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後日談・一「かき氷、始めました」***
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後日談14話を週末にアップします。
お付き合い下さると嬉しいです。(^^)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
六月、シュタイン領にも短い夏が訪れた。
「ヴォルフリック兄上、お仕事お疲れさまです」
書斎で仕事に励むヴォルフリック兄上に、お茶と菓子を届ける。
剣を振るうヴォルフリック兄上もかっこいいが、机の前でペンをにぎるヴォルフリック兄上もすてきだ。
窓から入ってきた風がヴォルフリック兄上の銀色の髪を揺らす。
「ありがとう、エアネスト」
爽やかにほほ笑むヴォルフリック兄上に心臓を撃ち抜かれる。
ヴォルフリック兄上はペンを机に置くと、カップを手にした。
「ヴォルフリック兄上、今日のおやつはちょっとした自信作なんです」
「それは楽しみだ、だが私には普通のかき氷にしか見えないが?」
今日のおやつはかき氷、シロップは白樺の森で取れた苺に似た赤色の実を砂糖で煮たものを使用している。
かき氷を四種類用意した。シロップは同じものを使用し、氷は一つ一つ別のものを使用している。
「さあそれはどうでしょう?」
ボクは意味有りげに答え、答えをはぐらかした。
「まずは一つ目のかき氷を食べて見てください、はいあーんです」
「あーん」
かき氷をすくい兄上の口元に運ぶ、兄上が口を大きく開けた。
「どうですか?」
「うん、なんというか……氷が苦い、舌がピリピリする」
ヴォルフリック兄上が眉間に大きなしわを作る。
「そうなんです。これはボク以外の魔法使いに氷魔法を使ってもらい、魔法で出した氷を使い、作ったかき氷。氷魔法が使える者がいれば簡単に作れるのですが、味が今ひとつでして」
今ひとつというか、はっきり言ってまずい。
「そうか……」
兄上はカップに紅茶を注ぐと、一気に流し込んだ。控えめに言っておいしくなかったみたい。実験台にしてごめんなさい、ヴォルフリック兄上。
「では次のかき氷を食べてみてください」
「まだ食べるのか?」
ヴォルフリック兄上が引きつった顔をする。さっきのかき氷の味がよほどひどかったらしい。
「今度のは大丈夫ですから、ボクを信じて食べてください」
可愛くお願いすると、ヴォルフリック兄上は短く息をつき首を縦に振った。
「はい、あーんです」
ボクが二つ目のかき氷をすくい兄上の口に近づけると、兄上はやや引きつった顔で口を開けた。
「あーん」
かき氷を一口食べた兄上が顔をほころばせる。
「うまいな、どうやって作った?」
「良かった兄上に美味しいって言ってもらました!」
兄上の反応がよかったので、ホッとした。
「これは白樺の森を流れる川の水が、寒さで凍ったものを冬の間に切り出し、氷室で保管していたものです」
「そうなのか? かなり氷の味がまろやかで舌触りもよい。口に入れた瞬間とろけた」
「そう言ってもらえて嬉しいです。でも氷室で保管した氷は夏になるまでに、ほとんど溶けてしまうんですよね」
王都にいたとき、シュタイン領から氷が送られて来ることがあった。
王族のみんなでかき氷にして食べたけど、量はほんのちょっとだった。
おそらく王都に運ぶ間に溶けてしまったのだろう。
「王都にも送りたいのですが、王都に運ぶまでには大きな氷が手のひらサイズになってしまうのが難点です」
シュタイン産のかき氷をゆくゆくは王都で売りたいと考えている。
「氷の魔法で大量の氷を作り、天然の氷が溶けないように周りを覆ったらどうなのだ?」
「ボクもそれを考えました。だけどそれだと味が落ちてしまうんですよ、一口食べてみてください」
三つ目のかき氷をすくい、兄上の口に運ぶ。
