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第二章

十二話※

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 泊まっていた宿屋の客室まで戻ると、リオはまだベッドの中にいた。
「……どこ行ってたの?」
「ちょっと外にね」
 リオ、寝起きかな?
 すごく気だるそうだけど……。
「ちっ、せっかく二人で朝の時間を堪能しようと思ってたのに……起こせよな」
「ごめんごめん、あまりにも気持ちよさそうに寝てたからさ」
 でも、私だって帰るのそこまで遅くなってないし、まだ朝は長いよー?
 私は拗ねているリオを慰めようと、そばに近づくと、ぐいっと腕を引っ張られてベッドの方に倒れ込んだ。
「は? へ?」
 びっくりした私は変な声が出たが、気づくとリオに後ろからお尻を掴まれて、スカートを捲られていた。
 ひぇ、なんて格好をさせられているのだ、私は……。

「……外で何してきたの?」
「あ、あんた、一体どこに話しかけて……」
 リオの生暖かい息が、私のアソコにかかる。
(や、そこ……リオの顔……近っ……)
 別に隠すことなんて何もないんだけど、この状態では取り乱さずに伝えることは難しい。
 リオはお尻をさすったり、下着の上から私の敏感なところを軽くなぞった。
 私は体がビクッと反応して、声を漏らさずにはいられない。
 そんなところを弄られたら、何か染みてきてるのがバレてしまう。
「リオ……もう……」
「俺に言えないこと?」
 言えなくしてるのはお前だろうがっ……と、叫びたいところだが、リオは割れ目の周りをぷにぷにと指で押したり、普段あまり触らないところを優しくさすったりするから、その度に体が何かを期待して反応してしまう。

「ド、ドラゴンと念話して……きた」
「あぁ、昨日の。それで?」
「意識は戻ってたけど、まだ動けない……って……」
「えー……よわぁ……」
 あんたが規格外過ぎるのよ。
 いつかリオを簡単に負かせる強敵とか出てくることってあるのかしら。
 まぁ、無理かな……こんな(リオの暴走以外)基本平和な世界じゃ……。
「本当にそれだけ?」
「そ、そう……だよ」
「ふ~ん」
 リオがそう言うと、同時にパラっと布のようなものが落ちた音がした。
 あ、これは……。
 パンツ脱がされましたかね。
「ん? れてる」
「ひゃっ……」
 太ももに流れてきた愛液、それをリオにペロっと舐められたのが分かった。
 そのままその舌が上へ上へと上がってきて……。
「んあっ……」
 リオは私にお尻をさらに突き出させた後、わざと音を立てながら、敏感になってプクっと腫れた突起の部分を舌でこすった。
 刺激に反応して、中から液がどんどん溢れてくる。
 堪らなくなった私が腰を引くと、今度はぐっと強い力で仰向けに寝かされた。
 そして、両方の太ももをリオの手に掴まれ、広げられたままベッドに押さえつけられる。
「んっ、んっ……!」
 その状態から、ペチャペチャと始まる愛撫。
 リオの舌の気持ち良さに、少しずつ何かが込み上げてきた。
(あ、あぁ、こんなの……)
 指よりも刺激は優しい感じだけど、本当にリオに喰べられているみたいで、こちらの恥ずかしさはさらに増すばかりだ。

「はぁ、はぁ、はぁ……」 
 もう何分経った?
 敏感なところをずっと舐められていて、頭の中までぐちゃぐちゃ。
 こういう時、リオはいつも黙ってるから、何を考えているのかよく分からない。
(気持ちいい、気持ちいい……もっと)
 今の私は、頭がぼ~っとしてリオの舌が這う場所のことしか考えられなくなっている。
「リ、リオ……もう……」
「あぁ、イキな?」
「ふっ……んんんっああ!」
 私は気持ち良すぎる絶頂を迎えて、体の全身にビリビリっと電撃が走った。
 余韻がすごくて、痺れたままの体にはまるで力が入らない。

「……挿れるぞ」
「ぅ……ん……」
 正常位の状態で、リオの硬いものがゆっくりと体の中を犯してくる。
「ん、あ……あ……」
 リオのが入ってくる感触を中で感じるたびに、変な声が出てしまって、それを嬉しそうに見ているリオの顔は凄くイヤラしい。
 しばらくして全部入ったのか、リオは繋がったまま私の口にキスをした。
 そして口の中にも舌が入ってきて、この舌でさっきは下を舐められていたのかと思うと、変な興奮を覚える。
 口と膣の中を両方責め立てられて、もう何が何だか分からない。
 強めに腹の奥をつかれると、外を刺激されるのとはまた違った快感に私の頭はとろけた。
 リオが動くたびに私の声が外に漏れる。
「んっ、は……んっ……んっ」
「エロいソア、本当たまらねぇ……」
 顔を赤らめながら、私の上でイヤらしく笑うリオに、ドキッと心臓が高鳴ったのを感じた。
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