32 / 33
31話「リュート大好き♡」***
しおりを挟む月日はあっという間に流れ、魔王を倒してから一年の時が流れた。
ぼくは十九歳になった、リュートは時が止まったままだから十八歳だ。
「解せぬ……!」
昨年柱につけた傷と自分の背を比べ、眉根を寄せる。
一年経ったのにリュートの背を追い越せていない。というより一ミリも伸びていない。おかしいな、成長期のはずなのに。
「このまま魔王の呪いが完全に解けたら、リュートとの身長差がますます開いてしまう!」
昨年柱につけた自分の背の印と、今年の背の印を見比べ、ため息をつく。
そんなぼくを見てリュートがくすりと笑う。
魔王を倒してからリュートはよく笑うように……いやすごくたまに笑うようになった。
なんにしてもリュートの稀有な笑顔が見られた♡ 今日はついてるな、はぁ♡ 眼福眼福♡
◇◇◇◇◇
日課となったベッドでのいちゃいちゃキスタイム♡
リュートとのキスでぼくのおちんちんはゆるく立ち上がっている。
「リュート、ぼくのこと襲いたくなった?」
そろそろ魔王の呪いが完全に解ける頃だ。
魔王討伐に乗り込んだ日、魔法で壁や天井を派手に破壊してしまった。
まさか自分が住むことになるとは思わず、魔法を撃ちまくった。ぼくの放ったほとんどの魔法は的(モンスター)を外れ、壁や天井に穴を空けた。
それも今は、リュートの魔法できれいに修復された。
魔王城の一室をぼくたちの寝室に改装し、毎晩リュートとエッチな行為をしている。
魔王にかけられたインポの呪いのせいで、リュートのおちんちんが立たないから、セックスはまだだけど。
この一年リュートに余すことなく開発されたぼくの体は、リュートのおちんちんを欲っしている。
ぼくの魅了の技でおかしくなったからでも構わない、お尻の穴にリュートのペニスがほしい!
「ハルトはおれに襲われたいの?」
「襲われたい、リュートにめちゃくちゃにされたい!」
そろそろぼくも限界だ。リュートの舌や指では我慢できなくなってる。
「魅了の効果を無効化できる薬の開発に成功したから、野獣のように無理やりに激しく痛くハルトを犯すことはないかな」
薬の開発に成功したんだ、残念! 理性の弾け飛んだリュートを見たかったのに……!
「でも、こっちは反応するようになったよ」
リュートがぼくの手を自身の股間に持っていく。
服越しに触れたリュートの逸物は硬くなっていた。
「これでハルトとセックスができるね」
リュートがふわりと笑う。
ぼくの心臓がドクンッ……! と音を立てる。
「やったぁ! リュートとセックスが出来る!!」
ぼくはリュートの胸に飛び込んだ! リュートと性行為ができる! リュートのレア度星五つの笑顔も見られた!
一刻も早くリュートと一つになりたくて、身につけていた自身のズボンとパンツを一緒に脱ぎ捨てる。
リュートのベルトに手をかけ、ファスナーを下げ、パンツの中からリュートの男根を取り出す!
この一年、手で擦っても舌でペロペロしても反応しなかったリュートのペニスが、そそり立ち、血管が浮き出て脈打っている!
思わず凝視してしまい、喉がゴクリと音を立てた。
「リュートッッ! 早くぼくの中にリュートの男根を頂戴ッッ!!」
ぼくは仰向けに寝転がり、膝を曲げ、足を大きく開いた。
「うん、ハルトちょっと落ち着こうか? まずはキスから始めよう」
リュートがぼくに覆いかぶさり、唇にキスをした。
舌を交え、深く深くキスしていく。
リュートの手がぼくのシャツのボタンを外していく、あらわになった胸の突起を指先で転がす。
「ん、はっ……リュート、早くぅ……!」
リュートがぷっくりと立ち上がった胸の突起を口に含む。
「あっ…、ん……はぁっ♡ リュート、それも好きっ……♡ でも、今は、リュートのおちんちんがほしいの……!」
ぼくのおちんちんは上を向き先走り液を漏らしている。アナルは刺激がほしくてひくひくしている。
前戯はいらないから、早くリュートのおちんちんをぼくの中に入れて!
「うん、今入れるね」
リュートが指でアナルを解かす、そんな行為すらもどかしい……!
「はっ、あぁっ……! ふぁっ♡ ァん! リュート……指じゃ、やっ、リュートのペニスを……頂戴っ! 勃起した男根を入れてッ……!」
「分かってる、そろそろいいかな?」
リュートが指を引き抜き、アナルにペニスをあてがった。
リュートの男根が肉癖を割りメリメリと音を立て、中に入ってくる!
その快楽だけで気絶しそうになる!
「はっ、ぁあっ! はぁん、リュートのっ♡ リュートの逸物が中にっ……!!」
一年間リュートに解かされ続けたアナルは、喜んでリュートの男根を受け入れた。
「ハルトの中はあったかい、ハルトのお尻のオマンコがおれのペニスをキュウキュウ締め付けて離さない」
リュートの言葉攻めにうっとりしてしまう! いいよ、もっと言って!
リュートが奥へ奥へとペニスを進めていく。
「ひゃぁ……ん♡」
リュートの亀頭がある箇所に触れたとき、ぼくの体が跳ねた。
ぼくは海老のように背を反らし、快楽を逃がす。
「あっ♡ はぁっ、ぁッ、ん♡ リュートっ……そこっ……しゅき♡」
リュートのペニスがぼくの前立腺を突く。
「ここ? ここがいいの?」
「あ…っ、ひぁっ、あっ♡ やっ、あっ、ん♡ うん、しゅき♡ もっと突いてぇぇ……♡」
「気持ち良さそうだね、でもハルトの奥も知りたいな」
リュートが一気に最奥を突く!
「ふぁああっ!」
目をつぶるとまぶたの裏がチカチカしていた……♡ 最奥を突かれ、それだけでイきそうになる!
「ハルト、奥で気持ちよくなろうか?」
リュートがぎりぎりまでペニスを抜き、一気に最奥を突く!
「ふぁぁあっ! ひァっ、あっ! あっ♡ やっ、あぁッ、らめぇっ……♡」
「だめって言ってる割には気持ち良さそうだね」
奥を突かれる度に、頭の中に電気が走るみたいにピカピカしてる!
「あッ、あっ、はぁ、ン♡ はぁッ! うっ、ひぁ♡ だ、だって、ずっとほしかった……リュートの、おちんちんに中を、突かれてるんだもん♡」
「ハルトは淫乱だね、でもみだらなハルトも好きだよ」
ズンズンと奥を突かれる度に、パシュンパシュン! ずひゅずひゅっ! 接合部分が卑猥な音を立てる。
「ふあああぁぁぁッッ!!」
ズン……! と最奥を突かれぼくは達した。頭の前が真っ白になるような感覚に襲われた。
「くっ、締付けがすごい……!」
ぼくが達したすぐ後にリュートも達し、ぼくの中に出した。
おそらく三年ぶりのリュートの射精……! ぼくの中に出してくれてありがとう♡ リュートのエッチな液は一滴も逃したくないから、全部ぼくの中に注いでね♡
どくどくと注がれるリュートの精液の暖かさを感じ、ぼくはしばし夢見心地だった♡
10
お気に入りに追加
747
あなたにおすすめの小説

