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七話「ヤンデレな弟に犯されて」※※※
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「あっ、あっ! はぁ、あぁ…! くっ…!」
「ああ、お兄様! お兄様の中は暖かい、お兄様のアナルが僕のペニスをくわえて放さない!」
フィンリーが腰を打ち付けるたびに、接続部分がジュボジュボと卑猥な音を立てる。
足をめいっぱい広げられ、内側に折り曲げられ、アナルを指で解かされた後、男根を突っ込まれた。
肥大した陰茎を見て「いやいや……!」と首を横に振る俺を見て、弟は「お兄様、可愛い」と言って笑い、中にぶちこみやがった。
尻の穴が破れるんじゃないかと思うほど痛かった。
中出しはやめてくれ! と泣いて頼んだが聞き入れてもらえず、中に出された。体位を変えて抱かれ、現在三回戦目だ。
四つん這いにさせられ、尻だけ高くあげさせられ中を突かれている。
「はっ、あっ! やっ、ふぁ! ああっ…! いっ! そこっ、好き……!」
「僕もお兄様が大好きです!」
いいところを突かれ、そこを突かれるのが好きと言ったのであって、弟を好きと言った訳ではない。
弟はついさっきまで童貞だったとは思えないほどのテクニシャンで、気持ちいいところを突かれ、メロメロにされている。
くそ、兄貴としての威厳はどこにいった!?
もう少しでいきそうなところで弟が腰の動きを止めた。
俺は首だけ振り返る。
「あっ、なんで……止める……の?」
早くあの振動がほしい、おっきな逸物で突いてほしい。
俺の理性はとっくの昔に消えていた。
「僕のペニスがほしいですかお兄様? ならおねだりてください。中を突いて気持ちよくしてって」
「ァっ…、はぁ……! 中を突いて……気持ち、よくちてっ……!」
屈辱的なセリフを言わせれていることにも気づかないほど、弟のちんこにとろんとろんにされていた。
「僕の子種を中にいっぱい注いでほしいと」
「ひゃっ……アアっ、ん! フィンリーの、子種……いっぱい、ちょうだい……!!」
俺の言葉を聞いてフィンリーがニコリと笑う。
「望み通りにしてあげますよ、お兄様!」
弟が腰の動きを再開させ、最奥をズンズン突く。
「はぁ……はぁぁッ! ふぁ! あっ、ぁン! それ、それがほしかったの! ひゃ、ああん!」
ほしかった刺激が得られ、俺は腰をくねらせ快楽を受け入れる。
「お兄様は淫乱ですね」
「あっ、あっ! ひぁっ! ぁあっ! はぁ、うっ! 淫……乱でも、いいっ! フィン……リーのほしい!」
中をズンズン突かれ、接合部分がびしゅびしゅと音を立て、耳を犯す。
「ふぁああああっ……!!」
気持ちいいところを突かれ、俺は達し。
俺のおちんちんがビュービューと白濁した液を散らす。
「お兄様、締付けが……くっ!」
フィンリーも俺の中で達した。
フィンリーの子種が中にどぴゅっどぴゅっと注がれる。
くたりとベッドに突っ付すオレを、フィンリーが後ろから抱きしめる。
いったばかりの俺のおちんちんを包み込み、耳たぶをなめる。
「お兄様、知ってますか?」
「なぁに……?」
いったばかりなので思考が回復しておらず、かわいい返事になってしまった。
「子種を入れてほしいか? と尋ね、相手の了承を得られると、男同士でも相手を孕ませることができるんですよ」
弟が耳元でとんでもない言葉をささやく。
隣国の皇太子が男の俺に求婚してきたのは、男同士でも妊娠できるからなのか、そうなのか、それは知らなかった……じゃなぁ~~い!
なんてことしてくれるんだよ弟!
男同士でしかも兄弟でセックスした揚げ句妊娠なんて!
「フィンリーと俺の子ができるの? わぁーい!」
俺の意識は性行為の余韻でまだおかしなままだった。
絶対にフィンリーに何か変な薬を飲まされた!
でなければフィンリーの唾液や精液には相手をアホにする……いや思考をおかしくする成分が混ざっているに違いない!
「これで跡継ぎの心配はなくなりました、末永く二人で幸せに暮らしましょう」
頭だけ振り向かされ、唇にチュッとキスされた。
脳みそ御花畑なことを言ってるな! と言いたいのに。
「うん、しゅる~~!」
俺の口から、出てきたのは幼児なみの回答だった。
◇◇◇◇◇
かくして俺は、転生前はいなかったヤンデレな弟に幽閉され、部屋から一歩も出られずに残りの一生を過ごした。
「お兄様は僕だけのものですから」
成長した弟が妖艶なほど美しい顔で、笑う。相変わらず目だけ笑ってない。目の温度は氷点下だ。
◇◇◇◇◇
夢の中にいつぞやの少年神が現れた。
「だから言ったでしょ、それが君にとって最善の選択とは限らないと」
俺の顔を見て、少年神がくすりと笑う。
妹を助けるのが目的だったから、それ以上は何も望んでない。これはうそじゃない。
「もう一度やり直しますか?」
妹を助け、弟をヤンデレにしない人生……。
それが可能ならやり直してみたい気もするが……俺は静かに首を横に振った。
エリザベーテは助けられたし、先のことが分かっていても全てを思い通りにできるわけじゃない。
人生をやり直すのは一度で十分だ。
――終わり――
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
最後まで読んでくださりありがとうございます。
少しでも「楽しい」「続きが気になる」と思っていただけましたら、いいねとブックマークで応援いただけると大変励みになります。
どうぞよろしくお願いします!
【書籍化のお知らせ】
この度、下記作品が書籍化されることになりました。
「彼女を愛することはない 王太子に婚約破棄された私の嫁ぎ先は呪われた王兄殿下が暮らす北の森でした」
著者 / まほりろ
イラスト / 晴
販売元 / レジーナブックス
発売日 / 2025年01月31日
販売形態 / 電子書籍、紙の書籍両方
(紙の書籍が全国の書店に行き渡るのは2月4日頃になると思います)
https://www.alphapolis.co.jp/novel/749914798/681592804
こちらもよろしくお願いします。
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「はぁ……はぁぁッ! ふぁ! あっ、ぁン! それ、それがほしかったの! ひゃ、ああん!」
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中をズンズン突かれ、接合部分がびしゅびしゅと音を立て、耳を犯す。
「ふぁああああっ……!!」
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フィンリーの子種が中にどぴゅっどぴゅっと注がれる。
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