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第五章
第五節
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「なんかさぁ……。颯斗先輩と仲直りした次の日からやっと、本来の雪弥に戻った気がするよ。俺、雪弥が暗い顔してんの見る度にスゴく心配してたから、心の底からホッとしたんだ」
いつになくしみじみとした口調で雪弥にそう言ってきたのは、陽翔である。
今は部活終了後。真夏の炎天下の中、地獄のサッカー練習を死に物狂いで頑張った後である。
今日は、ジリジリと肌が焼かれてしまうような強烈な暑さで、正直とてもきつかった。
あぁ、日陰サイコー。超涼しい。もう一生出たくねぇ。
校庭の木陰で、汗をタオルで拭いながら、雪弥は半分本気でそう思った。
さてさて。
雪弥は地面から自分の左隣に立っている陽翔に、視線を戻した。
陽翔は真夏の太陽が照りつける校庭を静かに眺めていた。
恐らく、陽翔は雪弥の返事を待っているのだろう。
そろそろ返事するか。
「お前が真面目な話すんなら、俺だって真面目な話するぞ」
雪弥が嫌そうな顔で「いいのかよ?」と尋ねると、
「うん、全然いいよ!」
陽翔は嫌がる事なく、寧ろ、にこやかな笑顔で頷いた。
い、いいのかよ!?
雪弥は予想外の返事に困惑しつつも口を開く。
「陽翔。お前に嘘を吐かせてしまって本当にごめん」
陽翔は、風花と華那に二つの嘘を吐いた。決して陽翔が勝手に嘘を吐いたのではなく、雪弥が陽翔に嘘を吐かせたのだ。
まず、一つめの嘘は、雪弥が去年の十二月中旬ごろに颯斗と仲直りしたというものだ。この時期はまだ仲直りしていない。雪弥が颯斗と仲直りした本当の日付は、今年の六月三十日である。
次に、二つめの嘘は、無事に解決したというものだ。解決していない。侑聖が報復した事を雪弥に謝罪したのは本当だ。しかし、その後に侑聖が颯斗の家庭事情を暴露した事によって、雪弥の抱えていた悩みはより深刻になってしまった。
「別にいいよ」
陽翔がふわりと微笑みつつかぶりを振った。
「風花と瀬川さんを故意に傷つける為の嘘じゃないからね。二人に心配かけたくなかったんでしょ?」
陽翔の返答に雪弥はハッと息を呑んだ。
そう。陽翔が言った通り、雪弥は傷つけようとして事実の中に二つの嘘を混ぜ込んだ訳ではない。出来る限り、華那と風花の二人に心配をかけないようにする為だった。
陽翔が嘘を吐かせた事を責めないどころか、嘘を混ぜ込んだ理由を言わずとも理解してくれた事を嬉しく感じた。
「ありがとう。……後、俺の相談に乗ってくれた事も」
雪弥は心から陽翔にお礼を言った。
まず、雪弥がサッカー部のキャプテンである颯斗と喧嘩した件。 次に、侑聖が颯斗の代わりに報復する為に雪弥のスパイクをゴミ箱に捨てた件。
そして、侑聖が雪弥に颯斗の家庭事情を暴露してきた件。
これらの件について、陽翔は親身になって相談に乗ってくれた。
だが、陽翔は険しい顔でかぶりを振った。
「相談に乗ったとは言っても話を聞いただけだ。俺は何の役にも立てなかった」
雪弥は慌てて口を開いた。
「いや、ちょっと待て! 何、馬鹿な事言ってるんだ!?」
しかし、陽翔は珍しくまくしたてるように喋り続けた。まるで、雪弥の声など微塵も聞こえていないかのように。
「『侑聖先輩が雪弥に、颯斗先輩の事情をバラした』っていう事実は、颯斗先輩本人には秘密にしておく。……俺は雪弥が出したこの決断に反対しなかっただけだ。颯斗先輩にショックを与えない為。それから、颯斗先輩と侑聖先輩の仲を壊さない為。雪弥が言ったこの二つの理由に納得したから。
要するに、俺が言いたいのは、雪弥が颯斗先輩と仲直り出来たのは俺のお陰じゃないって事だ。颯斗先輩のお陰だよ。颯斗先輩は、侑聖先輩がバラしたっていう事実を先輩に秘密にしていた雪弥の事を少しも責めなかった。そして、『仲直りしたい』って言ってくれた。
だからさ。お礼の言葉は俺じゃなくて、心優しい颯斗先輩に言いなよ」
陽翔は喋り終わると同時に、雪弥から顔を背けた。
何だよ……、それ。
お前は自分の悩みでもねぇのにどうするべきか必死に考えてくれただろ?
