3 / 22
三話「兄様が僕の体をこしょこしょする話③」*
しおりを挟む
兄様は僕の腰に手を回し、正門へ歩いていく。
前を歩いていた学園の生徒が、兄様を見て道を譲り深く頭を下げた。
僕としては端っこを歩きたいんだけど、兄様はいつも道の中央を通る。
そのたびに生徒が海が割れるように左右に避け、兄様のための道ができる。
最近はなれてきたけど、知らない人に頭を下げられるのって変な気分だなぁ。
正門にはシュトラウス公爵家の迎えの馬車が来ていた。
僕が先に馬車に乗り、兄様が後から馬車に乗り込む。
次男の僕が先に馬車に乗るのは変なので、僕は兄様の後から乗るよと伝えたら、兄様は笑いながら「レディーファーストだよ」と答えた。僕は女の子じゃないのに。
僕が頬をふくらませると、兄様はにこにこしながら僕の頬をつついて楽しんでいた。
兄様はいつも僕を子供扱いする。僕も明日で十八歳になるのに。
馬車のドアが閉まると、兄様は僕の腰に手を回してきた。
今までも兄様が僕の手を握ってくることや、肩に手をおくことはあった。だけど馬車の中で腰に手を回されたのは初めてだ。
兄様の手は腰というより、僕のお腹と胸の中間ぐらいに添えられている。
馬車が揺れるたびに、兄様の手が僕の胸の突起に触れるのでくすぐったくてたまらない。
兄上の反対の手は僕の膝の上に置かれ、馬車が揺れるたびに僕の大事なところに触れてこそばゆい。
ガタッと音がして馬車が大きく揺れ、兄様の手が僕の平らな胸を包み、胸を軽く揉んだ。反対の手は、僕のおちんちんを包みこむようにズボンの上から触れていた。
「んっ……」
普段人に触れられたことのない箇所に触られ、思わず声が漏れてしまう。
兄様の手はすぐに胸の突起に触れるか触れないか位置に戻っていく。反対の手もおちんちんに触れるか触れないかの位置に戻っていく。
今のは何だったんだろう?
揺れたはずみでつい触ってしまっただけだよね? きっとそうに違いない。
◇◇◇◇◇
※主人公と周りの人が勘違いしているだけで、主人公の誕生日は昨日でした。主人公はすでに18歳を超えています。
前を歩いていた学園の生徒が、兄様を見て道を譲り深く頭を下げた。
僕としては端っこを歩きたいんだけど、兄様はいつも道の中央を通る。
そのたびに生徒が海が割れるように左右に避け、兄様のための道ができる。
最近はなれてきたけど、知らない人に頭を下げられるのって変な気分だなぁ。
正門にはシュトラウス公爵家の迎えの馬車が来ていた。
僕が先に馬車に乗り、兄様が後から馬車に乗り込む。
次男の僕が先に馬車に乗るのは変なので、僕は兄様の後から乗るよと伝えたら、兄様は笑いながら「レディーファーストだよ」と答えた。僕は女の子じゃないのに。
僕が頬をふくらませると、兄様はにこにこしながら僕の頬をつついて楽しんでいた。
兄様はいつも僕を子供扱いする。僕も明日で十八歳になるのに。
馬車のドアが閉まると、兄様は僕の腰に手を回してきた。
今までも兄様が僕の手を握ってくることや、肩に手をおくことはあった。だけど馬車の中で腰に手を回されたのは初めてだ。
兄様の手は腰というより、僕のお腹と胸の中間ぐらいに添えられている。
馬車が揺れるたびに、兄様の手が僕の胸の突起に触れるのでくすぐったくてたまらない。
兄上の反対の手は僕の膝の上に置かれ、馬車が揺れるたびに僕の大事なところに触れてこそばゆい。
ガタッと音がして馬車が大きく揺れ、兄様の手が僕の平らな胸を包み、胸を軽く揉んだ。反対の手は、僕のおちんちんを包みこむようにズボンの上から触れていた。
「んっ……」
普段人に触れられたことのない箇所に触られ、思わず声が漏れてしまう。
兄様の手はすぐに胸の突起に触れるか触れないか位置に戻っていく。反対の手もおちんちんに触れるか触れないかの位置に戻っていく。
今のは何だったんだろう?
揺れたはずみでつい触ってしまっただけだよね? きっとそうに違いない。
◇◇◇◇◇
※主人公と周りの人が勘違いしているだけで、主人公の誕生日は昨日でした。主人公はすでに18歳を超えています。
42
お気に入りに追加
1,354
あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?
名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。
そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________
※
・非王道気味
・固定カプ予定は無い
・悲しい過去🐜のたまにシリアス
・話の流れが遅い

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
幽閉王子は最強皇子に包まれる
皇洵璃音
BL
魔法使いであるせいで幼少期に幽閉された第三王子のアレクセイ。それから年数が経過し、ある日祖国は滅ぼされてしまう。毛布に包まっていたら、敵の帝国第二皇子のレイナードにより連行されてしまう。処刑場にて皇帝から二つの選択肢を提示されたのだが、二つ目の内容は「レイナードの花嫁になること」だった。初めて人から求められたこともあり、花嫁になることを承諾する。素直で元気いっぱいなド直球第二皇子×愛されることに慣れていない治癒魔法使いの第三王子の恋愛物語。
表紙担当者:白す(しらす)様に描いて頂きました。

【完結】最強公爵様に拾われた孤児、俺
福の島
BL
ゴリゴリに前世の記憶がある少年シオンは戸惑う。
目の前にいる男が、この世界最強の公爵様であり、ましてやシオンを養子にしたいとまで言ったのだから。
でも…まぁ…いっか…ご飯美味しいし、風呂は暖かい…
……あれ…?
…やばい…俺めちゃくちゃ公爵様が好きだ…
前置きが長いですがすぐくっつくのでシリアスのシの字もありません。
1万2000字前後です。
攻めのキャラがブレるし若干変態です。
無表情系クール最強公爵様×のんき転生主人公(無自覚美形)
おまけ完結済み

光る穴に落ちたら、そこは異世界でした。
みぃ
BL
自宅マンションへ帰る途中の道に淡い光を見つけ、なに? と確かめるために近づいてみると気付けば落ちていて、ぽん、と異世界に放り出された大学生が、年下の騎士に拾われる話。
生活脳力のある主人公が、生活能力のない年下騎士の抜けてるとこや、美しく格好いいのにかわいいってなんだ!? とギャップにもだえながら、ゆるく仲良く暮らしていきます。
何もかも、ふわふわゆるゆる。ですが、描写はなくても主人公は受け、騎士は攻めです。
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる