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十話「兄様と僕の秘密の関係②」***
しおりを挟む「大丈夫だよ、今からここを私の男根が入るぐらいとろっとろに溶かしてあげるから」
兄様はそう言って引き出しから取り出した、瓶の蓋を開け僕のお尻に垂らした。
「ん……!」
ドロッとした液体をお尻にかけられ、冷っとした感覚に背中が震える。
兄様は自分の指にもクリームをつけ、僕のお尻の穴に指を入れた。
「ひっ、やぁ……」
兄様に指を入れられた瞬間、背中がビクンと震えた。
「よーく溶かさないとね、後で痛くて泣くのはエミリーだよ。心配いらないよ、すぐに気持ちよくなるから」
兄様は艶美な笑みを浮かべ、お尻の穴を溶かしていく。
「あっ、あっ、ふっ、ああっ! ん、……やっ」
お尻の穴に指を入れられて気持ちいいはずがないのに、こそばゆくてエッチな気持ちになっていく。
「エミリーのここの締付けすごいね、私の指を咥えこんで離さない」
兄様が僕のお尻の穴を溶かしながら楽しげに笑う。僕の顔に熱が集まる。
「やっ、そんなこと言わないで……!」
いつの間にか指は二本に増やされ、バラバラに動かされていた。
「あっ、あっ、ああっ、ひぁ……!」
「エミリーのお尻は感度がいいんだね。見てご覧、エミリーのおちんちんも気持ち良さそうに揺れてるよ」
兄様に言われおちんちんに目をやる。僕のおちんちんは触れられてもいないのに立ち上がり、僕が身悶えるたびにふるふると揺れていた。
「やぁ……!」
恥ずかしさで、僕の耳が熱くなる。
「指を三本に増やしたらどうなるかな?」
兄様は妖しいほど美しく笑い、お尻の穴に入れる指を三本に増やした。
「あっ! あっ、ふあっ、ああっ…!」
お尻の中で三本の指をバラバラに動かされ、背筋がぞくぞくと震える。
僕は快楽を逃がそうと腰をくねらせた。僕が体をくねらせるたびに、さっきより硬度を増した僕のおちんちんがふるふると揺れる。
「エミリーの中とろとろに溶けてきたね、そろそろ私の男根を押し込んでも大丈夫かな」
兄様はそう言って、指を一気に引き抜いた。
「ああっ……」
指が抜け焦燥感が僕の体を襲う。
「エミリーのここ、棒が欲しくてひくひくしてるね。いま指より太いものを入れて上げるからね」
兄様は楽しそうに目を細め、そそり立ったペニスに瓶に残っていたクリームをすべてたらし、僕のお尻の穴にあてがった。
「くっ、きついな」
よく溶かされたとはいえ、僕のお尻の穴は兄様の大きな男根を咥えこむには小さかったようだ。
「ちょっと痛いけど我慢してくれ」
兄様が僕の腰を掴み、ペニスを中へ中へと推し進めていく。
「やっ、あっ! 痛っ……兄様、待って!」
「ごめん、待てそうにない!」
兄様が肉棒をぐいっと中に押し込んだ。
「ああっ……!」
兄様のペニスの先端が中に入ったようだ。
「ごめんね、痛かった」
兄様が僕の頭を優しくなで、唇にキスをした。
「かり首が入ったから、後はすんなり入ると思うよ。痛くないようにキスしてようか、キスには鎮痛剤の何倍もの痛み止めの効果があるんだよ」
そう言って兄様が僕の唇を自身の唇で塞いだ。兄様の舌が僕の舌を絡め取る。
「ん、んっ、んん…! んー!」
くちゅくちゅと音を立ててキスをしている間にも、兄様のペニスは僕の中にずんずんと入ってくる。
兄様の言った通り、先端が通ったことで入りやすくなったのか、それともキスの効果なのか、最初に感じた程の痛みはなかった。
「ん、奥まで入った。エミリーの中は暖かくてとても気持ちがいいね、私の男根をぎゅうぎゅう締め付けてくる」
兄様が今日一番艶っぽい顔で笑う。
「やっと一つになれた、愛しているよエミリー」
兄様が僕の唇にキスを落とす。
兄様が僕の舌を絡め取りながら、腰をゆるゆると揺らす。
「動くよ、エミリーが痛くないようにキスしてよう」
「うん、兄様」
僕は兄様の首に腕を回した。
「ん、んっ、ふっ、んン……ぁっ、ん!」
ゆらゆらと前後に揺れていた兄様の腰の動きが、徐々に早く、激しくなっていく。
兄様は僕の腰を掴むと、ペニスをぎりぎりまで引き抜き最奥を突いた。
「んンっ!」
奥を刺激され、僕の体がビクンと跳ねる。
唇を塞がれているから、声を出せない。
兄様はペニスをぎりぎりまで引き抜き最奥を突く動きを繰り返す、その動きはどんどん激しくなっていく。
「んっ! ふっ、ん、ふっ……ん! ぁっ…ん!」
奥底を連続でグリュグリュされ、繋がった下半身がぐちゅぐちゅと卑猥な音を立てる。
重なった唇がくちゅくちゅと音を立て、二人の唾液が混ざり唇の端から漏れていく。
兄様の首に回していた手は、いつの間にか背中に回っていて、兄様に激しく打ち付けられるたびに爪を立ててしまう。
「イキそうだ、ごめんエミリー中に出すよ」
「ふぇっ……? うっ、あああっっ!」
兄様のペニスが行き止まりをグリュっと突き、直後熱い液が僕の中に注がれた。
「エミリー、私の子種を全部飲んで」
「うん、ああっ……! 兄様ぁぁ……!」
僕は背を海老のように反らし、押し寄せる快楽に耐えた。
僕の中に注がれる生暖かい液体に体が甘くしびれ、僕は意識を手放した。
◇◇◇◇◇
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