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第三章
97話・後日談10「例えハルト様がどんな姿になっても、私のあなたへの愛は変わりません」・R18
しおりを挟む「ん……私……寝てしまったの?」
「おはよう、リーゼロッテ」
暫くしてリーゼロッテが目を覚ました。
リーゼロッテは僕の腕の中で、目をパチクリさせている。
彼女にしてみれば目を覚ましたら全裸で、目の前に知らない男がいて、抱きしめられているという状況だ。
とにかくリーゼロッテを落ち着かせなくては!
「えっと……驚いたかもしれないけど……僕は」
「ハルト様! 大人の姿になれたのですね!」
リーゼロッテが僕の首に腕を回し、嬉しそうにほほ笑んでいる。
「えっ……と、リーゼロッテは僕の事がわかるの?」
「わかります。
ハルト様は子供の姿の時と変わらない、きらきらした宝石のような瞳をしていましたから」
至近距離で好きな人に褒められると照れくさいな。
「僕の顔は君にとって、不快……じゃない?」
「それはどういう意味ですか?」
「ほら……大人になった僕の顔は、弟や甥っ子に似てるかなぁ……って」
母親似の甥っ子はともかく、ワルモンドは双子の弟だ。自分で思っているよりも、僕の顔は彼らに似ているのかもしれない。
「似てません!
全然似てません!」
リーゼロッテが即答した。
「殿下はもともと母親である王妃様似でしたし、陛下の目は死んだ魚のように淀んでいました!
ハルト様の瞳は朝日を浴びて光る新雪や、太陽の光を浴びてきらめく海のようにキラキラしています!
彼らとハルト様は残念似てません!」
「ありがとう」
リーゼロッテを抱きしめ、彼女のおでこに口づけを落とした。
「本当は少し不安だったんだ。
リーゼロッテが大人の姿の僕に嫌悪感を持つんじゃないかって……」
「そんなこと絶対にありません!」
「うん、杞憂だとわかってホッとしてる」
「私はハルト様のお心に惚れているんです!
例えハルト様がどんな姿になっても嫌いになったりしません!」
「ありがとう!
僕もリーゼロッテがどんな姿になっても大好きだよ!」
僕は彼女の頬に手を添え、彼女の唇に口づけた。
角度を変え、深い口づけを交わしていく。
大人の姿だと舌も長くなるから、リーゼロッテの口内を隅々まで堪能できる。
いつかリーゼロッテの下の口に舌を入れて、中をどろどろに溶かしたいな。
彼女から唇を離すと、ふたりの間を銀の糸が引いていた。
「ぁっ……ハルト様、下半身に硬いものが……」
リーゼロッテが顔を赤らめる。
「若返ったせいかな……?
この体すぐ勃っちゃうんだ。
リーゼロッテの中に入れたいんだけど、いいかな?」
僕は彼女の胸を揉み揉みしながら尋ねた。
リーゼロッテの顔が耳まで赤く染まる。
「それは……ハルト様が望むなら……私は……」
リーゼロッテが恥じらいながらそう呟く。
「恥ずかしそうに顔を赤らめるリーゼロッテも可愛いよ!」
僕はリーゼロッテを仰向けに寝かせ、彼女の足を折り曲げ、いきり勃った逸物を彼女の中に入れた。
「やっ……!
ハルト様、そんな大っきいの入らない!
あっ、ぁあっ……!
硬ぁぁい……!
ん、ぁっ……奥まで入って……ああっ!」
リーゼロッテは僕の想像の百倍可愛く喘いでくれた。
若返った体はなかなか静まらなくて、体位を変えて三回セックスした。
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