隠し村の狐神〜異類婚姻譚〜

みなみ抄花

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最終章

エピローグ

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「そういえば、ベニモモちゃんは元気でしょうか?」
「ああ、それが今の志帆にますます似た見た目になったよ。しかも燈倭とうわと同じ階層に移動したんだ。今までは俺のとこの別部屋にいたんだけどね」

 隠し村を出てから二年以上の月日が経った。
 私は人間側の神主として、八狐神やっこしん神社の元へ……そう、今日が初仕事である。
 ここはシンラたちのいる隠し村と人間界を繋ぐ結界の場……。

「ほら、待ってるよ……みんな」

 私は人間界にいながら、狐神や妖狐たちと関われる道を選んだのだ。
 シンラに手を引かれながら、私は懐かしい顔ぶれの者たちに再会した。

Fin
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