24 / 33
23話「ハルトは相変わらず、感じやすいね」*
しおりを挟む「フ、炎の竜……!」
リュートにフェラチオされてから一週間が過ぎた。
リュートに見守られながら、自分の右手で勃起したおちんちんを慰めること二十数回、炎の竜を唱えること十万回……。
ぼくの手から大型トラックほどの大きさの炎の竜が出た。
太った犬みたいな形をしているけど、全力であれは竜だと主張する!
やっと、やっと……炎の竜を修得した……!
「やったよ! リュート!」
リュートに勢いよく抱きつく。
「よく頑張ったね、水の精霊よ我に従え、水の竜」
リュートが冷静に炎の竜により生じた火災を消火した。
リュートの出す竜はファンタジー漫画やゲームの表紙に書かれていても違和感がないぐらい、壮麗で優美だ。
使い手のイメージ力の差だろうか? いつかぼくもリュートのようにかっこいい竜を出したいな。
「リュートはたくさん呪文が使えてすごいね、竜の姿も形もかっこいいし」
ぼくの出した不恰好な炎の竜とは大違いだ。
「そうかな? おれはハルトの方がすごいと思うよ」
「えっ?」
「前にも言ったけど普通の人間は一週間で炎の竜を覚えられない、詠唱なしに高位の魔法は使えない」
「詠唱って、リュートがいつも言ってる『◯◯の精霊よ我に従え』ってやつ?」
「どんな魔法使いも詠唱なしでは高位の魔法は使えない。詠唱なしで高位の魔法を使えるハルトは、この世界で特別な存在だよ」
リュートがぼくのことを褒めてる? 素直に嬉しい!
「わぁい、リュートに褒められた!」
リュートの背に回していた腕を首に回し、ぎゅうっと抱きつく。
「ハルトは単純だね」
リュートがぼくの頭をなでてくれた。
単純でもいいよ、リュートに褒められたら嬉しいもん。
「リュート、ご褒美のこと覚えてる?」
「分かってる」
リュートのキスが降ってくる、一週間ぶりのリュートとのキス♡
リュートの手がぼくの服の中に……♡
「ん、はぁっ……あぁっ、ン、はぁ……ん♡ 好き、リュート、もっと……して♡」
「ハルトはほんとにエッチな体してるね」
「ふっ、あっ…♡ あっ、ひゃッ……! リュートの触り方がいやらしいからっ……♡」
炎の竜を修得したご褒美は、リュートに一日一回エッチをしてもらうこと。
リュートのペニスが立たないからセックスはできないけど、それ以外のことは全部してもらう♡
「リュート、今日はフェラしながらぼくのお尻の穴を解かす約束だよ♡」
「分かってる」
リュートが一枚一枚ぼくの服を脱がしていく、リュートに服を脱がされるのは新鮮で、それだけで感じてしまう。
「ああっ、リュート……♡」
リュートがぼくのズボンとパンツと一緒に脱がす。腹に突くほどそそり立ったおちんちんがプルンと揺れる。
「まだ直接触れてないのに、なんで勃起してるの?」
「だって……」
キスしてるときにはもう立ってた。
「一週間ぶりのリュートとのエッチだもん♡」
「ハルトは相変わらず、感じやすいね」
リュートの手がぼくのペニスを掴み、上下にこする。
「ふあっ、……あっ、ん♡ リュート……♡」
一週間ぶりのリュートからの刺激にぼくの体は歓喜し、小刻みに震える。
リュートが地面に膝を付き、ぼくのおちんちんの裏筋をなめた。
「あうっ……! はァ…ん♡ リュート、立ったままするの?」
「体勢は指定されてないよ」
リュートがおちんちんの根元を両手で覆い亀頭を口に含む。
「あっ……、あん、はぁっ……♡ ふぁ、リュート…♡」
リュートがときおり玉袋をもみながら、ちゅぱちゅぱと音を立て口に含んだ亀頭を吸う。
「あん、はうっ……! あっ♡ ああっ、ひぁっ、そこっ、しゅきっ……♡ ふぁっ……!」
リュートの指がぼくのお尻の割れ目に……!
「はぁ……ん♡」
リュートがぼくのアナルを解かしていく。
「はっ、ふあっ……! リュート!」
不意にアナルに入っていたリュートの手が止まる。もしかしてここで終わり? こんな刺激じゃ全然足りないよ。
「やっぱり立ったままじゃやりにくいかな。ハルト座ってくれる?」
よかった、終わりじゃなかった。リュート、ぼくの中いっぱい解かしてね♡
「うん……♡」
ぼくはリュートの前に座った。座るというよりは、足を大きく開いて仰向けに寝転がったと言った方が正しい。
「座ってって言ったんだけど、ハルトは本当に淫乱だね。そんなにおれにアナルの中を見せたかった?」
「だって……」
一秒でも早くリュートの指に感じるところをいじってほしかったんだもん♡
「エッチなハルトも好きだよ」
リュートがぼくに覆いかぶさり、唇に口づけを落とす。
ぼくはリュートの首に手を回し、口づけを受け入れた。
キスはどんどん深くなっていき、リュートの舌がぼくの舌に触れ、ぼくはリュートの舌に自らの舌を絡めた。
口づけをしながら、リュートがアナルに指を入れてきた。
「ん、ん……っ、ン、ンんん……!」
ほしかった刺激に、ぼくの体が震える。
リュートが唇を離すと、唾液がみだらに糸を引いた。
「リュートの中、おれの指をくわえこんで離さないね」
「んっ、ふっ……ぁっ♡ だって、リュートの指がほしかったんだもん♡」
もっと中をいじって♡
本当はリュートの勃起したペニスで中を満たしてほしいけど、それは叶わない。
「ペニスと同時に攻めたら、どうなるかな?」
リュートがぼくのペニスを口に含む。
「ひゃっ……!」
ペロペロれろれろ、ちゅぱちゅぱ、くちゅくちゅ♡
「ん、あっ、あッ、はぁっ♡ リュート、やっ、ダメ……っ、ああッ♡」
リュートがぼくの亀頭をチュッチュッと吸いながら、お尻の穴を解かしていく。
「ひゃんっ……♡」
リュートの指がある箇所に触れたとき、ぼくの体がビクンと跳ねた。
「ここがハルトの前立腺だね」
前立腺って言葉は、この世界にもあるらしい。
リュートの指が二本に増え、前立腺をいじる。舌でペニスを攻めるのも忘れない。
「はぁ、アん♡ ァ…っ、ふあっ、やぁ……あっ♡ ああっ、ん♡」
前立腺とペニスを同時に攻められ、ぼくはとろとろにされてしまう。
いつの間にか三本に増えていたリュートの指に、感じるところを重点的に攻められ、ぼくは達した。
「はぁぁああぁッ……ん♡」
おちんちんから溢れ出たぼくのエッチな液を、リュートが嚥下した。
「ハルトの液はいつ飲んでも濃いね」
リュートが口を手で拭う、そのしぐさが艶美なほど色っぽくて、ぼくの心臓が跳ねる!
みだらな行為をしたあとにそういうこと言うのはやめてほしい、心臓に悪い……!
でも、そんなリュートも好きっ♡
リュートの指の抜けたあとの穴がひくひくしている。
リュートの下半身を目を向ける、リュートのペニスが立った様子はない。
おのれ魔王! よくもリュートをこんな体に……! リュートにインポの呪いをかけるなんて許せない!
「リュート、魔王を絶対に倒そうね!」
「うん、どうしてこのタイミングで言うのか分からないけど、頑張ろう」
魔王を倒して、リュートにかけられた勃起不全の呪いを解いて、リュートとラブラブセックスするんだ!
10
お気に入りに追加
747
あなたにおすすめの小説

親友と同時に死んで異世界転生したけど立場が違いすぎてお嫁さんにされちゃった話
gina
BL
親友と同時に死んで異世界転生したけど、
立場が違いすぎてお嫁さんにされちゃった話です。
タイトルそのままですみません。

獣人の子供が現代社会人の俺の部屋に迷い込んできました。
えっしゃー(エミリオ猫)
BL
突然、ひとり暮らしの俺(会社員)の部屋に、獣人の子供が現れた!
どっから来た?!異世界転移?!仕方ないので面倒を見る、連休中の俺。
そしたら、なぜか俺の事をママだとっ?!
いやいや女じゃないから!え?女って何って、お前、男しか居ない世界の子供なの?!
会社員男性と、異世界獣人のお話。
※6話で完結します。さくっと読めます。

異世界に転移したら運命の人の膝の上でした!
鳴海
BL
ある日、異世界に転移した天音(あまね)は、そこでハインツという名のカイネルシア帝国の皇帝に出会った。
この世界では異世界転移者は”界渡り人”と呼ばれる神からの預かり子で、界渡り人の幸せがこの国の繁栄に大きく関与すると言われている。
界渡り人に幸せになってもらいたいハインツのおかげで離宮に住むことになった天音は、日本にいた頃の何倍も贅沢な暮らしをさせてもらえることになった。
そんな天音がやっと異世界での生活に慣れた頃、なぜか危険な目に遭い始めて……。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
【短編】乙女ゲームの攻略対象者に転生した俺の、意外な結末。
桜月夜
BL
前世で妹がハマってた乙女ゲームに転生したイリウスは、自分が前世の記憶を思い出したことを幼馴染みで専属騎士のディールに打ち明けた。そこから、なぜか婚約者に対する恋愛感情の有無を聞かれ……。
思い付いた話を一気に書いたので、不自然な箇所があるかもしれませんが、広い心でお読みください。
ブラッドフォード卿のお気に召すままに~~腹黒宰相は異世界転移のモブを溺愛する~~
ゆうきぼし/優輝星
BL
異世界転移BL。浄化のため召喚された異世界人は二人だった。腹黒宰相と呼ばれるブラッドフォード卿は、モブ扱いのイブキを手元に置く。それは自分の手駒の一つとして利用するためだった。だが、イブキの可愛さと優しさに触れ溺愛していく。しかもイブキには何やら不思議なチカラがあるようで……。
*マークはR回。(後半になります)
・ご都合主義のなーろっぱです。
・攻めは頭の回転が速い魔力強の超人ですがちょっぴりダメンズなところあり。そんな彼の癒しとなるのが受けです。癖のありそうな脇役あり。どうぞよろしくお願いします。
腹黒宰相×獣医の卵(モフモフ癒やし手)
・イラストは青城硝子先生です。
愛していた王に捨てられて愛人になった少年は騎士に娶られる
彩月野生
BL
湖に落ちた十六歳の少年文斗は異世界にやって来てしまった。
国王と愛し合うようになった筈なのに、王は突然妃を迎え、文斗は愛人として扱われるようになり、さらには騎士と結婚して子供を産めと強要されてしまう。
王を愛する気持ちを捨てられないまま、文斗は騎士との結婚生活を送るのだが、騎士への感情の変化に戸惑うようになる。
(誤字脱字報告は不要)

「今夜は、ずっと繋がっていたい」というから頷いた結果。
猫宮乾
BL
異世界転移(転生)したワタルが現地の魔術師ユーグと恋人になって、致しているお話です。9割性描写です。※自サイトからの転載です。サイトにこの二人が付き合うまでが置いてありますが、こちら単独でご覧頂けます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる