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第88話 作戦前夜
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「お嬢様の様子はいかがですか?」
パンナが騎士団付きの医師に尋ねる。アンセリーナは気を失った後この騎士団駐屯所の医務室に運ばれて寝かされていた。
「衰弱が激しいですが、今のところ安定しています。このまま休んでいれば大丈夫でしょう」
「よかった……」
「しかしどうするパンナ?父親が自分を利用しようとしていたとしればアンセリーナ嬢もショックを受けるだろう。エルモンド卿のところに帰していいものかな?」
ボナーがアンセリーナの顔を見ながら言う。
「とりあえず作戦が終わるまではここで休ませて頂いて、それから事情を説明しましょう。旦那様の所に戻るかはお嬢様の意思に任せたいと思います」
「そうだな。君はもう少しここでアンセリーナ嬢に付いていればいい。君自身も疲れてるだろう」
「はい。ありがとう、ボナー」
ボナーは微笑んで医務室を後にし、駐屯所の屋上に向かう。眼下では多くの騎士たちが帝国軍を迎え撃つ準備に動き回っていた。
「ここにいましたか、ファングさん」
ボナーは手すりにもたれかかり下を見ているファングに声を掛ける。
「おう、ここの騎士たちは真面目だな。よく働いてるわ」
「団長のミリアさんがしっかりしてますからね。緊張感を持って任務に当たっているんでしょう」
「『白銀の剣姫』の噂は俺も聞いたことがある。実際会ってみて納得したよ。ありゃ相当の使い手だな」
「僕も同意見です。剣を持っていなくても隙がまるでない」
「あんたも相当の腕と見たがな。で、どんな話をするために来たんじゃねえんだろ?」
「ええ。あなた方を雇ってるHLO。それにあなたたちを創った天使の末裔が誰か教えてもらいたくて」
「ああ~。そうなるよな。あんたなら気付いてると思ったよ。俺の雇い主、それに創った連中がこの国の中枢にいることをな」
「ええ。それなりの財力と権力、それに情報収集力が無ければあなたたちのような存在を生み出すことは出来ませんし、あなた方を雇うどころか、天使の元から逃げ出したあなたたちとコンタクトすら取れなかったでしょうからね」
「その通りだ。あいつらのところから逃げ出してそんなに経たないうちにコンタクトを受けたからな。あれには俺たちも驚いた」
「『四公』、もしくは八源家ですね?」
「ここまで来たら隠しても無駄か。その通りだ。俺たちを創った天使の末裔は八源家の一つ、アスモデウス家だ。そして俺たちの雇い主は『四公』の一つ、キシュナー家さ」
「八源家の中でも最大の権勢を誇ると言われるアスモデウス侯爵家と王国西部を統治するキシュナー公爵家か。なるほど、オランド君が情報通なのも納得だな」
「HLOは先々代の当主の時にキシュナー家に接触したらしい。それから王国中に情報網を張り巡らしたようだな」
「ということは最近までグランダ大陸からこの大陸に各勢力が渡って来ていたと?」
「そりゃそうだろう。現に異郷人と呼ばれてる奴らがいるじゃねえか。船が遭難して偶然ここに流れ着いたやつもいるだろうが、大半はどこかの手の者さ」
「この国の中枢はかなりグランダ大陸の勢力に取り込まれてるんだな」
「俺に言わせりゃあんたの家がどこの勢力にも属してなかった方が不思議なくらいだ。帝国と接しているってのが大きな理由なんだろうが」
「『四公』のうち南部のイグニアス家は純血の上位霊種派。西部のキシュナー家はHLO派。東部のゴンドアナ家はどうなんですか?」
「あそこはキシュナー家の調査でもよく分からんらしい。商国と密かに取引があることは分かっているがな」
「商国ですか。……グララさん、でしたか。彼が王国内にも商国で略奪行為を行っている大物貴族がいると言っていたらしいですね。リーシェから聞きました」
「ふうん、おそらくゴンドアナ家だろうな。商国の中央会議にいる奴とコネを作ってるんだろう」
「商国はそれに関してダンマリですか?」
「全ての種族がそうではなかろう。どこかの勢力がそこに付けこんでいる可能性は高いな。商国は海に面しているしな」
「商国の獣人族も上位霊種に異能を与えられているんでしょうか?」
「ありうるな。商国はイグニアス家の統治する南部からは遠いが、イグニアス家はあちこちに飛び地を持ってるんだろう?」
「ええ。この近くだと商業特別自治区というのがあります。商国との国境にあり、メキアの森の東端ですね」
「おあつらえの場所じゃねえか。獣人族に接触するならよ」
「どうにか調査に入りたいですね」
「今回の作戦が成功して帝国のオーディアル信徒がイリノアの説得に応じりゃやりようはあるんじゃねえか?」
「そうですね。どちらにせよ各勢力に取り込まれていない者たちで徹底的な調査をしなければならないでしょう」
「王家を味方に付けるのが肝要だな。あんたが今回の作戦で武功を上げ、発言力を高めるのも重要だぜ?」
「分かってます。この国、いえこの大陸を守るためにも」
ボナーはそう言って固く口を結んだ。
「国境周辺の村の制圧が完了したそうよ。本隊が明日モースキンに攻め込むわ。うちも騎士団を出すことになったわ」
パンナたちがモースキンに着いた翌日。オネーバーの居城でギルディス・タイア・マードック辺境伯が叡智樹懶の男に向かって話す。ボボルが思考を読んでいるギルティス家の軍師、ピピルである。
「ふん、気に食わんな」
ピピルは長いかぎ爪で頭を掻きながら呟く。
「何がよ?」
「話が上手くいきすぎている。本当に王国の獣人族はこっちに付いたのか?」
「そう聞いてるわよ。実際バーガットって大尉が占領した村を見てきたらしいし」
「そのバーガットに接触したのは鎧蜥蜴なんだろう?」
「そう聞いてるけど?」
「ガニア卿が商国で鎧蜥蜴の管理する鉱山を略奪したという話は聞いてるか?村でかなり非道な真似をしてるそうだ」
「ガニア卿が?いいえ。逆に何であんたが知ってるのよ?」
「それくらいの情報網を持たなきゃ軍師とはいえんだろうよ」
「それはそうね。なら何であたしに報告しなかったの?」
「とりあえずは必要が無いと思ったからだ。しかしこういう状況になると話は変わってくる」
「その鎧蜥蜴が裏切っていると?でも大尉はメキアの森で見つけた個体に声をかけたそうよ。それがその奪われた村の出身とは……」
「考えにくいだろうな。帝国軍だと言った時点で襲われてるだろう」
「でしょ?考え過ぎじゃない?」
「万一の事態まで予測しておくのが俺の仕事だ。ギルティス、派遣する騎士は最低限にしておけ。王国との交渉の余地を残しておくんだ」
「まさかあの数で攻めて負けるというの?」
「言ったろう。万一の事態まで考えておくとな。何とでも理由を付けて騎士の派遣は抑えておけ」
「考え過ぎだと思うけど分かったわ。あんたの献策にはこれまでも助けられたしね」
ギルティスはそう言って何と参謀本部に言い訳しようかと考えを巡らせた。
「各隊の編成、完了いたしました」
大隊長の報告を聞き、今回の大規模侵攻作戦の指揮を任されたグランツ・マインスキフ大佐が頷く。参謀本部きってのタカ派であるコーゼン・カールストフ少将の腹心であり、地方の反乱鎮圧で多大な戦果を挙げた猛将だ。
「大砲の一斉射撃を合図に王国内のケダモノたちがモースキンの門を内側から開けるという手筈に変わりはないな?」
「はっ!バーガット大尉からもそのように伺っております」
「ふん。銃火器も碌に揃っていない王国相手にケダモノどもの力を借りるというのは面白くないが、背に腹は代えられんからな。兵糧の方はどうだ?」
「三日もすれば尽きるかと」
「どちらにせよここが限界だ。ケダモノどもの協力が無くても作戦をこれ以上遅らせることは出来ん。辺境伯からの増援は?」
「それが町で不穏分子が確認されたとのことで、予定の半分も来ておりません。食料の支援は多少ありましたが」
