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六話「兄様、僕がパンツの中に射精したことは内緒にして!②」***
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部屋に着くと、兄様は僕を天蓋付きベッドに下ろしてくれた。
ふかふかしたベッド、濃い青のカーテン、甘い香水の香り、あれ? ここ僕の部屋じゃないぞ。兄様の部屋だ。
「兄様、ここって?」
「私の部屋だよ」
兄様が僕を包んでいた兄様の上着を床に捨て、僕の上着とシャツをスルスルと脱がしていく。
「ひゃっ、兄様……!」
日に焼けていない筋肉の薄い上半身が顕になる。胸の中心でピンク色の乳首がピンピンに立って存在を主張していた。
「やっ、見ないで兄様」
「かわいいよ」
兄様がふわりと笑い、僕の胸の突起を指で弾く。
「ん、ァっ!」
ほしかったはずの刺激、でもこんなふうに痛くされたかったわけじゃない。
「ごめんごめん、エミリーがあまりにも愛らしいから意地悪したくなった」
兄様には馬車の中でも「おしおき」だと言われ、意地悪された。
「僕、兄様に何かした?」
兄様を怒らせることをしたかな? 胸に手を当てて考えてみるが、思い当たる節がない。
「分からない?」
僕は首を横に振る。
「エミリーがお友達に囲まれて、お友達からプレゼントをもらって楽しげにしているのを私がどんな気持ちで見ていたか。その上お友達に手を握られ家に遊びに来るように誘われると、笑顔で『遊びに行く』と即答した」
兄様が眉間にしわを寄せ口の端を歪める。
「私は腸が煮える思いでその光景を見ていたんだよ」
兄様のサファイアの瞳が冷たく光る。
「兄様……?」
知らなかった、僕の軽率な行動が兄様を傷つけていたなんて。
「知らない人に家に招待されても、ホイホイついて行っちゃだめだよ」
「みんな知らない人じゃないよ」
三人ともクラスメイトだし、友達だもん。
「分からないって顔してるね、なら私が教えてあげるよ」
兄様に肩を押され、ベッドに仰向けに押し倒された。
直後、兄様の唇に僕の唇を塞がれた。
両手を頭の上で拘束され抵抗できない。
兄様が僕の唇をなめ、舌を口内に這わする。
「んっ、んん!」
兄様の舌が僕の歯列をなめ、舌を絡めとる。兄様の舌が僕の口内を犯すたびに、くちゅくちゅと卑猥な音を立てた。
僕と兄様の唾液が混じったものを飲まされ、飲みきれなかった唾液がよだれとなって口の端から溢れた。
兄様は僕から唇を離すと口角を上げた。ちょっと邪悪な笑顔だったけど、兄様はそんな顔も絵になる。
兄様は僕の手を拘束してない方の手で、僕の乳首に触れ指先でころころと転がす。
「ふぁっ、あっ、あっ……」
馬車の中でずっと服越しに触れられ硬くなっていた乳首は、ちょっとの刺激にも敏感に反応してしまう。
「エミリーのお友達はね、エミリーを自宅に招いてこういう事をしようとしていたんだよ」
「や、だぁ……」
いくら仲が良くても友達にこんな事をされるなんて嫌だ。
「だから私以外の人間に笑顔を振りまいたり、私以外の人間と二人きりになったりしちゃいけないよ。家に遊びに行くなんて以ての他だ、分かったね?」
兄様が僕の乳首をつまんだり転がしたりする。
イイ感じ……ずっと兄様に直接触れてほしい。
他の人に触られるのは嫌、知らない人に触れられるのも、友達に触れられるのも嫌。こんなこと友達とはしたくない。
「はい、兄様」
でも……兄様にされるのは嫌じゃない。
「いい子だ」
兄様は僕の頬をなで、にこりと笑う。
ふかふかしたベッド、濃い青のカーテン、甘い香水の香り、あれ? ここ僕の部屋じゃないぞ。兄様の部屋だ。
「兄様、ここって?」
「私の部屋だよ」
兄様が僕を包んでいた兄様の上着を床に捨て、僕の上着とシャツをスルスルと脱がしていく。
「ひゃっ、兄様……!」
日に焼けていない筋肉の薄い上半身が顕になる。胸の中心でピンク色の乳首がピンピンに立って存在を主張していた。
「やっ、見ないで兄様」
「かわいいよ」
兄様がふわりと笑い、僕の胸の突起を指で弾く。
「ん、ァっ!」
ほしかったはずの刺激、でもこんなふうに痛くされたかったわけじゃない。
「ごめんごめん、エミリーがあまりにも愛らしいから意地悪したくなった」
兄様には馬車の中でも「おしおき」だと言われ、意地悪された。
「僕、兄様に何かした?」
兄様を怒らせることをしたかな? 胸に手を当てて考えてみるが、思い当たる節がない。
「分からない?」
僕は首を横に振る。
「エミリーがお友達に囲まれて、お友達からプレゼントをもらって楽しげにしているのを私がどんな気持ちで見ていたか。その上お友達に手を握られ家に遊びに来るように誘われると、笑顔で『遊びに行く』と即答した」
兄様が眉間にしわを寄せ口の端を歪める。
「私は腸が煮える思いでその光景を見ていたんだよ」
兄様のサファイアの瞳が冷たく光る。
「兄様……?」
知らなかった、僕の軽率な行動が兄様を傷つけていたなんて。
「知らない人に家に招待されても、ホイホイついて行っちゃだめだよ」
「みんな知らない人じゃないよ」
三人ともクラスメイトだし、友達だもん。
「分からないって顔してるね、なら私が教えてあげるよ」
兄様に肩を押され、ベッドに仰向けに押し倒された。
直後、兄様の唇に僕の唇を塞がれた。
両手を頭の上で拘束され抵抗できない。
兄様が僕の唇をなめ、舌を口内に這わする。
「んっ、んん!」
兄様の舌が僕の歯列をなめ、舌を絡めとる。兄様の舌が僕の口内を犯すたびに、くちゅくちゅと卑猥な音を立てた。
僕と兄様の唾液が混じったものを飲まされ、飲みきれなかった唾液がよだれとなって口の端から溢れた。
兄様は僕から唇を離すと口角を上げた。ちょっと邪悪な笑顔だったけど、兄様はそんな顔も絵になる。
兄様は僕の手を拘束してない方の手で、僕の乳首に触れ指先でころころと転がす。
「ふぁっ、あっ、あっ……」
馬車の中でずっと服越しに触れられ硬くなっていた乳首は、ちょっとの刺激にも敏感に反応してしまう。
「エミリーのお友達はね、エミリーを自宅に招いてこういう事をしようとしていたんだよ」
「や、だぁ……」
いくら仲が良くても友達にこんな事をされるなんて嫌だ。
「だから私以外の人間に笑顔を振りまいたり、私以外の人間と二人きりになったりしちゃいけないよ。家に遊びに行くなんて以ての他だ、分かったね?」
兄様が僕の乳首をつまんだり転がしたりする。
イイ感じ……ずっと兄様に直接触れてほしい。
他の人に触られるのは嫌、知らない人に触れられるのも、友達に触れられるのも嫌。こんなこと友達とはしたくない。
「はい、兄様」
でも……兄様にされるのは嫌じゃない。
「いい子だ」
兄様は僕の頬をなで、にこりと笑う。
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