雪弥は苦笑した。
「颯斗先輩には何度も礼を言ったよ」
それから、陽翔をまっすぐ見据えてからこう続けた。
「でも、お前にも礼を言いたい。だって俺は、お前に相談して話を聞いてもらった事ですげぇ気が楽になったから。多分……。俺一人で抱えてたらとっくにぶっ壊れてたと思うんだ。
後、俺がお前に全部を打ち明けた時に、『辛いね。雪弥は颯斗先輩を傷つけたくて傷つけたんじゃないのにね』って俺を慰めてくれたよな? あの言葉に俺はちょっと救われたんだ。だから……、本当にありがとう陽翔」
つーか、皆まで言わすなよ。
雪弥は口元を隠すように右手を当てながら、ボソリとそう呟いた。
──うわっ、恥っず!!
陽翔が何も分かっちゃいねぇから言ったけど、クソ恥ずいな!?
雪弥の言葉にびっくりしたのだろうか。
陽翔は目をぱちくりとさせた。
ややあって、いつも通りの人当たりの良い笑顔を浮かべる。
「皆まで言わせちゃってごめんね!」
陽翔の笑顔に、雪弥はホッとして自然と頰が緩んだ。
「いや、別にいいよ」
雪弥がそう答えると、陽翔はバツの悪そうな顔をして本音を打ち明けた。
「俺ね……。実は、雪弥や颯斗先輩、侑聖先輩の為に、もっと出来る事があったんじゃないかって、今も悔やんでるんだ」
「考え過ぎだ。気にすんな」
雪弥は躊躇なく言う。
すると、陽翔はふわりと微笑んだ。
「うん……、そうだね! 俺もちょっとは雪弥の力になれてたみたいで、凄く嬉しいよ。どういたしまして!」
いや、と雪弥は首を横に振った。
「ちょっとじゃなくて、お前が一番力になってくれた」
「……本当に?」
陽翔が訝しげに訊き返してきた。
「本当だ」
雪弥は即答してすぐに、照れくさくてそっぽを向く。
「雪弥、どうかした?」
しかし、陽翔が心配そうに訊いてきたので、雪弥は慌てて陽翔の方に顔を戻した。
「どうもしてねぇよ。ただ──」
それから、颯斗と仲直りした翌日からからずっと、不安に思っていた事を口にした。
「なぁ。お前には、颯斗先輩と侑聖先輩の二人がギスギスしてるように見えるか?」
陽翔は一瞬きょとんとしてから、真剣な表情で口を開いた。
「雪弥の事だから気にしてるんじゃないかとは思ってたけど……。やっぱり、気にしてるんだ」
「当たり前だろ!」
だって、先輩たちがギスギスしてるんだとしたら、俺のせいなんだから。
「そうだなぁ……。ギスギスとまではいかないけど、あんまり楽しそうにお喋りしてないね」
陽翔の不安が高まってしまうような返答に、雪弥はうろたえた。
「たっ、楽しそうに喋ってない?」
うん、と陽翔は小さく頷いた。
「颯斗先輩は今まで通り、侑聖先輩に接してるよ。……侑聖先輩がバラしたっていう事実を、雪弥から聞いた次の日さえも、態度を変えていなかった」
陽翔曰く、颯斗は、侑聖に自分の家庭事情を暴露されたと知ってもなお、今までと変わらない態度で侑聖に接しているようだ。
やっぱり、と雪弥は思った。
颯斗先輩は侑聖先輩に普通に話しかけてるんだよなぁ……。
雪弥は悲しそうにも嬉しそうにも見える複雑な表情で言った。
「颯斗先輩って、何でこんなに優しいんだろうな……。許せなくて絶交しても、何もおかしくねぇってのに」
その一方で、陽翔は柔らかな微笑みを浮かべながら口を開く。
「颯斗先輩は本当の意味で優しい人だ。けど、颯斗先輩が侑聖先輩と絶交しないのは優しいからだけじゃないと思う。……これは俺の憶測に過ぎないけど、颯斗先輩は侑聖先輩とこれからも仲良くしたいって思ってるんじゃないかな?」
矢継ぎ早に、陽翔はやや緊張したような面持ちで続けた。
「当然といえば当然かもしれないけど、侑聖先輩の方は喋り方がぎこちなくなってる。颯斗先輩もそれに気づいて、ちょっと話しづらそうっていうか……、困ってるように俺には見えるよ」
雪弥は陽翔の言葉に、はっとした顔になった。
「……俺は全然気づかなかったな」
雪弥は侑聖の異変に気づく事ができなかった。
七月一日(雪弥が颯斗と無事に仲直りした翌日)から。
侑聖が暴露した事が原因で、颯斗と侑聖の関係が険悪になるのを大いに心配していた。
だから、二人の様子を注意深く観察していた。
にもかかわらず、侑聖の異変に全く気づかなかった。
俺って鈍感なのか? 最近は人の表情や感情の機微に敏感になったと思ってたけど……。
いつになくしみじみとした口調で雪弥にそう言ってきたのは、陽翔である。
今は部活終了後。真夏の炎天下の中、地獄のサッカー練習を死に物狂いで頑張った後である。
今日は、ジリジリと肌が焼かれてしまうような強烈な暑さで、正直とてもきつかった。
あぁ、日陰サイコー。超涼しい。もう一生出たくねぇ。
校庭の木陰で、汗をタオルで拭いながら、雪弥は半分本気でそう思った。
さてさて。
雪弥は地面から自分の左隣に立っている陽翔に、視線を戻した。
陽翔は真夏の太陽が照りつける校庭を静かに眺めていた。
恐らく、陽翔は雪弥の返事を待っているのだろう。
そろそろ返事するか。
「お前が真面目な話すんなら、俺だって真面目な話するぞ」
雪弥が嫌そうな顔で「いいのかよ?」と尋ねると、
「うん、全然いいよ!」
陽翔は嫌がる事なく、寧ろ、にこやかな笑顔で頷いた。
い、いいのかよ!?
