【BL】【完結】兄様と僕が馬車の中でいちゃいちゃしている話

二話「兄様が僕の体をこしょこしょする話②」

僕の名前はエミリー・シュトラウス。シュトラウス公爵家の次男だ。

シュトラウス公爵家は大きなお屋敷をいくつも持っている、結構力のある貴族らしい。

らしいというのは、家督を継ぐのは長男の兄様で、次男の僕は家のことをよく知らないからだ。

さっきも僕の知らないシュトラウス公爵家の決まりを、兄様に教えてもらったところだ。

でもこういうことはわりとよくある、兄様と違って僕は家の決まりごとに疎いから。

兄様の名前はリーヴェス・シュトラウス。シュトラウス家の嫡男で、成績優秀でテストの成績は常にトップ、剣術と魔法の実技の成績も一番。

僕たちの通うベルリッツ王立学園で生徒会長をしている。

腰まで届く長い髪金髪を後ろで一つに縛り、宝石のように輝く青い瞳の持ち主で、背が高くて、彫刻のようにきれいな顔立ちをしている、やさしくてかっこいい僕の自慢のお兄ちゃんだ♡

背が低くて華奢で、女の子みたいな顔立ちの僕とは大違い。

兄様との共通点は髪と瞳の色だけかな。

僕もあと二年たったら、兄様みたいにかっこよくなれるかな？


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