「はい、あーんしてください」
ボクの前ふりを聞かされた兄上は、かなり嫌そうな顔で口を開けた。
「……あーん」
かき氷を口に含んだヴォルフリック兄上が、微妙な表情をした。
「どうですか?」
「一つ目ほどではないが、あまり美味しいとは言えないな」
ヴォルフリック兄上が二番目に食べたかき氷をすくい、口に運ぶ。口直しのためだろう。
「そうなんです、そこが問題なんです」
「王都に送らず、シュタイン領内で食すだけではだめなのか? それなら氷室で保管した量で足りるだろう?」
ボクは首を横に振る。
「シュタイン領内で食すだけならそれで十分です。ですがボクはかき氷をシュタイン領の名産品にしたいのです」
水を凍らせるだけ、材料費ほぼただ。
「シュタイン領産のかき氷を王都ではやらせ、ゆくゆくは他国に輸出したいと考えています。それには今の量では全然足りないのです」
ソフィアが嫁いだリヒター国は、領土の大半を砂漠が占める暑い国だ。
かき氷を持って行ったら、きっと飛ぶように売れる。氷があれば熱中症の予防にもなる。
「そこで作ったのが四つ目のかき氷……。って、ヤッ……ちょっと、何をするのですか兄上……!」
ヴォルフリック兄上がボクを膝の上に乗せる。
「かき氷はもういい、私はかき氷の作り手を食べたい」
ヴォルフリック兄上がボクのシャツのボタンを外していく。
「ひゃっ、ぁっ……!」
あっと言う間にボタンを外され、胸の突起があらわになる。ヴォルフリック兄がボクの胸の突起を楽しそうに指先で転がす。
「ぁっ、はぁ……ん、ヤッ、だめッ……ヴォルフリック兄上、まだ昼間ですよ……!」
「微妙な味のかき氷を二度も食べさせられたのだ、口直しがしたい!」
一番目と三番目に食べさせたかき氷は、かなりまずかったと思う。それでもボクの作ったものをヴォルフリック兄上は「まずい」と言わない。
ヴォルフリック兄上が、首筋にキスをしながら、胸の突起をいじる。
ヴォルフリック兄上により、開発されたボクの体は敏感に反応してしまう。
胸の突起がぷっくりと立ち上がる。
兄上はボクの体を反転させ、向かい合わせに座らせた。
つながってないけど、対面座位をしているみたい。
ヴォルフリック兄上は立ち上がった胸の突起を口に含み、ちゅっちゅっと吸い始めた。
「……あっ、……はぁっ、ん……だめっ、です。日の高いうちから、こんな……」
昼間からこんなみだらなこと、それに窓が開いてるからエッチな声が外にもれちゃう!
ヴォルフリック兄上はボクの静止を無視し、片方の突起を吸いながら、片方の突起を指で転がす。
「ん、んん……ぁっ、……あぁっ、ひぁ……っ」
声を我慢しようと思っても、気持ちよくて声が漏れてしまう。
このままではシュタイン邸のみんなに、ボクの喘ぎ声を聞かれてしまう!
「だめですってば!」
強い口調で拒み、ヴォルフリック兄上の顔をボクの胸から引き剥がす。
ヴォルフリック兄上が胸の突起を名残りおしそうに指でなでなる。
「エアネストの乳首は美味しかったぞ、かき氷よりずっと美味だ」
ヴォルフリック兄上が唾液にぬれテラテラ光るボクの乳首をみて、くつくつと笑う。
「ヴォルフリック兄上ったら、昼間からなんて事をおっしゃるのですか」
くどいようだが、窓は開いているのだ。
「そう言っている割には、エアネストのここは感じているようだが?」
兄上が服越しにボクのおちんちんに触れる。
「ひゃっ」
たまらずに声を上げてしまう。
ボクのペニスは、乳首への刺激だけでガチガチに硬くなっていた。
「そ、それは……ヴォルフリック兄上がエッチなことをするから……」
羞恥で顔を赤くするボクを、ヴォルフリック兄上が楽しげに見つめる。
「そうか、ではやめにしよう」
「あっ……」
ボクのおちんちんを服越しにいじっていた、ヴォルフリック兄上の手が離れていく。
やめてほしくない、兄上にもっと触れてほしい……! 服ごしではなくじかに触れてほしい!
「やっ、ヴォルフリック兄上、こんなにしておいて……ひどいです」
瞳に涙をたたえ、兄上を見つめる。
「それは、最後までしてもいいという意味にとっていいのか?」
兄上が妖美な顔でくすりと笑う。
ヴォルフリック兄上の色気にあてられ、ボクの顔に熱が集まる。
「……して、ほしいです」
ボクは絞り出すように小さな声で言い、小さくうなずく。
「でも、窓は閉めてくださいね」
「分かった」
ヴォルフリック兄上は嬉々とした表情でボクをお姫さま抱っこし、ソファーに運ぶ。
ボクをソファーに下ろすと、兄上は窓を閉め、入口の扉に鍵をかけた。ソファーに戻ってきた兄上は、ボクを組敷いた。
「これでいいか、エアネスト?」
「はい、兄上……」
兄上に妖しいほど色気たっぷりの目でみつめられ、心臓の鼓動が早まる。
◇◇◇◇◇
お付き合い下さると嬉しいです。(^^)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
六月、シュタイン領にも短い夏が訪れた。
「ヴォルフリック兄上、お仕事お疲れさまです」
書斎で仕事に励むヴォルフリック兄上に、お茶と菓子を届ける。
剣を振るうヴォルフリック兄上もかっこいいが、机の前でペンをにぎるヴォルフリック兄上もすてきだ。
窓から入ってきた風がヴォルフリック兄上の銀色の髪を揺らす。
「ありがとう、エアネスト」
爽やかにほほ笑むヴォルフリック兄上に心臓を撃ち抜かれる。
ヴォルフリック兄上はペンを机に置くと、カップを手にした。
「ヴォルフリック兄上、今日のおやつはちょっとした自信作なんです」
「それは楽しみだ、だが私には普通のかき氷にしか見えないが?」
今日のおやつはかき氷、シロップは白樺の森で取れた苺に似た赤色の実を砂糖で煮たものを使用している。
かき氷を四種類用意した。シロップは同じものを使用し、氷は一つ一つ別のものを使用している。
「さあそれはどうでしょう?」
ボクは意味有りげに答え、答えをはぐらかした。
「まずは一つ目のかき氷を食べて見てください、はいあーんです」
「あーん」
かき氷をすくい兄上の口元に運ぶ、兄上が口を大きく開けた。
「どうですか?」
「うん、なんというか……氷が苦い、舌がピリピリする」
ヴォルフリック兄上が眉間に大きなしわを作る。
「そうなんです。これはボク以外の魔法使いに氷魔法を使ってもらい、魔法で出した氷を使い、作ったかき氷。氷魔法が使える者がいれば簡単に作れるのですが、味が今ひとつでして」
今ひとつというか、はっきり言ってまずい。
「そうか……」
兄上はカップに紅茶を注ぐと、一気に流し込んだ。控えめに言っておいしくなかったみたい。実験台にしてごめんなさい、ヴォルフリック兄上。
「では次のかき氷を食べてみてください」
「まだ食べるのか?」
ヴォルフリック兄上が引きつった顔をする。さっきのかき氷の味がよほどひどかったらしい。
「今度のは大丈夫ですから、ボクを信じて食べてください」
可愛くお願いすると、ヴォルフリック兄上は短く息をつき首を縦に振った。
「はい、あーんです」
ボクが二つ目のかき氷をすくい兄上の口に近づけると、兄上はやや引きつった顔で口を開けた。
「あーん」
かき氷を一口食べた兄上が顔をほころばせる。
「うまいな、どうやって作った?」
「良かった兄上に美味しいって言ってもらました!」
兄上の反応がよかったので、ホッとした。
「これは白樺の森を流れる川の水が、寒さで凍ったものを冬の間に切り出し、氷室で保管していたものです」
「そうなのか? かなり氷の味がまろやかで舌触りもよい。口に入れた瞬間とろけた」
「そう言ってもらえて嬉しいです。でも氷室で保管した氷は夏になるまでに、ほとんど溶けてしまうんですよね」
王都にいたとき、シュタイン領から氷が送られて来ることがあった。
王族のみんなでかき氷にして食べたけど、量はほんのちょっとだった。
おそらく王都に運ぶ間に溶けてしまったのだろう。
「王都にも送りたいのですが、王都に運ぶまでには大きな氷が手のひらサイズになってしまうのが難点です」
シュタイン産のかき氷をゆくゆくは王都で売りたいと考えている。
「氷の魔法で大量の氷を作り、天然の氷が溶けないように周りを覆ったらどうなのだ?」
「ボクもそれを考えました。だけどそれだと味が落ちてしまうんですよ、一口食べてみてください」
三つ目のかき氷をすくい、兄上の口に運ぶ。
「はい、あーんしてください」
ボクの前ふりを聞かされた兄上は、かなり嫌そうな顔で口を開けた。
「……あーん」
かき氷を口に含んだヴォルフリック兄上が、微妙な表情をした。
「どうですか?」
