【BL】完結「異世界に転移したら溺愛された。自分の事を唯一嫌っている人を好きになってしまったぼく」

22話「リュート、もう一回♡」＊

「ん、ぁっ……ぃっ、あっ……♡　リュート、くすぐった、い……あん♡」

「そう？　ならやめる？」

リュートがぼくの股間から頭を上げる。

「だめっ、やめちゃ、やっ…！」

地面に座ったぼくの足を開き、リュートがぼくの股間に顔をうずめて、おちんちんをペロペロしてる。

「なら続けるね」

リュートがぼくのおちんちんの裏筋に舌をつけ、レロレロとなめだす。

「はぁっ……ん♡　あっ、ああっ、ん！　ぃいっ♡　リュート、上手……ふぁっ♡」

爆発エクスプロズィオーンを修得するのに二日もかかってしまった。

その間リュートとのキスを思い出しムラムラしても、自分で自分を慰めることしかできなかった。

リュートに「お願い、触って……！」とお願いしても「爆発エクスプロズィオーンを覚えたらね」とはぐらかされ、お預けをさせられてきた。

攻め様が淡泊なのつらい。リュートにかけられた性的不全の呪いが憎い！

魔王を倒してリュートのインポの呪いが解けたら、リュートといっぱいいっぱいセックスするんだ♡

蜜月が終わったら、ぼくがリュートにお預けをさせるんだ。

『はぁはぁっ！　ハルト、セックスしたい！』『だめっ、今日は気分じゃないからお預け』『お願い、一回だけ！』『もう、しょうがないな一回だけだよ』『ありがとう、ハルト！』『あっ、だめっリュート、ちゃんと前戯してから……あん♡』

……想像の中の自分ちょろいな、お預けできてないじゃん！

それより呪いが解けてもリュートが淡泊なままだったらどうしよう？

『リュート、エッチしたい』『うん、今日は気分じゃないから無理』『お願い、全部ぼくがやるから』『うん、また明日ね、おやすみ』

……今と変わらないじゃん！

どちらかというと、旦那様は性欲が強いくらいの方が。

ずしゅずしゅ、パンパン！『あっ、あっ、やっ！　リュート……なんで』『ごめん、ハルト寝顔が可愛いかったから睡姦しちゃった！』『あんっ、はっ！　いっ、あっ、激しい…！』『激しいの好きでしょ！』

性欲強めのリュートに、ベッドの中でもベッドの外でも犯されまくりたい！　ご飯を作っている時に『エプロン姿に興奮した』って言われて襲われたい！　お風呂に入っている時に『おれが体を洗ってあげるよ』って言われて後ろから抱きしめられて、体のあちこちをいやらしい手付きで弄られたい！

「ぁあああうっ……！」

妄想の中のリュートに興奮して、達してしまった。

リュートの舌使いをもっと感じていたかったのに……！

「ハルトのエッチな液、毎日抜いてる割に濃いね」

リュートが口についたみだらな液を手で拭う。

エロい、なんだろうこの妖艶なほどの美しさは……！

「リュート、もう一回して……！」

「うん、ハルトが炎の竜フランメ・ドラッヘの呪文を覚えたらね」

またそれ～～！

「お願い！　お願い！　お願い！　お願い！　舌がだめなら指でしてっ！」

リュートに土下座して頼んだけど、リュートの返事は変わらなかった。


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