親友と同時に死んで異世界転生したけど立場が違いすぎてお嫁さんにされちゃった話
gina
BL
親友と同時に死んで異世界転生したけど、
立場が違いすぎてお嫁さんにされちゃった話です。
タイトルそのままですみません。

獣人の子供が現代社会人の俺の部屋に迷い込んできました。
えっしゃー(エミリオ猫)
BL
突然、ひとり暮らしの俺(会社員)の部屋に、獣人の子供が現れた!
どっから来た?!異世界転移?!仕方ないので面倒を見る、連休中の俺。
そしたら、なぜか俺の事をママだとっ?!
いやいや女じゃないから!え?女って何って、お前、男しか居ない世界の子供なの?!
会社員男性と、異世界獣人のお話。
※6話で完結します。さくっと読めます。

異世界に転移したら運命の人の膝の上でした!
鳴海
BL
ある日、異世界に転移した天音(あまね)は、そこでハインツという名のカイネルシア帝国の皇帝に出会った。
この世界では異世界転移者は”界渡り人”と呼ばれる神からの預かり子で、界渡り人の幸せがこの国の繁栄に大きく関与すると言われている。
界渡り人に幸せになってもらいたいハインツのおかげで離宮に住むことになった天音は、日本にいた頃の何倍も贅沢な暮らしをさせてもらえることになった。
そんな天音がやっと異世界での生活に慣れた頃、なぜか危険な目に遭い始めて……。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
【短編】乙女ゲームの攻略対象者に転生した俺の、意外な結末。
桜月夜
BL
前世で妹がハマってた乙女ゲームに転生したイリウスは、自分が前世の記憶を思い出したことを幼馴染みで専属騎士のディールに打ち明けた。そこから、なぜか婚約者に対する恋愛感情の有無を聞かれ……。
思い付いた話を一気に書いたので、不自然な箇所があるかもしれませんが、広い心でお読みください。
ブラッドフォード卿のお気に召すままに~~腹黒宰相は異世界転移のモブを溺愛する~~
ゆうきぼし/優輝星
BL
異世界転移BL。浄化のため召喚された異世界人は二人だった。腹黒宰相と呼ばれるブラッドフォード卿は、モブ扱いのイブキを手元に置く。それは自分の手駒の一つとして利用するためだった。だが、イブキの可愛さと優しさに触れ溺愛していく。しかもイブキには何やら不思議なチカラがあるようで……。
*マークはR回。(後半になります)
・ご都合主義のなーろっぱです。
・攻めは頭の回転が速い魔力強の超人ですがちょっぴりダメンズなところあり。そんな彼の癒しとなるのが受けです。癖のありそうな脇役あり。どうぞよろしくお願いします。
腹黒宰相×獣医の卵(モフモフ癒やし手)
・イラストは青城硝子先生です。
愛していた王に捨てられて愛人になった少年は騎士に娶られる
彩月野生
BL
湖に落ちた十六歳の少年文斗は異世界にやって来てしまった。
国王と愛し合うようになった筈なのに、王は突然妃を迎え、文斗は愛人として扱われるようになり、さらには騎士と結婚して子供を産めと強要されてしまう。
王を愛する気持ちを捨てられないまま、文斗は騎士との結婚生活を送るのだが、騎士への感情の変化に戸惑うようになる。
(誤字脱字報告は不要)

「今夜は、ずっと繋がっていたい」というから頷いた結果。
猫宮乾
BL
異世界転移(転生)したワタルが現地の魔術師ユーグと恋人になって、致しているお話です。9割性描写です。※自サイトからの転載です。サイトにこの二人が付き合うまでが置いてありますが、こちら単独でご覧頂けます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる