踏ん張らずに生きよう

踏ん張らずに生きよう〜きっと、その方が心は壊れずに済む〜




密かに死を切望している貴方を救い出したい




 高校二年生の長間風哉(ちょうまふうや)は同級生たちから虐めを受けている。

 自分に対する認識が変化することを恐れて、今まで誰にも打ち明けたり助けを求めたりしなかった。

 ところが、お盆休み中に友人の浜崎海結(はまざきみゆ)に虐められているところを目撃されてしまう。

 風哉は海結を巻き込まないために、嘘を吐いて誤魔化したうえで逃げて欲しいと懇願する。

 だが、海結は逃げないと拒否してさらには風哉を救けるまでは逃げないと一歩も引かない。

 そうこうする内に、風哉は虐めの首謀者の一人に羽交い締めにされて、海結も別の男子に腕を掴まれてしまった。

 絶体絶命の状況の中、風哉はある驚きの行動に出て──!?







「本当に今すぐ逃げて欲しかった。海結だけでも助かって欲しかった」
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