「ちっ!怪しげな教団などさっさと排除すればよいものを。まあいい。本隊だけでも十分勝てる」
グランツはそう言って貴重な飲み水をぐい、とあおった。
パンナが騎士団付きの医師に尋ねる。アンセリーナは気を失った後この騎士団駐屯所の医務室に運ばれて寝かされていた。
「衰弱が激しいですが、今のところ安定しています。このまま休んでいれば大丈夫でしょう」
「よかった……」
「しかしどうするパンナ?父親が自分を利用しようとしていたとしればアンセリーナ嬢もショックを受けるだろう。エルモンド卿のところに帰していいものかな?」
ボナーがアンセリーナの顔を見ながら言う。
「とりあえず作戦が終わるまではここで休ませて頂いて、それから事情を説明しましょう。旦那様の所に戻るかはお嬢様の意思に任せたいと思います」
「そうだな。君はもう少しここでアンセリーナ嬢に付いていればいい。君自身も疲れてるだろう」
「はい。ありがとう、ボナー」
ボナーは微笑んで医務室を後にし、駐屯所の屋上に向かう。眼下では多くの騎士たちが帝国軍を迎え撃つ準備に動き回っていた。
「ここにいましたか、ファングさん」
ボナーは手すりにもたれかかり下を見ているファングに声を掛ける。
「おう、ここの騎士たちは真面目だな。よく働いてるわ」
「団長のミリアさんがしっかりしてますからね。緊張感を持って任務に当たっているんでしょう」
「『白銀の剣姫』の噂は俺も聞いたことがある。実際会ってみて納得したよ。ありゃ相当の使い手だな」
「僕も同意見です。剣を持っていなくても隙がまるでない」
「あんたも相当の腕と見たがな。で、どんな話をするために来たんじゃねえんだろ?」
「ええ。あなた方を雇ってるHLO。それにあなたたちを創った天使の末裔が誰か教えてもらいたくて」
「ああ~。そうなるよな。あんたなら気付いてると思ったよ。俺の雇い主、それに創った連中がこの国の中枢にいることをな」
「ええ。それなりの財力と権力、それに情報収集力が無ければあなたたちのような存在を生み出すことは出来ませんし、あなた方を雇うどころか、天使の元から逃げ出したあなたたちとコンタクトすら取れなかったでしょうからね」
「その通りだ。あいつらのところから逃げ出してそんなに経たないうちにコンタクトを受けたからな。あれには俺たちも驚いた」
「『四公』、もしくは八源家ですね?」
「ここまで来たら隠しても無駄か。その通りだ。俺たちを創った天使の末裔は八源家の一つ、アスモデウス家だ。そして俺たちの雇い主は『四公』の一つ、キシュナー家さ」
「八源家の中でも最大の権勢を誇ると言われるアスモデウス侯爵家と王国西部を統治するキシュナー公爵家か。なるほど、オランド君が情報通なのも納得だな」
「HLOは先々代の当主の時にキシュナー家に接触したらしい。それから王国中に情報網を張り巡らしたようだな」
「ということは最近までグランダ大陸からこの大陸に各勢力が渡って来ていたと?」
「そりゃそうだろう。現に異郷人と呼ばれてる奴らがいるじゃねえか。船が遭難して偶然ここに流れ着いたやつもいるだろうが、大半はどこかの手の者さ」
「この国の中枢はかなりグランダ大陸の勢力に取り込まれてるんだな」
「俺に言わせりゃあんたの家がどこの勢力にも属してなかった方が不思議なくらいだ。帝国と接しているってのが大きな理由なんだろうが」
「『四公』のうち南部のイグニアス家は純血の上位霊種派。西部のキシュナー家はHLO派。東部のゴンドアナ家はどうなんですか?」
「あそこはキシュナー家の調査でもよく分からんらしい。商国と密かに取引があることは分かっているがな」
「商国ですか。……グララさん、でしたか。彼が王国内にも商国で略奪行為を行っている大物貴族がいると言っていたらしいですね。リーシェから聞きました」
「ふうん、おそらくゴンドアナ家だろうな。商国の中央会議にいる奴とコネを作ってるんだろう」
「商国はそれに関してダンマリですか?」
「全ての種族がそうではなかろう。どこかの勢力がそこに付けこんでいる可能性は高いな。商国は海に面しているしな」
