5 / 118
005 盗賊さん、後始末をする。
しおりを挟む
男が完治したようなので、ボクは乗客の骸が満載された馬車から彼を両肩に担ぐようにして降り、後方の馬車に運んだ。
「ポーションありがとうございました。どうにか彼の一命を取り留めることが出来ました」
「あ、あぁ、それはよかった」
引きつった顔で乗客のひとりが応対する。男が血塗れなので戸惑っているのかも知れない。
「生存者は彼と馬車の側に座り込んだ女性だけのようです。凄惨な光景を目の当たりにして放心状態に陥った彼女を、あちらの馬車に乗せるのも憚られますし、こちらにお連れしても」
「あぁ、それがいいだろう」
「ご配慮痛み入ります」
どうにか女性の同乗許可を取り付けたボクは、へたり込む彼女の元に駆け寄り、肩を貸して自身の足で歩くように促した。ひどく脱力した様子の彼女だったが、重たい足取りでどうにか後方の馬車にまで歩き切ってくれた。
状況がひと段落し、一連の出来事での疲労を押し隠すように深呼吸をしていると森に指笛が響いた。吹いたのは馭者のおじさんだったようで、何事かと思っているとどこかに逃げ去っていた馬が駆け戻って来た。
「おじさん、ハーネスの予備はありますか?」
「予備というわけじゃないが、前の馬車を引いていた馬のものを拝借させてもらおう。残念ながらあの子は殺されてしまったようだしね。回収するのを手伝ってもらえるかね」
「もちろん、お手伝いさせていただきます」
「すまないね」
ボクらはハーネスを回収し、戻って来た馬に装着させる。どうにか再出発の準備が整ったところで、ボクは乗客全員にひとつの頼み事をした。
「犠牲者のご遺体の搬送と野盗の連行をあちらの馬車で行いますので、監視の人員として誰か同行してくださる方はいらっしゃいませんか」
そう切り出すと馭者のおじさんが疑問を投げかけて来た。
「馬はどうするのかね」
「錬金術でゴーレムをつくって、それに引かせようかと。ボクはゴーレムの操作に従事することになりますので、誰か同乗してくださると助かるのですが」
誰も手伝いを申し出ようとする様子はない中で、ユーナちゃんが声を上げようとして、それを彼女の母親が強く言い聞かせるようにして遮っていた。
「わかりました。では、野盗の骸を積み込む手伝いだけでもお願いできないでしょうか? ここに放置したままですと、魔獣の餌になるでしょうし、彼らが下手に人間の味を覚えてしまいますと、今後ここを通る馬車を餌として襲うようになりかねませんから」
「それなら……」
渋々ながら了承してくれた中年男性が、周囲の数人に声がけをして彼らを引き連れて積み込み作業を手伝ってくれた。
「ありがとうございます」
ぺこりと一礼すると中年男性は、髪をがしがしとかきむしり、歯切れの悪い応答をすると後方の馬車に戻っていった。
その彼と入れ替わるように、馭者のおじさんがボクに歩み寄る。
「本当にいいのかね」
おじさんは何がとは言わなかったが、何を言わんとするかは察することが出来た。
「えぇ、仕方がないかと。それでスケジュールの変更はなさいますか?」
「そうだね。逃げた野盗の動向も気になるし、このまま無理をしてでも今日中に領都を目指すつもりだよ。到着は深夜になるだろうから外壁の外で夜を明かすことになるだろうが、乗客の安全を考えたら背に腹は変えられないからね」
「この先、分岐などはありますか?」
「いや、ずっと一本道さ。迷うことはないよ」
「それなら少しくらい遅れても大丈夫そうですね」
「そうならないようこちらでも速度はなるべくそっちに合わせるよ」
「お気になさらず。おじさんはボクより乗客のことを第一に考えてください」
おじさんは眉根を寄せ、申し訳なさそうにしていた。
「なんだかすまないね。命を助けてもらったというのに」
「ボクはボクに出来ることをしたまでのことですよ。おじさんにはおじさんにしか出来ないことがありますし、それを成してください」
「あぁ、わかったよ」
顔を引き締めたおじさんは、乗客の待つ馬車へと戻っていった。
それを見届け、ボクはボクで前方の馬車へと向かう。それからハーネスを外した馬の亡骸を道の端に運び、魔獣に喰い散らかされないように『ブレイズリキッド』で焼却処分した。そんな後始末をしていると、後方の馬車で何か揉め事でも起こっているのか、ざわついているようだった。
何があったのか気になるところだけど、優先順位は考えるまでもなかったので黙々と次の作業に移った。
ウエストポーチからゴーレムの核に使う土の魔石を複数取り出す。それから奪取スキルで地面から土を、空気中からは魔素を盗み取り、四足獣の形状になるように引き寄せながら、その中へと土の魔石を放り込む。ほどなく完成したゴーレムは、寸胴体型で脚が短く、丸太のように太い脚でしっかりと地面を踏み締めていた。
見た目は鈍足そうだけれど、身体を構成する土に含有された魔素の量はそれなりに多いので、性能自体は高いはず。
スキルで魔素を練り込んで強化したロープでゴーレムを馬車に繋いでいると、足音が近付いて来た。ちらりとそちらに目をやるとひとりの男性が、後ろ頭をかきながらばつが悪そうな顔をして立っていた。
「どうされました?」
「あー、なんだ。こっちの馬車に同乗させてもらっても構わないか」
「こちらからお願いしたいくらいでしたから、問題ありませんよ」
「すまねぇな。何から何まで押し付けちまってよ」
「押し付けられたつもりはないですよ」
「そうか、そうだよな。悪ぃ、余計なこと言っちまった」
「それより出発の準備が整いましたから乗車してください」
「あぁ、わかった」
彼が乗車したようなので、ボクはこちらの準備が整うまで待ってくれていた馭者のおじさんに向けて合図するように、腕を突き上げてぐるぐると頭上で回して見せた。すると意図を察してくれたおじさんは、馬を歩かせ始めた。
ボクはボクで馭者席に飛び乗り、ゴーレムに魔力の糸を繋いで歩くよう指示を与えて馬車を出発させた。
「ポーションありがとうございました。どうにか彼の一命を取り留めることが出来ました」
「あ、あぁ、それはよかった」
引きつった顔で乗客のひとりが応対する。男が血塗れなので戸惑っているのかも知れない。
「生存者は彼と馬車の側に座り込んだ女性だけのようです。凄惨な光景を目の当たりにして放心状態に陥った彼女を、あちらの馬車に乗せるのも憚られますし、こちらにお連れしても」
「あぁ、それがいいだろう」
「ご配慮痛み入ります」
どうにか女性の同乗許可を取り付けたボクは、へたり込む彼女の元に駆け寄り、肩を貸して自身の足で歩くように促した。ひどく脱力した様子の彼女だったが、重たい足取りでどうにか後方の馬車にまで歩き切ってくれた。
状況がひと段落し、一連の出来事での疲労を押し隠すように深呼吸をしていると森に指笛が響いた。吹いたのは馭者のおじさんだったようで、何事かと思っているとどこかに逃げ去っていた馬が駆け戻って来た。
「おじさん、ハーネスの予備はありますか?」
「予備というわけじゃないが、前の馬車を引いていた馬のものを拝借させてもらおう。残念ながらあの子は殺されてしまったようだしね。回収するのを手伝ってもらえるかね」
「もちろん、お手伝いさせていただきます」
「すまないね」
ボクらはハーネスを回収し、戻って来た馬に装着させる。どうにか再出発の準備が整ったところで、ボクは乗客全員にひとつの頼み事をした。
「犠牲者のご遺体の搬送と野盗の連行をあちらの馬車で行いますので、監視の人員として誰か同行してくださる方はいらっしゃいませんか」
そう切り出すと馭者のおじさんが疑問を投げかけて来た。
「馬はどうするのかね」
「錬金術でゴーレムをつくって、それに引かせようかと。ボクはゴーレムの操作に従事することになりますので、誰か同乗してくださると助かるのですが」
誰も手伝いを申し出ようとする様子はない中で、ユーナちゃんが声を上げようとして、それを彼女の母親が強く言い聞かせるようにして遮っていた。
「わかりました。では、野盗の骸を積み込む手伝いだけでもお願いできないでしょうか? ここに放置したままですと、魔獣の餌になるでしょうし、彼らが下手に人間の味を覚えてしまいますと、今後ここを通る馬車を餌として襲うようになりかねませんから」
「それなら……」
渋々ながら了承してくれた中年男性が、周囲の数人に声がけをして彼らを引き連れて積み込み作業を手伝ってくれた。
「ありがとうございます」
ぺこりと一礼すると中年男性は、髪をがしがしとかきむしり、歯切れの悪い応答をすると後方の馬車に戻っていった。
その彼と入れ替わるように、馭者のおじさんがボクに歩み寄る。
「本当にいいのかね」
おじさんは何がとは言わなかったが、何を言わんとするかは察することが出来た。
「えぇ、仕方がないかと。それでスケジュールの変更はなさいますか?」
「そうだね。逃げた野盗の動向も気になるし、このまま無理をしてでも今日中に領都を目指すつもりだよ。到着は深夜になるだろうから外壁の外で夜を明かすことになるだろうが、乗客の安全を考えたら背に腹は変えられないからね」
「この先、分岐などはありますか?」
「いや、ずっと一本道さ。迷うことはないよ」
「それなら少しくらい遅れても大丈夫そうですね」
「そうならないようこちらでも速度はなるべくそっちに合わせるよ」
「お気になさらず。おじさんはボクより乗客のことを第一に考えてください」
おじさんは眉根を寄せ、申し訳なさそうにしていた。
「なんだかすまないね。命を助けてもらったというのに」
「ボクはボクに出来ることをしたまでのことですよ。おじさんにはおじさんにしか出来ないことがありますし、それを成してください」
「あぁ、わかったよ」
顔を引き締めたおじさんは、乗客の待つ馬車へと戻っていった。
それを見届け、ボクはボクで前方の馬車へと向かう。それからハーネスを外した馬の亡骸を道の端に運び、魔獣に喰い散らかされないように『ブレイズリキッド』で焼却処分した。そんな後始末をしていると、後方の馬車で何か揉め事でも起こっているのか、ざわついているようだった。
何があったのか気になるところだけど、優先順位は考えるまでもなかったので黙々と次の作業に移った。
ウエストポーチからゴーレムの核に使う土の魔石を複数取り出す。それから奪取スキルで地面から土を、空気中からは魔素を盗み取り、四足獣の形状になるように引き寄せながら、その中へと土の魔石を放り込む。ほどなく完成したゴーレムは、寸胴体型で脚が短く、丸太のように太い脚でしっかりと地面を踏み締めていた。
見た目は鈍足そうだけれど、身体を構成する土に含有された魔素の量はそれなりに多いので、性能自体は高いはず。
スキルで魔素を練り込んで強化したロープでゴーレムを馬車に繋いでいると、足音が近付いて来た。ちらりとそちらに目をやるとひとりの男性が、後ろ頭をかきながらばつが悪そうな顔をして立っていた。
「どうされました?」
「あー、なんだ。こっちの馬車に同乗させてもらっても構わないか」
「こちらからお願いしたいくらいでしたから、問題ありませんよ」
「すまねぇな。何から何まで押し付けちまってよ」
「押し付けられたつもりはないですよ」
「そうか、そうだよな。悪ぃ、余計なこと言っちまった」
「それより出発の準備が整いましたから乗車してください」
「あぁ、わかった」
彼が乗車したようなので、ボクはこちらの準備が整うまで待ってくれていた馭者のおじさんに向けて合図するように、腕を突き上げてぐるぐると頭上で回して見せた。すると意図を察してくれたおじさんは、馬を歩かせ始めた。
ボクはボクで馭者席に飛び乗り、ゴーレムに魔力の糸を繋いで歩くよう指示を与えて馬車を出発させた。
10
お気に入りに追加
142
あなたにおすすめの小説
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!
どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入!
舐めた奴らに、真実が牙を剥く!
何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ?
しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない?
訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、
なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト!
そして…わかってくる、この異世界の異常性。
出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。
主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。
相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。
ハーレム要素は、不明とします。
復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。
追記
2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。
8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。
2024/02/23
アルファポリスオンリーを解除しました。
どうも、死んだはずの悪役令嬢です。
西藤島 みや
ファンタジー
ある夏の夜。公爵令嬢のアシュレイは王宮殿の舞踏会で、婚約者のルディ皇子にいつも通り罵声を浴びせられていた。
皇子の罵声のせいで、男にだらしなく浪費家と思われて王宮殿の使用人どころか通っている学園でも遠巻きにされているアシュレイ。
アシュレイの誕生日だというのに、エスコートすら放棄して、皇子づきのメイドのミュシャに気を遣うよう求めてくる皇子と取り巻き達に、呆れるばかり。
「幼馴染みだかなんだかしらないけれど、もう限界だわ。あの人達に罰があたればいいのに」
こっそり呟いた瞬間、
《願いを聞き届けてあげるよ!》
何故か全くの別人になってしまっていたアシュレイ。目の前で、アシュレイが倒れて意識不明になるのを見ることになる。
「よくも、義妹にこんなことを!皇子、婚約はなかったことにしてもらいます!」
義父と義兄はアシュレイが状況を理解する前に、アシュレイの体を持ち去ってしまう。
今までミュシャを崇めてアシュレイを冷遇してきた取り巻き達は、次々と不幸に巻き込まれてゆき…ついには、ミュシャや皇子まで…
ひたすら一人づつざまあされていくのを、呆然と見守ることになってしまった公爵令嬢と、怒り心頭の義父と義兄の物語。
はたしてアシュレイは元に戻れるのか?
剣と魔法と妖精の住む世界の、まあまあよくあるざまあメインの物語です。
ざまあが書きたかった。それだけです。

強制力がなくなった世界に残されたものは
りりん
ファンタジー
一人の令嬢が処刑によってこの世を去った
令嬢を虐げていた者達、処刑に狂喜乱舞した者達、そして最愛の娘であったはずの令嬢を冷たく切り捨てた家族達
世界の強制力が解けたその瞬間、その世界はどうなるのか
その世界を狂わせたものは
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる