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俺は悪くねえ!
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「あんた、全裸で人の旦那何誘惑してんのよお! その汚いもんを引きちぎられたい」
「まったくなんのことか分からんな。それに俺の玉体に汚れなど一つもない」
「なんですって……!」
全裸で仁王立ちする変態にピンクもさすがに引いている。
なんて奴だ。
NTRの衝撃で狂気に捕らわれたピンクを、それを上回る狂気で鎮静化するとは。
奴はこちらの焦燥をよそに、隠すべき所を隠さずそのまま話を続ける。
ホモが奴に妨害をかけないかと期待するが、変態に対する耐性が低かったようで赤面したまま目を塞ぎ、奴は動かない。
「それに貴様はなんの確証があって、我にそんな事を言っているのだ?」
「これよ。どう読んでも言い逃れは出来ないわよ」
ピンクは懐から俺が作成した偽造文書を取り出すと兄マンティーに渡す。
「確かにそうとしか読めん」
兄マンティーはそれについてそう肯定すると言葉をつづけた。
「だがそれは本当にお前の夫の筆跡か?」
「そんなはったりを抜かしたって確かにこの筆跡は……!? な、何よこれ! よく見たら違うじゃない」
兄マンティーの指摘に、ピンクが偽造文書だと感づいた。
まずい、このままでは奴の断罪が行われず、俺がナイスバディに長時間全裸野郎の映像を見せつけるセクハラ野郎になってしまう。
初デートでそんなの嫌すぎる。
俺は何としてもそれを回避するために、水晶の映像の切り替えに入る。
先頭の右から二番目のボタンを焦ってたのもあって思い切りボタンを押すと、指がボタンを貫き、リモコンを貫通する。
バン!
すると俺の名の中でリモコンは爆発した。
しばらくすると、遠方から「きゃあああ、家の水晶に全裸の国王の姿が」と声が聞こえ、隣にいたセールスマンが懐から端末を取り出した。
「なにそれは本当か!? 大陸全土に映像が……。すぐに対処しろ」
セールスマンは驚きの声を上げて、こちらに顔を向ける。
「大変です! 魔王様。何者かが送受信の魔力回路に損傷を与えられ、この大会の映像が全大陸の水晶に送信される事態になっています」
マジかよ、これそんなにあれだったのかよ。
俺はとりあえず、壊れたリモコンをぶん投げて、しらを切ることにする。
「な、なんですって、それは本当ですか? そういえば先ほどからリモコンが見当たらないような」
「確かにリモコンがありませぬ! きっと不届きものによって盗まれたのでしょう」
セールスマンは辺りを見回して気色ばむと握り拳を作り、苛立ちをあらわにする。
バコーン!
すると破砕音が聞こえ、水晶を見ると、兄マンティーたちのすぐ近くにリモコンの残骸とクレーターが見えた。
兄マンティーはそれを見ると、何かを確信したように目を見開いた。
「偽造文書に、我たちが違和に気付いた瞬間に間を置かずの狙撃。間違いない。これはテロリストによる攻撃だ」
兄マンティーが高らかに宣言すると周囲は目を見開き、俺の隣のセールスマンは机をたたいた。
「魔王様、間違いありませぬ。この者以外にテロリストが会場内に居ます」
セールスマンのその言葉を聞き、バレなかったことに安堵すると、ナイスバディの顔色がさほどよりも悪くなっている事に気付いた。
「まったくなんのことか分からんな。それに俺の玉体に汚れなど一つもない」
「なんですって……!」
全裸で仁王立ちする変態にピンクもさすがに引いている。
なんて奴だ。
NTRの衝撃で狂気に捕らわれたピンクを、それを上回る狂気で鎮静化するとは。
奴はこちらの焦燥をよそに、隠すべき所を隠さずそのまま話を続ける。
ホモが奴に妨害をかけないかと期待するが、変態に対する耐性が低かったようで赤面したまま目を塞ぎ、奴は動かない。
「それに貴様はなんの確証があって、我にそんな事を言っているのだ?」
「これよ。どう読んでも言い逃れは出来ないわよ」
ピンクは懐から俺が作成した偽造文書を取り出すと兄マンティーに渡す。
「確かにそうとしか読めん」
兄マンティーはそれについてそう肯定すると言葉をつづけた。
「だがそれは本当にお前の夫の筆跡か?」
「そんなはったりを抜かしたって確かにこの筆跡は……!? な、何よこれ! よく見たら違うじゃない」
兄マンティーの指摘に、ピンクが偽造文書だと感づいた。
まずい、このままでは奴の断罪が行われず、俺がナイスバディに長時間全裸野郎の映像を見せつけるセクハラ野郎になってしまう。
初デートでそんなの嫌すぎる。
俺は何としてもそれを回避するために、水晶の映像の切り替えに入る。
先頭の右から二番目のボタンを焦ってたのもあって思い切りボタンを押すと、指がボタンを貫き、リモコンを貫通する。
バン!
すると俺の名の中でリモコンは爆発した。
しばらくすると、遠方から「きゃあああ、家の水晶に全裸の国王の姿が」と声が聞こえ、隣にいたセールスマンが懐から端末を取り出した。
「なにそれは本当か!? 大陸全土に映像が……。すぐに対処しろ」
セールスマンは驚きの声を上げて、こちらに顔を向ける。
「大変です! 魔王様。何者かが送受信の魔力回路に損傷を与えられ、この大会の映像が全大陸の水晶に送信される事態になっています」
マジかよ、これそんなにあれだったのかよ。
俺はとりあえず、壊れたリモコンをぶん投げて、しらを切ることにする。
「な、なんですって、それは本当ですか? そういえば先ほどからリモコンが見当たらないような」
「確かにリモコンがありませぬ! きっと不届きものによって盗まれたのでしょう」
セールスマンは辺りを見回して気色ばむと握り拳を作り、苛立ちをあらわにする。
バコーン!
すると破砕音が聞こえ、水晶を見ると、兄マンティーたちのすぐ近くにリモコンの残骸とクレーターが見えた。
兄マンティーはそれを見ると、何かを確信したように目を見開いた。
「偽造文書に、我たちが違和に気付いた瞬間に間を置かずの狙撃。間違いない。これはテロリストによる攻撃だ」
兄マンティーが高らかに宣言すると周囲は目を見開き、俺の隣のセールスマンは机をたたいた。
「魔王様、間違いありませぬ。この者以外にテロリストが会場内に居ます」
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