【BL】完結「異世界に転移したら溺愛された。自分の事を唯一嫌っている人を好きになってしまったぼく」

まほりろ

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23話「ハルトは相変わらず、感じやすいね」*

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「フ、炎の竜フランメ・ドラッヘ……!」

リュートにフェラチオされてから一週間が過ぎた。

リュートに見守られながら、自分の右手で勃起したおちんちんを慰めること二十数回、炎の竜フランメ・ドラッヘを唱えること十万回……。

ぼくの手から大型トラックほどの大きさの炎の竜が出た。

太った犬みたいな形をしているけど、全力であれは竜だと主張する!

やっと、やっと……炎の竜フランメ・ドラッヘを修得した……!

「やったよ! リュート!」

リュートに勢いよく抱きつく。

「よく頑張ったね、水の精霊よ我に従え、水の竜ヴァッサー・ドラッヘ

リュートが冷静に炎の竜フランメ・ドラッヘにより生じた火災を消火した。

リュートの出す竜はファンタジー漫画やゲームの表紙に書かれていても違和感がないぐらい、壮麗で優美だ。

使い手のイメージ力の差だろうか? いつかぼくもリュートのようにかっこいい竜を出したいな。

「リュートはたくさん呪文が使えてすごいね、竜の姿も形もかっこいいし」

ぼくの出した不恰好な炎の竜とは大違いだ。

「そうかな? おれはハルトの方がすごいと思うよ」

「えっ?」

「前にも言ったけど普通の人間は一週間で炎の竜フランメ・ドラッヘを覚えられない、詠唱なしに高位の魔法は使えない」

「詠唱って、リュートがいつも言ってる『◯◯の精霊よ我に従え』ってやつ?」

「どんな魔法使いも詠唱なしでは高位の魔法は使えない。詠唱なしで高位の魔法を使えるハルトは、この世界で特別な存在だよ」

リュートがぼくのことを褒めてる? 素直に嬉しい!

「わぁい、リュートに褒められた!」

リュートの背に回していた腕を首に回し、ぎゅうっと抱きつく。

「ハルトは単純だね」

リュートがぼくの頭をなでてくれた。

単純でもいいよ、リュートに褒められたら嬉しいもん。

「リュート、ご褒美のこと覚えてる?」

「分かってる」

リュートのキスが降ってくる、一週間ぶりのリュートとのキス♡

リュートの手がぼくの服の中に……♡

「ん、はぁっ……あぁっ、ン、はぁ……ん♡ 好き、リュート、もっと……して♡」

「ハルトはほんとにエッチな体してるね」

「ふっ、あっ…♡ あっ、ひゃッ……! リュートの触り方がいやらしいからっ……♡」

炎の竜フランメ・ドラッヘを修得したご褒美は、リュートに一日一回エッチをしてもらうこと。

リュートのペニスが立たないからセックスはできないけど、それ以外のことは全部してもらう♡

「リュート、今日はフェラしながらぼくのお尻の穴を解かす約束だよ♡」

「分かってる」

リュートが一枚一枚ぼくの服を脱がしていく、リュートに服を脱がされるのは新鮮で、それだけで感じてしまう。

「ああっ、リュート……♡」

リュートがぼくのズボンとパンツと一緒に脱がす。腹に突くほどそそり立ったおちんちんがプルンと揺れる。

「まだ直接触れてないのに、なんで勃起してるの?」

「だって……」

キスしてるときにはもう立ってた。

「一週間ぶりのリュートとのエッチだもん♡」

「ハルトは相変わらず、感じやすいね」

リュートの手がぼくのペニスを掴み、上下にこする。

「ふあっ、……あっ、ん♡ リュート……♡」

一週間ぶりのリュートからの刺激にぼくの体は歓喜し、小刻みに震える。

リュートが地面に膝を付き、ぼくのおちんちんの裏筋をなめた。

「あうっ……! はァ…ん♡ リュート、立ったままするの?」

「体勢は指定されてないよ」

リュートがおちんちんの根元を両手で覆い亀頭を口に含む。

「あっ……、あん、はぁっ……♡ ふぁ、リュート…♡」

リュートがときおり玉袋をもみながら、ちゅぱちゅぱと音を立て口に含んだ亀頭を吸う。

「あん、はうっ……! あっ♡ ああっ、ひぁっ、そこっ、しゅきっ……♡ ふぁっ……!」

リュートの指がぼくのお尻の割れ目に……!