雪弥は予想外の返事に困惑しつつも口を開く。
「陽翔。お前に嘘を吐かせてしまって本当にごめん」
陽翔は、風花と華那に二つの嘘を吐いた。決して陽翔が勝手に嘘を吐いたのではなく、雪弥が陽翔に嘘を吐かせたのだ。
まず、一つめの嘘は、雪弥が去年の十二月中旬ごろに颯斗と仲直りしたというものだ。この時期はまだ仲直りしていない。雪弥が颯斗と仲直りした本当の日付は、今年の六月三十日である。
次に、二つめの嘘は、無事に解決したというものだ。解決していない。侑聖が報復した事を雪弥に謝罪したのは本当だ。しかし、その後に侑聖が颯斗の家庭事情を暴露した事によって、雪弥の抱えていた悩みはより深刻になってしまった。
「別にいいよ」
陽翔がふわりと微笑みつつかぶりを振った。
「風花と瀬川さんを故意に傷つける為の嘘じゃないからね。二人に心配かけたくなかったんでしょ?」
陽翔の返答に雪弥はハッと息を呑んだ。
そう。陽翔が言った通り、雪弥は傷つけようとして事実の中に二つの嘘を混ぜ込んだ訳ではない。出来る限り、華那と風花の二人に心配をかけないようにする為だった。
陽翔が嘘を吐かせた事を責めないどころか、嘘を混ぜ込んだ理由を言わずとも理解してくれた事を嬉しく感じた。
「ありがとう。……後、俺の相談に乗ってくれた事も」
雪弥は心から陽翔にお礼を言った。
まず、雪弥がサッカー部のキャプテンである颯斗と喧嘩した件。 次に、侑聖が颯斗の代わりに報復する為に雪弥のスパイクをゴミ箱に捨てた件。
そして、侑聖が雪弥に颯斗の家庭事情を暴露してきた件。
これらの件について、陽翔は親身になって相談に乗ってくれた。
だが、陽翔は険しい顔でかぶりを振った。
「相談に乗ったとは言っても話を聞いただけだ。俺は何の役にも立てなかった」
雪弥は慌てて口を開いた。
「いや、ちょっと待て! 何、馬鹿な事言ってるんだ!?」
しかし、陽翔は珍しくまくしたてるように喋り続けた。まるで、雪弥の声など微塵も聞こえていないかのように。
「『侑聖先輩が雪弥に、颯斗先輩の事情をバラした』っていう事実は、颯斗先輩本人には秘密にしておく。……俺は雪弥が出したこの決断に反対しなかっただけだ。颯斗先輩にショックを与えない為。それから、颯斗先輩と侑聖先輩の仲を壊さない為。雪弥が言ったこの二つの理由に納得したから。
要するに、俺が言いたいのは、雪弥が颯斗先輩と仲直り出来たのは俺のお陰じゃないって事だ。颯斗先輩のお陰だよ。颯斗先輩は、侑聖先輩がバラしたっていう事実を先輩に秘密にしていた雪弥の事を少しも責めなかった。そして、『仲直りしたい』って言ってくれた。
だからさ。お礼の言葉は俺じゃなくて、心優しい颯斗先輩に言いなよ」
陽翔は喋り終わると同時に、雪弥から顔を背けた。
何だよ……、それ。
お前は自分の悩みでもねぇのにどうするべきか必死に考えてくれただろ?
雪弥は苦笑した。
「颯斗先輩には何度も礼を言ったよ」
それから、陽翔をまっすぐ見据えてからこう続けた。
「でも、お前にも礼を言いたい。だって俺は、お前に相談して話を聞いてもらった事ですげぇ気が楽になったから。多分……。俺一人で抱えてたらとっくにぶっ壊れてたと思うんだ。
後、俺がお前に全部を打ち明けた時に、『辛いね。雪弥は颯斗先輩を傷つけたくて傷つけたんじゃないのにね』って俺を慰めてくれたよな? あの言葉に俺はちょっと救われたんだ。だから……、本当にありがとう陽翔」
つーか、皆まで言わすなよ。
雪弥は口元を隠すように右手を当てながら、ボソリとそう呟いた。
──うわっ、恥っず!!
陽翔が何も分かっちゃいねぇから言ったけど、クソ恥ずいな!?
雪弥の言葉にびっくりしたのだろうか。
陽翔は目をぱちくりとさせた。
ややあって、いつも通りの人当たりの良い笑顔を浮かべる。
「皆まで言わせちゃってごめんね!」
陽翔の笑顔に、雪弥はホッとして自然と頰が緩んだ。
「いや、別にいいよ」
雪弥がそう答えると、陽翔はバツの悪そうな顔をして本音を打ち明けた。
「俺ね……。実は、雪弥や颯斗先輩、侑聖先輩の為に、もっと出来る事があったんじゃないかって、今も悔やんでるんだ」
「考え過ぎだ。気にすんな」
雪弥は躊躇なく言う。
すると、陽翔はふわりと微笑んだ。
「うん……、そうだね! 俺もちょっとは雪弥の力になれてたみたいで、凄く嬉しいよ。どういたしまして!」
いや、と雪弥は首を横に振った。
「ちょっとじゃなくて、お前が一番力になってくれた」
「……本当に?」
陽翔が訝しげに訊き返してきた。
「本当だ」
雪弥は即答してすぐに、照れくさくてそっぽを向く。
「雪弥、どうかした?」
しかし、陽翔が心配そうに訊いてきたので、雪弥は慌てて陽翔の方に顔を戻した。
「どうもしてねぇよ。ただ──」
それから、颯斗と仲直りした翌日からからずっと、不安に思っていた事を口にした。
「なぁ。お前には、颯斗先輩と侑聖先輩の二人がギスギスしてるように見えるか?」
陽翔は一瞬きょとんとしてから、真剣な表情で口を開いた。
「雪弥の事だから気にしてるんじゃないかとは思ってたけど……。やっぱり、気にしてるんだ」
「当たり前だろ!」
だって、先輩たちがギスギスしてるんだとしたら、俺のせいなんだから。
「そうだなぁ……。ギスギスとまではいかないけど、あんまり楽しそうにお喋りしてないね」
陽翔の不安が高まってしまうような返答に、雪弥はうろたえた。
「たっ、楽しそうに喋ってない?」
うん、と陽翔は小さく頷いた。
「颯斗先輩は今まで通り、侑聖先輩に接してるよ。……侑聖先輩がバラしたっていう事実を、雪弥から聞いた次の日さえも、態度を変えていなかった」
陽翔曰く、颯斗は、侑聖に自分の家庭事情を暴露されたと知ってもなお、今までと変わらない態度で侑聖に接しているようだ。
やっぱり、と雪弥は思った。
颯斗先輩は侑聖先輩に普通に話しかけてるんだよなぁ……。
雪弥は悲しそうにも嬉しそうにも見える複雑な表情で言った。
「颯斗先輩って、何でこんなに優しいんだろうな……。許せなくて絶交しても、何もおかしくねぇってのに」
その一方で、陽翔は柔らかな微笑みを浮かべながら口を開く。
「颯斗先輩は本当の意味で優しい人だ。けど、颯斗先輩が侑聖先輩と絶交しないのは優しいからだけじゃないと思う。……これは俺の憶測に過ぎないけど、颯斗先輩は侑聖先輩とこれからも仲良くしたいって思ってるんじゃないかな?」
矢継ぎ早に、陽翔はやや緊張したような面持ちで続けた。
「当然といえば当然かもしれないけど、侑聖先輩の方は喋り方がぎこちなくなってる。颯斗先輩もそれに気づいて、ちょっと話しづらそうっていうか……、困ってるように俺には見えるよ」
雪弥は陽翔の言葉に、はっとした顔になった。
「……俺は全然気づかなかったな」
雪弥は侑聖の異変に気づく事ができなかった。
七月一日(雪弥が颯斗と無事に仲直りした翌日)から。
侑聖が暴露した事が原因で、颯斗と侑聖の関係が険悪になるのを大いに心配していた。
だから、二人の様子を注意深く観察していた。
にもかかわらず、侑聖の異変に全く気づかなかった。
俺って鈍感なのか? 最近は人の表情や感情の機微に敏感になったと思ってたけど……。
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