「商国の獣人族も上位霊種に異能を与えられているんでしょうか?」
「ありうるな。商国はイグニアス家の統治する南部からは遠いが、イグニアス家はあちこちに飛び地を持ってるんだろう?」
「ええ。この近くだと商業特別自治区というのがあります。商国との国境にあり、メキアの森の東端ですね」
「おあつらえの場所じゃねえか。獣人族に接触するならよ」
「どうにか調査に入りたいですね」
「今回の作戦が成功して帝国のオーディアル信徒がイリノアの説得に応じりゃやりようはあるんじゃねえか?」
「そうですね。どちらにせよ各勢力に取り込まれていない者たちで徹底的な調査をしなければならないでしょう」
「王家を味方に付けるのが肝要だな。あんたが今回の作戦で武功を上げ、発言力を高めるのも重要だぜ?」
「分かってます。この国、いえこの大陸を守るためにも」
ボナーはそう言って固く口を結んだ。
「国境周辺の村の制圧が完了したそうよ。本隊が明日モースキンに攻め込むわ。うちも騎士団を出すことになったわ」
パンナたちがモースキンに着いた翌日。オネーバーの居城でギルディス・タイア・マードック辺境伯が叡智樹懶の男に向かって話す。ボボルが思考を読んでいるギルティス家の軍師、ピピルである。
「ふん、気に食わんな」
ピピルは長いかぎ爪で頭を掻きながら呟く。
「何がよ?」
「話が上手くいきすぎている。本当に王国の獣人族はこっちに付いたのか?」
「そう聞いてるわよ。実際バーガットって大尉が占領した村を見てきたらしいし」
「そのバーガットに接触したのは鎧蜥蜴なんだろう?」
「そう聞いてるけど?」
「ガニア卿が商国で鎧蜥蜴の管理する鉱山を略奪したという話は聞いてるか?村でかなり非道な真似をしてるそうだ」
「ガニア卿が?いいえ。逆に何であんたが知ってるのよ?」
「それくらいの情報網を持たなきゃ軍師とはいえんだろうよ」
「それはそうね。なら何であたしに報告しなかったの?」
「とりあえずは必要が無いと思ったからだ。しかしこういう状況になると話は変わってくる」
「その鎧蜥蜴が裏切っていると?でも大尉はメキアの森で見つけた個体に声をかけたそうよ。それがその奪われた村の出身とは……」
「考えにくいだろうな。帝国軍だと言った時点で襲われてるだろう」
「でしょ?考え過ぎじゃない?」
「万一の事態まで予測しておくのが俺の仕事だ。ギルティス、派遣する騎士は最低限にしておけ。王国との交渉の余地を残しておくんだ」
「まさかあの数で攻めて負けるというの?」
「言ったろう。万一の事態まで考えておくとな。何とでも理由を付けて騎士の派遣は抑えておけ」
「考え過ぎだと思うけど分かったわ。あんたの献策にはこれまでも助けられたしね」
ギルティスはそう言って何と参謀本部に言い訳しようかと考えを巡らせた。
「各隊の編成、完了いたしました」
大隊長の報告を聞き、今回の大規模侵攻作戦の指揮を任されたグランツ・マインスキフ大佐が頷く。参謀本部きってのタカ派であるコーゼン・カールストフ少将の腹心であり、地方の反乱鎮圧で多大な戦果を挙げた猛将だ。
「大砲の一斉射撃を合図に王国内のケダモノたちがモースキンの門を内側から開けるという手筈に変わりはないな?」
「はっ!バーガット大尉からもそのように伺っております」
「ふん。銃火器も碌に揃っていない王国相手にケダモノどもの力を借りるというのは面白くないが、背に腹は代えられんからな。兵糧の方はどうだ?」
「三日もすれば尽きるかと」
「どちらにせよここが限界だ。ケダモノどもの協力が無くても作戦をこれ以上遅らせることは出来ん。辺境伯からの増援は?」
「それが町で不穏分子が確認されたとのことで、予定の半分も来ておりません。食料の支援は多少ありましたが」
「ちっ!怪しげな教団などさっさと排除すればよいものを。まあいい。本隊だけでも十分勝てる」
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