僕の、、線香花火

ふぅちゃ

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7月20日 晴れ

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7月20日 晴れ

俺は朝飛び起きた!!
思い出せないが、嫌な夢を見た気がした。
汗をびっしょりかいている、、、
暑いせいか、
ベッドから起き上がり、
今日は朝ごはんを食べる元気がない、、

    {いってきます、、。}

学校に向かって歩きだした。

前にメグミが歩いているのが見えたので、声をかける事にした、
友達と話しをして、嫌な気分を吹っ飛ばしたかった。

    {メグミ~おはよう}

    {アキラくん、おはよう
     なんか顔色悪いね~?
     大丈夫?}

メグミはいつも、俺達の何気ない変化に良く気づく。

    {なんか嫌な夢を見たんだ、
     まったく思い出せないけど}

    {そうなんだ、でも
     夢は夢なんだから!
     あまり気にしない方が良い
     ょ}

メグミに話しをした事で少し
気持ちが楽になった。その時、、
後ろからバタバタ~っ!!振り返ると
マヤが猛ダッシュで突っ込んでくるっ

    {もーアキラ!!今日いつもよ
     り早いやんっ!!
     マヤさんは疲れたよっ}

    {マヤ、おはよっ}

マヤさん!朝から疲れるくらいの
猛ダッシュはしなくて良いと思うが、、

    {あっ!メグミオハヨー}

    {マヤちゃん、おはよう
     朝一猛ダッシュはしなくて良
     いんじゃない??}

メグミくん!それは直接言ったらおしまいだよっ、、マヤが可哀想やん、、、
ぷっぷっぷっ笑

    {えー毎朝みんなと学校行きた
     いもんっ!}

    {マヤちゃんは可愛いね
     私もマヤちゃんみたいに
     素直にならないとだね}

なぬ!!マヤが素直だと、、、
メグミくん、君のが素直な気はするんだが、今は俺が発言しない方が良さそうなので、黙っておく。

俺達3人は学校に向かい歩いていると

    {あれ?学校の近くで煙上がっ
     てるやん!}

    {あーあれ!?多分焼却炉の煙
     じゃないかなぁ?だいたい毎
     朝出てるで!}

マヤが答えてくれた。

    {ナオトが燃やしてくれてると
     思うと、感謝やな、}

    {そぅだね}

俺達は教室に着いた、ナオトがいつもの様に俺達を待っていた。

    {おー!諸君、待ってたでー}

ナオトは今日も元気だ。
1時間目のチャイムが鳴り、俺達は授業を受けた。

お昼休みになったので、今日は4人で屋上でご飯を食べる事にした、

屋上はフェンスもないので普段は立ち入り禁止なのだが!
俺達は良く4人で屋上に行き、
ご飯を食べたり、放課後もしゃべっている。

     {やっぱり暑いね~}

     {夏本番が近づいてる感じや
      なぁ}

     {なぁぁぁツゥぅぅ~}

     {ナオトくん、うるさいよ}

みんなが適当にしゃべっている、
この感じが好きだっ。

お昼ご飯を食べ終わった俺達は、
夏休みの計画を立てていた。

     {やっぱり花火大会は、
      4人で行くしかないよね}
 
     {おー!俺、初めての花火大
      会や!!めっちゃ楽しみ}

     {そぅだね!私もマヤちゃん
      の意見に賛成だよ。}

     {8月10日やったよな?
      俺も4人なら良いよ。}

みんなマヤの計画に賛成した。

     {そぅと決まれば、
      今日さぁ!浴衣と甚平買い
      に行かない??隣町に!
      花火大会でみんな着よっ}

     {アリやなぁ!行こ行こ}

     {うんっ}

     {わり~!俺、、今日は
      予定が入ってるねん、、
      アキラ!俺の甚平買っとい
      て、ごめんやけど}

予定があるなら、仕方ないと思った俺は

     {そかぁ!なら
      ナオトのん買っとくわな}

     {残念だけど仕方ないね
      私達がナオトに似合う甚平
      買っとくね}

俺もマヤも、急に言った事だから
あまり追求しなかったが、、

     {ナオトくん、
      予定って何??}

     {どこかに行くの?}

メグミがナオトに聞くと、

     {いや!今日は、、、
      家の掃除をするねん、、}

     {そっか。なら仕方ないね
      頑張ってね、甚平選んどく
      ね}

放課後になったので、俺達3人は隣町まで行く事にした。

     {あっちまで行くん久々やわ
      ぁ、なんか楽しいね、
      アキラ、両手に華やん}

マヤが笑顔で言ってくるので、
俺は素直に。

     {ほんまに、両手に華やな、
      隣町の男子が見たら、
      マヤの性格まではわからん
      から、羨ましがるやろな}

     {なんなんっ、私の性格が
      アカンって事かぁぁぁ!}

などと、笑いながら向かっていると、
隣町の服屋に到着した。

まず、マヤとメグミの浴衣を探す、
マヤは白ベースに爽やかなブルーの入った浴衣に決まり、メグミは白ベースの
赤色の花柄の浴衣になった。

次は俺とナオトの甚平を見ていると、
マヤが選び、俺の甚平は、紺色の落ち着いた感じのに決定された!

ナオトの甚平はメグミが持ってきた、
黒ベースの肩に白いヒモやらラインの入った甚平に決まったのだ。

それぞれ、気に入った物があり満足しながら、帰る途中。

横に歩いている、不良っぽい男3人組が
大きな声で!

     {アイツ電話にもで~へん
      わ!急に俺をふっといて腹
      立つわぁ!しかも、理由が
      他に好きな奴ができたんや
      って!}

リーダーぽい奴が話していて、
横にいる男が聞いている。

     {好きな奴って、誰なんす
      か?どんな奴なんすか?
      そいつ見つけてシバキまし
      ょや!}

     {誰かわからんねや!
      話しによると、
      茶髪のイケメンって感じや
      けどなぁ、、
      電話くらい出ろやっ!
      最近家に帰ってる感じもな
      いし、俺も茶髪にしよかな
      ぁ?}

不良くん、大変だな!君が茶髪にしても
あまり変わらない様な気がするが、
お互い頑張ろうな。

などと思って聞いていたが、
メグミの目つきが、、異常に冷めた感じに俺には見えた、、、。

ようやく地元に帰ってきた俺達は、

夏の暑さが少し柔らかい夕方、
明日も暑い1日になるのを覚悟しながら
帰宅した。
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