オレ、もしかしてお姫様でした?

ブロークンブレーキ

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鏡の中美少女(自分)☆

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(はーっ、はーっ、はーっ、はーっ)

「んぅっ、……んっ、……ん、んうっ」

 鏡の中では、10歳くらいのエルフの美少女が、全裸で、透き通るような緑の髪を揺らしながら、身体に無数の傷を負った細マッチョな短髪黒髪の少年の上にまたがって、ゆるやかに腰を揺らしていた。

(ぎっ、ぎっ、ぎっ)

「ふあっ、あっ、……あ、ああっ」

 小柄な身体に比べ、挿入されたペニスが大きすぎて、腰を動かす度に、下腹部がその形に膨らみ、少女は、苦しげに蕩けるような吐息を漏らす。

(ぐいっ)

「んいっ」

 少年にリードを引かれて、背中が反り、更に深くペニスが飲み込まれ、少女が悲鳴を上げて悶える。

(もにっ、……むにっ、むにっ)

「ひうっ、……んーっ、んんっ」

 少年の手が伸び、ほんのわずかな膨らみであるけれど、……形の良い微乳を揉めば、少女の脳髄に甘い快感が走って、顔を歪め、……切ない声を漏らす。

「ふっ、……ふっ、……ふっ」

(ぎしっ、ぎしっ、ぎしっ)

「ふぁっ、あっ、あっ、あっ」

 少年が緩やかに、しかし、しっかりと腰を打ち付け始めると、歯型と僅かなアザのついた微乳がリズミカルに揺れて、エルフ少女の嬌声がひときわ高くなっていく。

 そして。

「孕っめっ!」

(ゴスッ、びゅるるるるるるるるるるるるっ!)

「ひうんっ、ひっ!!」

 相変わらず、避妊する気がまったくないどころか、妊娠させる気満々の一撃、膣出し。

「ほら、これでわかったろ?」

 少年-鐵也がトロトロに呆けたエルフ少女-オレの口に指を押し込みながら、諭す。

「オマエは、絶世の美少女で、すっげーエロいロリエルフなんだって」

「ひゃい……」

 ことの始まりは、あまりに遅くなったので、このままラブホに泊まっていくことになって(※母承認済み)、優しい恋人セックスしながら、オレがつい、こんなことをいってしまったことによる。

『いやー、あんま、自分が絶世の美少女……感ってないっていうか』

 そりゃ、見た目が絶世の美少女ってことは、わかるんだけど。

 前にもいったように、自分のことのような気がしないんだよね。

 そんな事を話したら。

 鐵也が不機嫌そうに、静かに、切れた。(何でっ?)

『じゃ、しっかりそう感じられるようにしてやるよ』

 そうして始まったのが、このネチネチ騎乗位セックスだった。

 鐵也体されたオーダーは、一つ。

『オマエの痴態、しっかり見とけ』

 挙句の果てがこの状態である。

 完敗。

 鐵也の指がなぞる度、ペニスで抉られる度、腰を動かす度。

 走る快感、鼓動、艶気、……自分の身体と鏡の中のエロロリエルフ少女が、当然なのだけど、全く同じタイミングで感じて、あえいで、震えて。

 ああ、これが自分なんだって……、さんざん実感させられた。

 うーっ……。

 これが、体験8人のイケメンの底力?

 ……何か悔しい。

「さて……、それじゃ、今度は」

 何ですと?

「ちょっ、わかっ、から……、ちょっと、休ませ……て」

「いや、まだだ、次は、鏡に手をついてのバックしようぜ?」

「あうーっ」

「安心しろって、……次のも優しくしてやるからさ」

 確かに、優しい。

 あれだけガツガツしてた鐵也が、この変わりようは、なんだろう?

 そう思うくらいに。

 でもね。

 でもね。

 優しいといっても……、快感が半端ないん……。

 え、ここに、両手付けばいい……の?

(ずぶずぶずぶっ)

「ひああああっ!!」

 頭、馬鹿、なっちゃう……よおっ。

 ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇

「て~♪ つ~♪ や~♪」

「何だ? ミレイ」

「へへっ、呼んだだけ~♪」

 そんなこんなで更に3セットした所で、就寝となったんだけど。

 私は、全裸の鐵也の上で甘えるように、顔を擦り付けていた。

 何でって?

 楽しいから。

 お互い汗まみれ。

 でも、楽しい、嬉しい。

 私が頬や体を擦り付けて、笑う度に、膣内に鐵也のペニスが震える。

 ん……。

 それが、凄く嬉しい。

「……ごめんね?」

「何がだ?」

「この……、傷。全部、オレのため、なんだよね?」

 鐵也の胸板や、腹筋、脇についた古傷の跡。

 男だったときにも、露天風呂などで、何回から見る機会はあったけれど。

 それが、自分を守るための修行でついたものと聞けば、見え方は全く違ってきていた。

「だからそれは、オレが勝手に……」

「むー」

 まだ、抵抗する鐵也の口に、思い切り背伸びして人差し指で止める。

「……感謝、させてよ。……ね、旦那様?」

 私のためについた傷なんだから、素直に私に感謝されてください。

 そして。

「……、……、……」

(がばっ)

「へっ?」

 いつのまにか、ランランと光る鐵也に組み伏せられたのがその0.1秒後。

「んあああああああああああああああああっ!???」

 0.2秒後、それまで、堪えてた獣性を一心に叩きつけるような激しいセックスが始まった。

 2度、3度、潮吹きした所で、……重なった疲労のせいもあり、オレの意識が飛んで。

 その日は、それで、おしまいとなったのだった。
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