「はぁ……ん♡」

リュートがぼくのアナルを解かしていく。

「はっ、ふあっ……! リュート!」

不意にアナルに入っていたリュートの手が止まる。もしかしてここで終わり? こんな刺激じゃ全然足りないよ。

「やっぱり立ったままじゃやりにくいかな。ハルト座ってくれる?」

よかった、終わりじゃなかった。リュート、ぼくの中いっぱい解かしてね♡

「うん……♡」

ぼくはリュートの前に座った。座るというよりは、足を大きく開いて仰向けに寝転がったと言った方が正しい。

「座ってって言ったんだけど、ハルトは本当に淫乱だね。そんなにおれにアナルの中を見せたかった?」

「だって……」

一秒でも早くリュートの指に感じるところをいじってほしかったんだもん♡

「エッチなハルトも好きだよ」

リュートがぼくに覆いかぶさり、唇に口づけを落とす。

ぼくはリュートの首に手を回し、口づけを受け入れた。

キスはどんどん深くなっていき、リュートの舌がぼくの舌に触れ、ぼくはリュートの舌に自らの舌を絡めた。

口づけをしながら、リュートがアナルに指を入れてきた。

「ん、ん……っ、ン、ンんん……!」

ほしかった刺激に、ぼくの体が震える。

リュートが唇を離すと、唾液がみだらに糸を引いた。

「リュートの中、おれの指をくわえこんで離さないね」

「んっ、ふっ……ぁっ♡ だって、リュートの指がほしかったんだもん♡」

もっと中をいじって♡ 

本当はリュートの勃起したペニスで中を満たしてほしいけど、それは叶わない。

「ペニスと同時に攻めたら、どうなるかな?」

リュートがぼくのペニスを口に含む。

「ひゃっ……!」

ペロペロれろれろ、ちゅぱちゅぱ、くちゅくちゅ♡ 

「ん、あっ、あッ、はぁっ♡ リュート、やっ、ダメ……っ、ああッ♡」

リュートがぼくの亀頭をチュッチュッと吸いながら、お尻の穴を解かしていく。

「ひゃんっ……♡」

リュートの指がある箇所に触れたとき、ぼくの体がビクンと跳ねた。

「ここがハルトの前立腺だね」

前立腺って言葉は、この世界にもあるらしい。

リュートの指が二本に増え、前立腺をいじる。舌でペニスを攻めるのも忘れない。

「はぁ、アん♡ ァ…っ、ふあっ、やぁ……あっ♡ ああっ、ん♡」

前立腺とペニスを同時に攻められ、ぼくはとろとろにされてしまう。

いつの間にか三本に増えていたリュートの指に、感じるところを重点的に攻められ、ぼくは達した。

「はぁぁああぁッ……ん♡」

おちんちんから溢れ出たぼくのエッチな液を、リュートが嚥下えんかした。

「ハルトの液はいつ飲んでも濃いね」

リュートが口を手で拭う、そのしぐさが艶美なほど色っぽくて、ぼくの心臓が跳ねる!

みだらな行為をしたあとにそういうこと言うのはやめてほしい、心臓に悪い……!

でも、そんなリュートも好きっ♡

リュートの指の抜けたあとの穴がひくひくしている。

リュートの下半身を目を向ける、リュートのペニスが立った様子はない。

おのれ魔王! よくもリュートをこんな体に……! リュートにインポの呪いをかけるなんて許せない!

「リュート、魔王を絶対に倒そうね!」

「うん、どうしてこのタイミングで言うのか分からないけど、頑張ろう」

魔王を倒して、リュートにかけられた勃起不全の呪いを解いて、リュートとラブラブセックスするんだ!


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