「一つ目ほどではないが、あまり美味しいとは言えないな」
ヴォルフリック兄上が二番目に食べたかき氷をすくい、口に運ぶ。口直しのためだろう。
「そうなんです、そこが問題なんです」
「王都に送らず、シュタイン領内で食すだけではだめなのか? それなら氷室で保管した量で足りるだろう?」
ボクは首を横に振る。
「シュタイン領内で食すだけならそれで十分です。ですがボクはかき氷をシュタイン領の名産品にしたいのです」
水を凍らせるだけ、材料費ほぼただ。
「シュタイン領産のかき氷を王都ではやらせ、ゆくゆくは他国に輸出したいと考えています。それには今の量では全然足りないのです」
ソフィアが嫁いだリヒター国は、領土の大半を砂漠が占める暑い国だ。
かき氷を持って行ったら、きっと飛ぶように売れる。氷があれば熱中症の予防にもなる。
「そこで作ったのが四つ目のかき氷……。って、ヤッ……ちょっと、何をするのですか兄上……!」
ヴォルフリック兄上がボクを膝の上に乗せる。
「かき氷はもういい、私はかき氷の作り手を食べたい」
ヴォルフリック兄上がボクのシャツのボタンを外していく。
「ひゃっ、ぁっ……!」
あっと言う間にボタンを外され、胸の突起があらわになる。ヴォルフリック兄がボクの胸の突起を楽しそうに指先で転がす。
「ぁっ、はぁ……ん、ヤッ、だめッ……ヴォルフリック兄上、まだ昼間ですよ……!」
「微妙な味のかき氷を二度も食べさせられたのだ、口直しがしたい!」
一番目と三番目に食べさせたかき氷は、かなりまずかったと思う。それでもボクの作ったものをヴォルフリック兄上は「まずい」と言わない。
ヴォルフリック兄上が、首筋にキスをしながら、胸の突起をいじる。
ヴォルフリック兄上により、開発されたボクの体は敏感に反応してしまう。
胸の突起がぷっくりと立ち上がる。
兄上はボクの体を反転させ、向かい合わせに座らせた。
つながってないけど、対面座位をしているみたい。
ヴォルフリック兄上は立ち上がった胸の突起を口に含み、ちゅっちゅっと吸い始めた。
「……あっ、……はぁっ、ん……だめっ、です。日の高いうちから、こんな……」
昼間からこんなみだらなこと、それに窓が開いてるからエッチな声が外にもれちゃう!
ヴォルフリック兄上はボクの静止を無視し、片方の突起を吸いながら、片方の突起を指で転がす。
「ん、んん……ぁっ、……あぁっ、ひぁ……っ」
声を我慢しようと思っても、気持ちよくて声が漏れてしまう。
このままではシュタイン邸のみんなに、ボクの喘ぎ声を聞かれてしまう!
「だめですってば!」
強い口調で拒み、ヴォルフリック兄上の顔をボクの胸から引き剥がす。
ヴォルフリック兄上が胸の突起を名残りおしそうに指でなでなる。
「エアネストの乳首は美味しかったぞ、かき氷よりずっと美味だ」
ヴォルフリック兄上が唾液にぬれテラテラ光るボクの乳首をみて、くつくつと笑う。
「ヴォルフリック兄上ったら、昼間からなんて事をおっしゃるのですか」
くどいようだが、窓は開いているのだ。
「そう言っている割には、エアネストのここは感じているようだが?」
兄上が服越しにボクのおちんちんに触れる。
「ひゃっ」
たまらずに声を上げてしまう。
ボクのペニスは、乳首への刺激だけでガチガチに硬くなっていた。
「そ、それは……ヴォルフリック兄上がエッチなことをするから……」
羞恥で顔を赤くするボクを、ヴォルフリック兄上が楽しげに見つめる。
「そうか、ではやめにしよう」
「あっ……」
ボクのおちんちんを服越しにいじっていた、ヴォルフリック兄上の手が離れていく。
やめてほしくない、兄上にもっと触れてほしい……! 服ごしではなくじかに触れてほしい!
「やっ、ヴォルフリック兄上、こんなにしておいて……ひどいです」
瞳に涙をたたえ、兄上を見つめる。
「それは、最後までしてもいいという意味にとっていいのか?」
兄上が妖美な顔でくすりと笑う。
ヴォルフリック兄上の色気にあてられ、ボクの顔に熱が集まる。
「……して、ほしいです」
ボクは絞り出すように小さな声で言い、小さくうなずく。
「でも、窓は閉めてくださいね」
「分かった」
ヴォルフリック兄上は嬉々とした表情でボクをお姫さま抱っこし、ソファーに運ぶ。
ボクをソファーに下ろすと、兄上は窓を閉め、入口の扉に鍵をかけた。ソファーに戻ってきた兄上は、ボクを組敷いた。
「これでいいか、エアネスト?」
「はい、兄上……」
兄上に妖しいほど色気たっぷりの目でみつめられ、心臓の鼓動が早まる。
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