても、森の中を無駄にウロウロしているだけだが。
「俺、お前にさ、ちょっと試してほしいことがあんだよな」
「え……何?」
リオが改まって……私にお願いをしてきた。
一体なんだろう?
エロいことだったら嫌だな。
シュウカンお兄様もまだ近くにいるわけだし。
「昨日、変身してた時みてーに、俺から魔力を吸収してみてくれねぇ?」
「え~……この姿の私に、そんなことできるのかな」
「物は試しで……まー頼むわ」
私は頷くと、あの香桜の姿でリオに触れた時の感覚を意識しながら、彼の手をそっと掴んだ。
すると、スゥとした心地よいリオの魔力が、体の中へすんなりと入ってくる。
(このリオの魔力……なんか体が休まる)
「体の魔素そのものを抜かれた……やっぱりな。お前がナターリアに選ばれた理由って、この潜在能力か」
「そういえば、昨日も魔素に反応したって言ってたね」
実は私もナターリアのそれは思ってたんだけどね。
しかし、香桜の時の力が、このソアの姿でも使えたのには驚きだ。
なんとなく、コツを覚えたのだろうか?
それとも別の何かがキッカケで能力が目覚めたとか?
ちょうど、高レベルなドラゴンくんをテイムしたばかりの時だったし。
「その力で、あの猿の魔素も抜けないか?」
「試してみても良いけど……変異猿さんは騎士団に渡しちゃったでしょ? 今、私が吸収したら、リオの魔力が原因ってバレちゃわない?」
「そこは言わなきゃ分かんねぇだろ。女神から授かった力とでも、適当に言っとけば……たぶん」
えぇ……良いのかなぁ。
まぁ、兄たちのいる所へ戻った時に、事情を説明して挑戦してみるか。
「ところで……ソア、お前さっき兄貴に抱きついてなかったか?」
「えっ……えっと……」
ひぇ、まさかあれをリオに見られてた?!
リオにバレないように、こっそりと木の陰で甘えてたつもりだったんだけど……。
でも、会話は聞かれて困るようなことは何もなかったはずだ……うん。
「俺が団員に賞賛受けてた頃、二人で腕も組んでただろ?」
「ま、まあね? 兄妹の抱擁ってやつ?」
私はしどろもどろになりながら、目を逸らして答えた。
まさか、セグレット様の時みたいに、兄のことも怒られる?!
「まー兄妹で仲良いのは結構だが……それ、俺には無いの?」
「へ?」
「つーかお前、俺に普段そんなことしたこと無くねぇ?」
あれ? そうだっけ?
……そうだったか。
「確かにあまりしないけど、自分から抱きついたことはちゃんとあるよ? 前に森で衰弱してリオに助けられた後とか、初めて……した時のちょっと前とかにさ」
うん、ゼロではない。ゼロでは。
なんだか想像してたリオの反応とは、違う方向に行っている気がするけど、変に怒られるとかじゃなくて良かった。
「全然足りねぇ……つか、それ結婚してから一度もねーってことじゃねぇか。とりあえず、今ここで俺にも抱きつけ」
「え~……ここで?」
「そ。ほら、早く」
リオはそう言って、両手を広げて待っている。
なんだ、この絵面……リオがやるとめっちゃカッコよくて、思わず赤面しちゃうじゃないか。
私は少しドキドキしながら、促されるがままにリオをぎゅうっと自分から抱きしめた。
それに対して、リオもしっかりと抱き返してくれる。
(リオの腕の中、温かい……気持ちいい)
「リオ好き……」
しばらくの抱擁のあと、私はリオの胸に顔を埋めながら、そうつぶやいた。
言った瞬間、リオの体が少しだけ強張った気がしたが、私は特に意識せずゆっくりと顔を上げる。
「ねぇ……あとは腕を組んで、一緒に歩けばいいの?」
「あ? あぁ……いや、ちょっと待て」
「?」
リオはさっきから動かず、固まったままだ。
どうかしたのだろうか。
「悪りぃ……勃った」
「は?」
「ソア……魔素みてぇに、こっちも抜いて」
リオはそう言うと、掴んだ私の手をリオの主張した部分に擦り付けた。
私は咄嗟に空いている方の手で、リオの鳩尾に一発お見舞いする。
そして一人で兄たちのいるところへと向かった。
こうやって場所もわきまえず、リオはすぐにそっちの方面へと行っちゃうから、簡単にスキンシップしたくないんだってことに気づけー! と、憤りながら。
何を怒ってるだとぉ?
そりゃあ腹も立つさ。
「私にあんな魔法をかけようとするなんてっ」
「あん時は、ちゃんと阻害できてたじゃねぇか」
「そういうこと言ってんじゃなくてねっ!」
あんたのそういった行動を起こす、精神構造が意味不明だって言ってるんだよ……と、直接伝えたところで、こいつには通用しないんだろうなぁ。
私ももう……色々と諦めておりますよ。
それにしても、何であんな凄そうなリオの魔法が、私にうまく阻害できたのだろう?
だって、リオの力は絶対的に規格外なはず。
仮にあの時のリオが、多少は手を抜いていたとしても……私の力で、そう簡単に敵うとは到底思えない。
騎士団員たちは今、リオが拘束した猿の魔物を持ち帰るため、怪我人を治療したり、隊の体制を立て直ししているところだ。
そして私たちは、騎士たちの邪魔にならぬよう、彼らから少し離れた場所に移動し、時間をつぶしている最中である。
とは言っても、森の中を無駄にウロウロしているだけだが。
「俺、お前にさ、ちょっと試してほしいことがあんだよな」
「え……何?」
リオが改まって……私にお願いをしてきた。
一体なんだろう?
エロいことだったら嫌だな。
シュウカンお兄様もまだ近くにいるわけだし。
「昨日、変身してた時みてーに、俺から魔力を吸収してみてくれねぇ?」
「え~……この姿の私に、そんなことできるのかな」
「物は試しで……まー頼むわ」
私は頷くと、あの香桜の姿でリオに触れた時の感覚を意識しながら、彼の手をそっと掴んだ。
すると、スゥとした心地よいリオの魔力が、体の中へすんなりと入ってくる。
(このリオの魔力……なんか体が休まる)
「体の魔素そのものを抜かれた……やっぱりな。お前がナターリアに選ばれた理由って、この潜在能力か」
「そういえば、昨日も魔素に反応したって言ってたね」
実は私もナターリアのそれは思ってたんだけどね。
しかし、香桜の時の力が、このソアの姿でも使えたのには驚きだ。
なんとなく、コツを覚えたのだろうか?
それとも別の何かがキッカケで能力が目覚めたとか?
ちょうど、高レベルなドラゴンくんをテイムしたばかりの時だったし。
「その力で、あの猿の魔素も抜けないか?」
「試してみても良いけど……変異猿さんは騎士団に渡しちゃったでしょ? 今、私が吸収したら、リオの魔力が原因ってバレちゃわない?」
「そこは言わなきゃ分かんねぇだろ。女神から授かった力とでも、適当に言っとけば……たぶん」
えぇ……良いのかなぁ。
まぁ、兄たちのいる所へ戻った時に、事情を説明して挑戦してみるか。
「ところで……ソア、お前さっき兄貴に抱きついてなかったか?」
「えっ……えっと……」
ひぇ、まさかあれをリオに見られてた?!
リオにバレないように、こっそりと木の陰で甘えてたつもりだったんだけど……。
でも、会話は聞かれて困るようなことは何もなかったはずだ……うん。
「俺が団員に賞賛受けてた頃、二人で腕も組んでただろ?」
「ま、まあね? 兄妹の抱擁ってやつ?」
私はしどろもどろになりながら、目を逸らして答えた。
まさか、セグレット様の時みたいに、兄のことも怒られる?!
「まー兄妹で仲良いのは結構だが……それ、俺には無いの?」
「へ?」
「つーかお前、俺に普段そんなことしたこと無くねぇ?」
あれ? そうだっけ?
……そうだったか。
「確かにあまりしないけど、自分から抱きついたことはちゃんとあるよ? 前に森で衰弱してリオに助けられた後とか、初めて……した時のちょっと前とかにさ」
うん、ゼロではない。ゼロでは。
なんだか想像してたリオの反応とは、違う方向に行っている気がするけど、変に怒られるとかじゃなくて良かった。
「全然足りねぇ……つか、それ結婚してから一度もねーってことじゃねぇか。とりあえず、今ここで俺にも抱きつけ」
「え~……ここで?」
「そ。ほら、早く」
リオはそう言って、両手を広げて待っている。
なんだ、この絵面……リオがやるとめっちゃカッコよくて、思わず赤面しちゃうじゃないか。
私は少しドキドキしながら、促されるがままにリオをぎゅうっと自分から抱きしめた。
それに対して、リオもしっかりと抱き返してくれる。
(リオの腕の中、温かい……気持ちいい)
「リオ好き……」
しばらくの抱擁のあと、私はリオの胸に顔を埋めながら、そうつぶやいた。
言った瞬間、リオの体が少しだけ強張った気がしたが、私は特に意識せずゆっくりと顔を上げる。
「ねぇ……あとは腕を組んで、一緒に歩けばいいの?」
「あ? あぁ……いや、ちょっと待て」
「?」
リオはさっきから動かず、固まったままだ。
どうかしたのだろうか。
「悪りぃ……勃った」
「は?」
「ソア……魔素みてぇに、こっちも抜いて」
リオはそう言うと、掴んだ私の手をリオの主張した部分に擦り付けた。
私は咄嗟に空いている方の手で、リオの鳩尾に一発お見舞いする。
そして一人で兄たちのいるところへと向かった。
こうやって場所もわきまえず、リオはすぐにそっちの方面へと行っちゃうから、簡単にスキンシップしたくないんだってことに気づけー! と、憤りながら。
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