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5話「感謝」ざまぁ回・最終話
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「不貞を働いたのはラウ侯爵令息とザックス男爵令嬢でしょう?
一緒にしないでください。
確かに私の初恋はレヴィン様ですが、レヴィン様に思いを伝えたのは、ラウ侯爵令息との婚約を解消してからです。
ラウ侯爵令息との婚約が決まり、時を同じくしてレヴィン様は海外に留学してしまいました。
それ以来私は、レヴィン様への恋心を押し殺してきたのです。
私はこれでもラウ侯爵令息との婚約中は、婚約者を立て、支えようと努力していましたのよ。
ラウ侯爵令息との婚約中に、レヴィン様とお会いしたことも、レヴィン様と連絡を取ったこともありません。
レヴィン様と再会したのは、ラウ侯爵令息との婚約を解消してからです」
私はカスパー様の婚約者だったときは、カスパー様を支えようと努力しました。
カスパー様を調子づかせただけで、徒労に終わりましたけど。
「アリスが他の男と婚約してしまったのが辛くて、逃げるように海外に留学した。
アリスが婚約を解消したと知って帰国したけど、留学したことを後悔しているよ。
ラウ侯爵令息がこんなクズだと分かっていたら、ありとあらゆる手を使って、もっと早い段階で二人の婚約を解消させたのに」
レヴィン様が悔しそうに呟く。
「アリスとカスパーの婚約については、父親である私にも非がある。
ノイマン侯爵家とラウ侯爵家の先代同士の仲が良かったとしても、ラウ侯爵に土下座をして頼まれたとしても、アリスとカスパーを婚約させるべきではなかった」
お父様が悔しそうに呟く。
お父様も私とカスパー様を婚約させたことを後悔しているようです。
「ラウ侯爵家の有責で婚約を破棄し、慰謝料を請求しても良かったんだ。
それを昔からの付き合いに免じて、大目に見てやればつけ上がりおって。
ラウ侯爵家との関係はこれっきりにする」
お父様がそう言ったとき、ラウ侯爵は血の気の引いた顔をしていた。
「ザックス男爵令嬢がアリスにいじめの冤罪をかけた件も、有耶無耶にせず、裁判にかける。
徹底的にザックス男爵家を叩き潰すことにするよ」
そう言ったお父様の目は、怒りに満ちていた。
「ノイマン侯爵、それがいいですね。
この手の輩は優しくするとつけ上がりますからね。
王太子妃になるアリスの名前を傷つけようとした、身のほど知らずの男爵令嬢に目にものを見せてやりましょう」
レヴィン様はそう言ったあと、
「ザックス男爵家の名をこの国から消してやる」
と小さな声でつぶやいた。
ザックス男爵令嬢、今ザックス男爵家が無くなることが決まりましたよ。
ザックス男爵令嬢が私に冤罪をかけたのが分かった時点で、叩いておけば、男爵家は当主交代、男爵令嬢は修道院送りで済んだでしょう。
ですがカスパー様が馬鹿な行動に出た結果、とばっちりを受けて男爵家が断絶することが決まりました。
ザックス男爵家が取り潰されたら、ザックス男爵令嬢は強制労働所送りになるでしょうね。
そうなったとしても全く同情しませんわ。
カスパー様と一緒に仲良く強制労働所で働けば良いと思います。
「ラウ侯爵令息を拘束しろ!
容疑は王族への不敬罪だ!
明日僕とアリスの婚約発表までに何をしでかすか分からないから、ラウ侯爵令息を牢屋に入れておけ。
ラウ侯爵は屋敷まで監視付きで送り届ける。
そのままラウ侯爵家の見張りをしろ。
王家から正式な裁きが下るまで、ラウ侯爵には謹慎してもらう。
ラウ侯爵、異議はないな?」
「……はい」
レヴィン様の問いに、ラウ侯爵は力なく頷きました。
「この二人を連れていけ」
レヴィン様の命を受け、レヴィン様が連れてきた近衛兵がカスパー様を拘束した。
「アリス!
助けてくれ!
