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#22-1年末年始には時期尚早でして
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いやはや、このダンジョンに大家さんがお住まいとは知らなかった。
これは是が非でもお招きに預からねばならない。
挨拶まわりは大事である。
「ってことで皆はお留守番ね」
「いーっ」
「いーいー!」
「イ~ッ!!」
「まあまあ皆、はっしゅはっしゅ。大丈夫だよ。もし何かあった時でも竜の俺だけならなんとでもなるしね。ほうら怪我した左目だってこの通り。これも適材適所ってやつだよ。心配ないさ」
「い、いぃ~~……」
そんな俺の言葉に女の死霊は一様に肩を落とし、男の死霊は互いに目を合わせる。
挨拶程度に赴くだけだというのに随分と不安げだ。
そんな彼らは迷宮の主とやらを知っているかと思いきや、それは違うらしい。
なんでも彼らがただの死人から死霊に変わる瞬間、当の迷宮の主と会った認識があるらしい。
けれど認識があるだけで、その主の顔も声も、どんな生物であるのかさえも全く思い出せないのだという。
一体どういうことなんだろう。
骨の頭を突き合わせてカタカタ作戦会議している死霊たちを横目に、顎をさすりながら考える。
会った認識しかない彼らが全員が全員、不安感を抱いているところを見るに、一筋縄ではいかない相手である可能性が高い。
警戒するに越したことはないだろう。
「いーっ」
「いーいー」
「いーっ!」
死霊軍団の中から、仲良し骨ーズ三人組がずずいと前に出た。
胸を張り、自分達が代表者だと言わんばかりの三人からは、死んでも引き下がらねえぞという強い意志を感じる。もう死んでるけど。
他の骨軍団がカチャカチャ頷いて納得してる辺り、この三人は太鼓判を押して送り出せる逸材のようだ。
確かに、この世界に生まれ落ちて一ヶ月ちょっとの俺より、よほど経験豊富だろう。
部下を危険に晒すのは主義じゃないが、仕方がない。
知識と経験は力だ。
肩を竦ませて了承すると、イ音の歓声が沸いた。
骨士くんが両手を組んで皆に見せつけるように振ってるところを見ると、どの世界でも喜び方はあんま変わんねえなあと苦笑する。
視線を広間に聳える塔の頂上へ向けると、ストリングカーテン越しにこちらを見ている金色の瞳を見つけた。
遠目でも、美しいものは美しい。
純白の祭服は腰周りで絞ったおかげでバランスの良い体のラインを綺麗に出していた。
苦労して緻密に刺繍したストラは両の肩から流れ落ち、カリスが身動きするたびに、すらりと優雅に空を切る。
黄金の瞳と見事なブロンドを差し色にしたゴージャスな総純白コーディネート。
ううむ。我ながらいい仕事をした。
『カリス~。おいでおいで』
手招きしながら遠くからでも伝わるように念話を飛ばすと、カリスは持ち前の身体能力で塔を飛び降り、二度三度と大きくジャンプして俺の前に鋭く降り立った。
この子のフィジカル面もだいぶ謎だよなあと思いながら笑顔を向ける。
「カリス、これから迷宮の主ってのに会ってくるから良い子でお留守番しててね」
「分かった」
こくりと頷くカリスの瞳の美しさに、半ばうっとりしながら頷き返す。
「カリスは素直だなあ。良い子だなあ。偉いなあ」
よーし、おじちゃんヨシヨシしちゃうぞう。俺の外見なんでか二十代だけどな。
カリスへの対応がどんどん低年齢化している気がするが、まあ気にしない。
現にすーっと首を傾げてこちらをじっと見つめてくるところなんて若干幼児っぽいじゃないか。
ただでさえ究極の美たる黄金の瞳に子供特有の愛嬌さが加わるなんて……最強かな?
成人男性が青年を撫でている絵面というのは中々にアレだが、この洞窟で誰がそれを咎めるというのか。
俺とカリス、後は竜のやること全肯定な死霊。ほら無問題。
艶々としたブロンドに指を滑らせながら、絶対にカリスを危険地帯に連れて行かないと改めて決意する。
こんな綺麗な瞳をもつカリスは、常に安全地帯に居ていて欲しい。
僅かでも傷つけるような真似はしない。
末永く長生きして貰うため、どんなストレスもかけたくないものだ。
心穏やかに生きて欲しい。
人間は金細工と違って箱に入れて飾る訳にもいかないのが難点だが、こんな美しい金眼なのだ。美しいものにデメリットはつきもの。
それに彼自身にも少なからず愛着が湧いてきた。
こんな聞き分けの良い子に文句なんて、ある訳ない。
まだ見ぬ冒険に躍らせる心を隠し持っていたら申し訳ないが、俺に見つかったのが運の尽きだ。
全力で守られて欲しい。
「すぐに帰ってくるからね。よし、じゃあ行ってくるよ!」
そう高らかに宣言し、スライムの案内を乞うため、一歩踏み出し。
――そして床が抜けた。
1カメ。
2カメ。
3カメ。
と視点が切り替わるほど気持ちの良い穴の空きっぷりだった。
――踏み出すはずの体重が、足元の消失により、落下へ向かうのは、もはや、予定調和である――
凪のように穏やかな森〇レオ的ナレーションが脳内に流れるも虚しく、俺の視界は重力に従い、下へ下へと落ちていく。
途端、みぞおちに冷たいものがヒュッと差し込んだ。
「うっ……うおおおお~~~~ッ!?」
周囲にいたカリスや骨士くんたちもろとも、俺の身体は闇の底へと吸い込まれた。
「あでっ」
穴が真っ直ぐだったのは最初だけだったらしく射角のついた部分にケツをぶつける。
後は曲がりくねり、上へ下へ、右へ左へ、斜めに直下、ついでにツイスト。上上下下左右左右BA。これでもかと振り回される。
「いーっ」
「いぃ~っ」
「いいいいい~~ッ」
「おんぎゃあーーーーッ! 年末年始のドッキリ急流滑りじゃねえんだぞ――ッ!!」
産道のごとき狭苦しい穴の中に、俺たちの悲鳴が木霊する。
カリスの悲鳴が聞こえてこないのは流石のクールガイ。なんて感心してる場合じゃない!
この穴、やたら滑りが良いのかどんどんスピードが上がっていく。
まずいまずいまずい。
湿っぽい空気が強烈な速さで頬を切っていく。
もし最終着地点が行き止まりなら全員複雑骨折重体、間違いなし。
再生能力のある俺は良いけど後ろのカリスや骨士くんたちはこのまま壁にぶち当たったら取り返しがつかないことになる。
どうにかしないと、俺の徳が。俺の金眼が! いや俺のじゃないけど!!
しかし遺憾ながらこの狭さでは翼を広げることもできない。
そうだ、竜気。俺の竜気でネットを作ろう!
不幸中の幸いか、俺が先頭だ。
このまま前方に弾力性を維持させた蜘蛛の巣を張れば、イイ感じで全員をキャッチできる。よし。
すぐさま手を翳して竜気を放つ。
暗い穴に雪花のような蜘蛛の巣が花開き――側面に糸が触れた瞬間、たちまち崩れ落ちてギョッとした。竜気が崩れるってどういうこと。
「だぁ~~ッ! もおおおお、クソったれ――!」
こうなりゃヤケだ。
俺の全身を駆使して人体ストッパーになってやる。
人間四人分、その内三人は骨だが、内一人は成人男性体重。このスピードが加わった摩擦力では俺の手足は削れて汚ねえ紅葉おろしに早変わりするだろう。
だが俺は竜だ。
竜の筋力、再生力、そして金に対する不屈の闘志を兼ね備えている。
痛みがなんぼのもんじゃい。何が何でも絶対に乗り切ってやる。
良い方向に考えよう。
ここで大量に徳の回収ができると!
「おんどりゃあ、かかって来いやぁーッ! ってあれっ」
決死の覚悟で側壁に踏ん張ろうとしたのだが、力んだ手足は、すかっと空振りをした。まるで雲を掴もうとするような無感触さ。
あれっあれっと焦って何度もトライしてみても、まるで無駄。なんなんだこの穴は。特殊すぎないか。
ハッと目を瞠る。
落下のパニックで今の今まで気づかなかったが、穴の表面には紫色の煙が這うように広がっていた。
妖しい光を纏う煙は、まるで俺たち全員を高速で運んでいるようにも見える。
そして指先から伝わる、この慣れ親しんだ感覚は――
「竜気か!?」
思わず飛び出た俺の声に呼応するかのように一条の光が奔った。
前方に現れたのは、穴の終着点。
凄まじい勢いで迫る、紫煙が充満して先の見えない空間。
最後のおまけとばかりに尻上がりで急射角をつけた抜け穴は、スピードを殺すことなく、俺たちを散りじりに投げ飛ばした。
これは是が非でもお招きに預からねばならない。
挨拶まわりは大事である。
「ってことで皆はお留守番ね」
「いーっ」
「いーいー!」
「イ~ッ!!」
「まあまあ皆、はっしゅはっしゅ。大丈夫だよ。もし何かあった時でも竜の俺だけならなんとでもなるしね。ほうら怪我した左目だってこの通り。これも適材適所ってやつだよ。心配ないさ」
「い、いぃ~~……」
そんな俺の言葉に女の死霊は一様に肩を落とし、男の死霊は互いに目を合わせる。
挨拶程度に赴くだけだというのに随分と不安げだ。
そんな彼らは迷宮の主とやらを知っているかと思いきや、それは違うらしい。
なんでも彼らがただの死人から死霊に変わる瞬間、当の迷宮の主と会った認識があるらしい。
けれど認識があるだけで、その主の顔も声も、どんな生物であるのかさえも全く思い出せないのだという。
一体どういうことなんだろう。
骨の頭を突き合わせてカタカタ作戦会議している死霊たちを横目に、顎をさすりながら考える。
会った認識しかない彼らが全員が全員、不安感を抱いているところを見るに、一筋縄ではいかない相手である可能性が高い。
警戒するに越したことはないだろう。
「いーっ」
「いーいー」
「いーっ!」
死霊軍団の中から、仲良し骨ーズ三人組がずずいと前に出た。
胸を張り、自分達が代表者だと言わんばかりの三人からは、死んでも引き下がらねえぞという強い意志を感じる。もう死んでるけど。
他の骨軍団がカチャカチャ頷いて納得してる辺り、この三人は太鼓判を押して送り出せる逸材のようだ。
確かに、この世界に生まれ落ちて一ヶ月ちょっとの俺より、よほど経験豊富だろう。
部下を危険に晒すのは主義じゃないが、仕方がない。
知識と経験は力だ。
肩を竦ませて了承すると、イ音の歓声が沸いた。
骨士くんが両手を組んで皆に見せつけるように振ってるところを見ると、どの世界でも喜び方はあんま変わんねえなあと苦笑する。
視線を広間に聳える塔の頂上へ向けると、ストリングカーテン越しにこちらを見ている金色の瞳を見つけた。
遠目でも、美しいものは美しい。
純白の祭服は腰周りで絞ったおかげでバランスの良い体のラインを綺麗に出していた。
苦労して緻密に刺繍したストラは両の肩から流れ落ち、カリスが身動きするたびに、すらりと優雅に空を切る。
黄金の瞳と見事なブロンドを差し色にしたゴージャスな総純白コーディネート。
ううむ。我ながらいい仕事をした。
『カリス~。おいでおいで』
手招きしながら遠くからでも伝わるように念話を飛ばすと、カリスは持ち前の身体能力で塔を飛び降り、二度三度と大きくジャンプして俺の前に鋭く降り立った。
この子のフィジカル面もだいぶ謎だよなあと思いながら笑顔を向ける。
「カリス、これから迷宮の主ってのに会ってくるから良い子でお留守番しててね」
「分かった」
こくりと頷くカリスの瞳の美しさに、半ばうっとりしながら頷き返す。
「カリスは素直だなあ。良い子だなあ。偉いなあ」
よーし、おじちゃんヨシヨシしちゃうぞう。俺の外見なんでか二十代だけどな。
カリスへの対応がどんどん低年齢化している気がするが、まあ気にしない。
現にすーっと首を傾げてこちらをじっと見つめてくるところなんて若干幼児っぽいじゃないか。
ただでさえ究極の美たる黄金の瞳に子供特有の愛嬌さが加わるなんて……最強かな?
成人男性が青年を撫でている絵面というのは中々にアレだが、この洞窟で誰がそれを咎めるというのか。
俺とカリス、後は竜のやること全肯定な死霊。ほら無問題。
艶々としたブロンドに指を滑らせながら、絶対にカリスを危険地帯に連れて行かないと改めて決意する。
こんな綺麗な瞳をもつカリスは、常に安全地帯に居ていて欲しい。
僅かでも傷つけるような真似はしない。
末永く長生きして貰うため、どんなストレスもかけたくないものだ。
心穏やかに生きて欲しい。
人間は金細工と違って箱に入れて飾る訳にもいかないのが難点だが、こんな美しい金眼なのだ。美しいものにデメリットはつきもの。
それに彼自身にも少なからず愛着が湧いてきた。
こんな聞き分けの良い子に文句なんて、ある訳ない。
まだ見ぬ冒険に躍らせる心を隠し持っていたら申し訳ないが、俺に見つかったのが運の尽きだ。
全力で守られて欲しい。
「すぐに帰ってくるからね。よし、じゃあ行ってくるよ!」
そう高らかに宣言し、スライムの案内を乞うため、一歩踏み出し。
――そして床が抜けた。
1カメ。
2カメ。
3カメ。
と視点が切り替わるほど気持ちの良い穴の空きっぷりだった。
――踏み出すはずの体重が、足元の消失により、落下へ向かうのは、もはや、予定調和である――
凪のように穏やかな森〇レオ的ナレーションが脳内に流れるも虚しく、俺の視界は重力に従い、下へ下へと落ちていく。
途端、みぞおちに冷たいものがヒュッと差し込んだ。
「うっ……うおおおお~~~~ッ!?」
周囲にいたカリスや骨士くんたちもろとも、俺の身体は闇の底へと吸い込まれた。
「あでっ」
穴が真っ直ぐだったのは最初だけだったらしく射角のついた部分にケツをぶつける。
後は曲がりくねり、上へ下へ、右へ左へ、斜めに直下、ついでにツイスト。上上下下左右左右BA。これでもかと振り回される。
「いーっ」
「いぃ~っ」
「いいいいい~~ッ」
「おんぎゃあーーーーッ! 年末年始のドッキリ急流滑りじゃねえんだぞ――ッ!!」
産道のごとき狭苦しい穴の中に、俺たちの悲鳴が木霊する。
カリスの悲鳴が聞こえてこないのは流石のクールガイ。なんて感心してる場合じゃない!
この穴、やたら滑りが良いのかどんどんスピードが上がっていく。
まずいまずいまずい。
湿っぽい空気が強烈な速さで頬を切っていく。
もし最終着地点が行き止まりなら全員複雑骨折重体、間違いなし。
再生能力のある俺は良いけど後ろのカリスや骨士くんたちはこのまま壁にぶち当たったら取り返しがつかないことになる。
どうにかしないと、俺の徳が。俺の金眼が! いや俺のじゃないけど!!
しかし遺憾ながらこの狭さでは翼を広げることもできない。
そうだ、竜気。俺の竜気でネットを作ろう!
不幸中の幸いか、俺が先頭だ。
このまま前方に弾力性を維持させた蜘蛛の巣を張れば、イイ感じで全員をキャッチできる。よし。
すぐさま手を翳して竜気を放つ。
暗い穴に雪花のような蜘蛛の巣が花開き――側面に糸が触れた瞬間、たちまち崩れ落ちてギョッとした。竜気が崩れるってどういうこと。
「だぁ~~ッ! もおおおお、クソったれ――!」
こうなりゃヤケだ。
俺の全身を駆使して人体ストッパーになってやる。
人間四人分、その内三人は骨だが、内一人は成人男性体重。このスピードが加わった摩擦力では俺の手足は削れて汚ねえ紅葉おろしに早変わりするだろう。
だが俺は竜だ。
竜の筋力、再生力、そして金に対する不屈の闘志を兼ね備えている。
痛みがなんぼのもんじゃい。何が何でも絶対に乗り切ってやる。
良い方向に考えよう。
ここで大量に徳の回収ができると!
「おんどりゃあ、かかって来いやぁーッ! ってあれっ」
決死の覚悟で側壁に踏ん張ろうとしたのだが、力んだ手足は、すかっと空振りをした。まるで雲を掴もうとするような無感触さ。
あれっあれっと焦って何度もトライしてみても、まるで無駄。なんなんだこの穴は。特殊すぎないか。
ハッと目を瞠る。
落下のパニックで今の今まで気づかなかったが、穴の表面には紫色の煙が這うように広がっていた。
妖しい光を纏う煙は、まるで俺たち全員を高速で運んでいるようにも見える。
そして指先から伝わる、この慣れ親しんだ感覚は――
「竜気か!?」
思わず飛び出た俺の声に呼応するかのように一条の光が奔った。
前方に現れたのは、穴の終着点。
凄まじい勢いで迫る、紫煙が充満して先の見えない空間。
最後のおまけとばかりに尻上がりで急射角をつけた抜け穴は、スピードを殺すことなく、俺たちを散りじりに投げ飛ばした。
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