アリスーー!!」
近衛兵に連行されながらカスパー様が騒いでいましたが、私は無視しました。
「ラウ侯爵令息を黙らせろ」
レヴィン様の命令を受けた近衛兵がカスパー様に猿轡をした。
カスパー様が近衛兵に連行されたあと、ラウ侯爵は両脇を兵士に押さえられ、引きずられるように応接室を出ていった。
☆☆☆☆☆
翌日、無事に私とレヴィン様の婚約が発表された。
カスパー様は不敬罪により、一ヶ月ほど牢屋に入れられた。
その間にカスパー様は侯爵家から除籍され、国で一番厳しい強制労働所に送られました。
ラウ侯爵家はカスパー様の仕出かした不始末の責任を取らされ、二階級降格、子爵家になった。
ラウ子爵は爵位を親戚に譲ろうとしたが、王家に睨まれているラウ子爵家を継ぎたがる人間がおらず、やむなく爵位を返上した。
元ラウ子爵は残った少ないお金を持って、地方に行き、小さな家を買い、隠遁生活を送っている。
私は、私にいじめの冤罪をかけたザックス男爵令嬢を訴えた。
冤罪を晴らすだけの証拠が十分にあったので、当然私が勝利した。
ノイマン侯爵家に、多額の慰謝料を請求されたザックス男爵家は破産。
ザックス男爵令嬢は男爵家から除籍され、強制労働所に送られた。
ザックス男爵は慰謝料が払えず夜逃げ。
継ぐ人がいなくなったザックス男爵家は取り潰しとなった。
そうそう、私とレヴィン様の婚約を漏らしたのは、レヴィン様の近衛兵の一人でした。
レヴィン様の近衛兵の一人が、ザックス男爵令嬢と良い仲だったそうです。
近衛兵はザックス男爵令嬢に色仕掛けで迫られ、私とレヴィン様の婚約のことを、ザックス男爵令嬢に漏らしてしまったとか。
ザックス男爵令嬢は遠目で見たレヴィン様に一目惚れしたらしく、私にカスパー様を返して(押し付けて)、自身が王太子の婚約者の地位におさまることを目論んでいたようです。
そんな計画が上手く行く訳がないのに、愚かですね。
ザックス男爵令嬢に情報を漏らした近衛兵は解雇されました。
情報を漏らす人間は信用出来ませんからね。
☆☆☆☆☆
婚約発表から一年後、私とレヴィン様は結婚しました。
一男二女にも恵まれ楽しく過ごしています。
結婚から十年後、レヴィン様は国王に即位。
レヴィン様は誰からも慕われる王になり、王妃となった私は国母として民を慈しみ、母として王太子を愛情を持って厳しく教育し、王女たちをどこに嫁がせても恥ずかしくない淑女に育て、王妃としてレヴィン様の公務を支えている。
カスパー様に浮気されて婚約破棄だと言われた時は腹が立ちましたが、今はあのときカスパー様と元ザックス男爵令嬢がやらかしてくれたことに感謝してます。
人生何が起こるか分かりませんね。
―――終わり――
最後まで読んで下さりありがとうございました!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
2022/04/12、新作を投稿しました!
「幼馴染が皇子様になって迎えに来てくれた」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/749914798/501618027 #アルファポリス
一緒にしないでください。
確かに私の初恋はレヴィン様ですが、レヴィン様に思いを伝えたのは、ラウ侯爵令息との婚約を解消してからです。
ラウ侯爵令息との婚約が決まり、時を同じくしてレヴィン様は海外に留学してしまいました。
それ以来私は、レヴィン様への恋心を押し殺してきたのです。
私はこれでもラウ侯爵令息との婚約中は、婚約者を立て、支えようと努力していましたのよ。
ラウ侯爵令息との婚約中に、レヴィン様とお会いしたことも、レヴィン様と連絡を取ったこともありません。
レヴィン様と再会したのは、ラウ侯爵令息との婚約を解消してからです」
私はカスパー様の婚約者だったときは、カスパー様を支えようと努力しました。
カスパー様を調子づかせただけで、徒労に終わりましたけど。
「アリスが他の男と婚約してしまったのが辛くて、逃げるように海外に留学した。
アリスが婚約を解消したと知って帰国したけど、留学したことを後悔しているよ。
ラウ侯爵令息がこんなクズだと分かっていたら、ありとあらゆる手を使って、もっと早い段階で二人の婚約を解消させたのに」
レヴィン様が悔しそうに呟く。
「アリスとカスパーの婚約については、父親である私にも非がある。
ノイマン侯爵家とラウ侯爵家の先代同士の仲が良かったとしても、ラウ侯爵に土下座をして頼まれたとしても、アリスとカスパーを婚約させるべきではなかった」
お父様が悔しそうに呟く。
お父様も私とカスパー様を婚約させたことを後悔しているようです。
「ラウ侯爵家の有責で婚約を破棄し、慰謝料を請求しても良かったんだ。
それを昔からの付き合いに免じて、大目に見てやればつけ上がりおって。
ラウ侯爵家との関係はこれっきりにする」
お父様がそう言ったとき、ラウ侯爵は血の気の引いた顔をしていた。
「ザックス男爵令嬢がアリスにいじめの冤罪をかけた件も、有耶無耶にせず、裁判にかける。
徹底的にザックス男爵家を叩き潰すことにするよ」
そう言ったお父様の目は、怒りに満ちていた。
「ノイマン侯爵、それがいいですね。
この手の輩は優しくするとつけ上がりますからね。
王太子妃になるアリスの名前を傷つけようとした、身のほど知らずの男爵令嬢に目にものを見せてやりましょう」
レヴィン様はそう言ったあと、
「ザックス男爵家の名をこの国から消してやる」
と小さな声でつぶやいた。
ザックス男爵令嬢、今ザックス男爵家が無くなることが決まりましたよ。
ザックス男爵令嬢が私に冤罪をかけたのが分かった時点で、叩いておけば、男爵家は当主交代、男爵令嬢は修道院送りで済んだでしょう。
ですがカスパー様が馬鹿な行動に出た結果、とばっちりを受けて男爵家が断絶することが決まりました。
ザックス男爵家が取り潰されたら、ザックス男爵令嬢は強制労働所送りになるでしょうね。
そうなったとしても全く同情しませんわ。
カスパー様と一緒に仲良く強制労働所で働けば良いと思います。
「ラウ侯爵令息を拘束しろ!
容疑は王族への不敬罪だ!
明日僕とアリスの婚約発表までに何をしでかすか分からないから、ラウ侯爵令息を牢屋に入れておけ。
ラウ侯爵は屋敷まで監視付きで送り届ける。
そのままラウ侯爵家の見張りをしろ。
王家から正式な裁きが下るまで、ラウ侯爵には謹慎してもらう。
ラウ侯爵、異議はないな?」
「……はい」
レヴィン様の問いに、ラウ侯爵は力なく頷きました。
「この二人を連れていけ」
レヴィン様の命を受け、レヴィン様が連れてきた近衛兵がカスパー様を拘束した。
「アリス!
助けてくれ!
アリスーー!!」
近衛兵に連行されながらカスパー様が騒いでいましたが、私は無視しました。
「ラウ侯爵令息を黙らせろ」
レヴィン様の命令を受けた近衛兵がカスパー様に猿轡をした。
カスパー様が近衛兵に連行されたあと、ラウ侯爵は両脇を兵士に押さえられ、引きずられるように応接室を出ていった。
☆☆☆☆☆
翌日、無事に私とレヴィン様の婚約が発表された。
カスパー様は不敬罪により、一ヶ月ほど牢屋に入れられた。
その間にカスパー様は侯爵家から除籍され、国で一番厳しい強制労働所に送られました。
ラウ侯爵家はカスパー様の仕出かした不始末の責任を取らされ、二階級降格、子爵家になった。
ラウ子爵は爵位を親戚に譲ろうとしたが、王家に睨まれているラウ子爵家を継ぎたがる人間がおらず、やむなく爵位を返上した。
元ラウ子爵は残った少ないお金を持って、地方に行き、小さな家を買い、隠遁生活を送っている。
私は、私にいじめの冤罪をかけたザックス男爵令嬢を訴えた。
冤罪を晴らすだけの証拠が十分にあったので、当然私が勝利した。
ノイマン侯爵家に、多額の慰謝料を請求されたザックス男爵家は破産。
ザックス男爵令嬢は男爵家から除籍され、強制労働所に送られた。
ザックス男爵は慰謝料が払えず夜逃げ。
継ぐ人がいなくなったザックス男爵家は取り潰しとなった。
そうそう、私とレヴィン様の婚約を漏らしたのは、レヴィン様の近衛兵の一人でした。
レヴィン様の近衛兵の一人が、ザックス男爵令嬢と良い仲だったそうです。
近衛兵はザックス男爵令嬢に色仕掛けで迫られ、私とレヴィン様の婚約のことを、ザックス男爵令嬢に漏らしてしまったとか。
ザックス男爵令嬢は遠目で見たレヴィン様に一目惚れしたらしく、私にカスパー様を返して(押し付けて)、自身が王太子の婚約者の地位におさまることを目論んでいたようです。
そんな計画が上手く行く訳がないのに、愚かですね。
ザックス男爵令嬢に情報を漏らした近衛兵は解雇されました。
情報を漏らす人間は信用出来ませんからね。
☆☆☆☆☆
婚約発表から一年後、私とレヴィン様は結婚しました。
一男二女にも恵まれ楽しく過ごしています。
結婚から十年後、レヴィン様は国王に即位。
レヴィン様は誰からも慕われる王になり、王妃となった私は国母として民を慈しみ、母として王太子を愛情を持って厳しく教育し、王女たちをどこに嫁がせても恥ずかしくない淑女に育て、王妃としてレヴィン様の公務を支えている。
カスパー様に浮気されて婚約破棄だと言われた時は腹が立ちましたが、今はあのときカスパー様と元ザックス男爵令嬢がやらかしてくれたことに感謝してます。
人生何が起こるか分かりませんね。
―――終わり――
最後まで読んで下さりありがとうございました!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
2022/04/12、新作を投稿しました!
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