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第84話 強き者
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「ボナー様!ご無事でしたか!」
馬車でコットナーの検問所に着いた一同にエルモンド家の騎士団長ミッドレイが駆け寄って来る。
「お陰様で。アンセリーナに助けられました」
馬車を降りたボナーが言うと、ミッドレイが複雑な顔をする。
「どうしました?」
「奥方様は?」
「私はここよ」
パンナが馬車を降りてボナーの隣に立つ。
「少しよろしいですか?こちらへ」
ミッドレイが辺りを気にしながら二人を人気のない場所へ誘導する。
「何があったの?」
変事が起きた事を察知し、パンナが尋ねる。
「コットナーの別邸に勤めるオリアナ殿から私宛に密かに連絡があったのですが」
「オリアナ姉様から?」
「お嬢様が……本物のアンセリーナ様が連れ去られたとのことで」
「何ですって!?」
パンナが思わず叫ぶ。
「連れ去られたって一体誰に?」
「執事長のハンス殿だそうです」
「ハンス様が!?そんな……」
「パンナ、そのハンスというのはアンセリーナ嬢の教育係をしていたという人物か?」
「そうです。私が雇われるずっと前からエルモンド家に仕えていた方で……あっ!」
「どうした?」
「ハンス様はフェルマー家の出身です。フェルマー家は代々エルモンド家の執事を輩出しています」
「現フェルマー男爵は六芒星の手先だとカサンドラが言っていたな。まさか……」
「イリノアが予知した天使の羽根の宿主はやはりお嬢様だったんだわ!」
「人工天使として覚醒したからハンスが連れて行ったということか……しかしおかしいな」
「何がです?」
「ずっとアンセリーナ嬢を見てきたハンスが今まで彼女が天使の羽根の宿主だったことに気付かなかったとは考えにくい。恐らく以前から知っていたはずだ。エルモンド卿の信頼も厚かったんだろう?」
「はい、それはもう。そう言えば旦那様は!?」
「大怪我をして治療を受けている。幸い一命はとりとめたが」
「そんな……」
「エルモンド卿に話を聞く必要がありそうだな」
「ミッドレイさん、旦那様はお話が出来る状態ですか?」
「大丈夫だとは思いますが」
「では屋敷へ向かおう。どっちにしろモースキンに行くには通り道だ」
「そうですね。ミッドレイさん、すいませんがルーディアに行って呼んできていただきたい人たちがいるんです。お願い出来ますか?」
「分かりました。別邸に行けばよろしいんですね?」
「はい」
「今回の裁判に協力してくれた人たちか」
「ええ。彼らにも天使たちのことを知っておいてもらった方がいいと思います」
ミッドレイはパンナから話を聞き、ルーディアの検問所へ向けて馬を走らせた。
「大丈夫ですか?旦那様」
ベッドの上に横たわり、苦しげな息をするブラベールの傍らに腰を下ろし、パンナが尋ねる。ボナーとイリノアも近くの椅子に座り、その傍にオリアナが静かに立って皆を見つめていた。
「パンナか。……そちらはボナー様ですな?その娘は?」
「イリノア・ファング。私の腹違いの妹で、神聖オーディアル教団の教主です」
「何じゃと!?」
驚いたブラベールが身を起こそうとし、痛みで顔をしかめる。
「無理はなさらないでください」
パンナがそっとブラベールの体を支えて横たえさせる。
「な、なぜ教団の教主がここに!?}
「色々あったのです。ボナーが……夫が王国裁判にかけられたことはご存知ですか?」
「話は聞いた。ここにいるということは無罪になったのですな?」
「パンナたちの尽力のお蔭です」
「それで旦那様、お嬢様がハンス様に連れ去られたというのは本当なのですか?」
ブラベールは不機嫌な顔で口を噤む。しかしその態度がそれが事実であることを如実に物語っていた。
「一体どうしてハンス様が……」
「こっちが訊きたいくらいだ」
ブラベールが忌々しそうに呟く。
「アンセリーナ嬢が天使として覚醒したからでしょう?ハンス殿は彼女が天使の羽根の宿主だと以前から知っていたのですか?」
「な、なぜそれを!?」
ボナーの言葉にブラベールが驚く。
「旦那様。私たちはこの国の、いえ、この世界のことについて詳しいことを知りました。おそらく旦那様の知らないことまで」
「どういうことだ?」
「その前に質問に答えていただきたい。ハンスはアンセリーナ嬢が宿主だと前から知っていたのですね?」
「あ、ああ。いえ、はい。アンセリーナが生まれた時からあれは知っておりました」
もう誤魔化すことも出来ないと悟り、ブラベールは素直に答える。
「あれが教団の実験によって生み出されたものであることも?」
「ミレーヌから聞きました」
「『シーザーズの反乱』で教団から逃げ出した子供たちの一人。最初の天使の羽根の宿主ですね?」
「本当に全てご存じのようだ。その通りです」
「あなたは彼女を保護した。そしてアンセリーナ嬢はあなたとミレーヌさんの間に出来た子供だ。そうですね?」
「やはりそうでしたか。だから旦那様は奥様を離縁なさったのですね?」
「それだけではない。あやつは教団の信徒だった。クリスに教団の信義を教え込もうとしていたのだ」
「奥方の父親、ロットン卿は教団の幹部、六芒星の一人でした」
「やはりそうであったか」
「ですが彼らも真の六芒星の操り人形でしかありませんでした」
「真の六芒星邪と?何じゃそれじは!?」
「やはりそこまではご存じありませんでしたか」
「エルモンド卿、あなたはアンセリーナ嬢が天使として覚醒するまで大切に彼女を育てた。そして覚醒の暁には天使降臨の神話になぞらえ、イシュナル教徒の信奉を集めようとした。教団がやろうとしていたことを自分でやるつもりだった。違いますか?」
「ご慧眼ですな。こうなっては言い逃れは出来ますまい。国家反逆罪で告発しますかな?王国裁判が立て続けに開かれそうだ」
「今のところその気はありません。もっと重大な問題が差し迫っていますからね」
「先ほどのこの世界のこと、という奴ですか」
「そうです。ハンスは教団の一味ではなかったのですね?」
「あり得ませんな。もしそうならとっくにアンセリーナを教団に渡していたでしょう」
「僕もそう思います。アンセリーナ嬢が宿主と知っていれば教団があんなに必死に宿主を探す必要はない。イリノアの予言を待つこともないですからね」
「ですがフェルマー卿は真の六芒星の手先なのでしょう?ハンス様はフェルマー卿の叔父ですよ?」
「あやつに様など付けるな!ウォルトが教団の一味じゃと!?」
「つまりフェルマー卿とハンスは同じ勢力ではない、ということだ。ハンスもアンセリーナ嬢の覚醒を待っていたんだろうが、天使として利用するのではなく、あくまで戦力として考えていたんじゃないかな?」
「ではハンスさ……ハンスはHLOの協力者?」
「可能性は高いだろう。ベストレームで暴れた怪物も人工天使だった。同じ技術かどうかは断言出来ないが、同じ目的で創られたと考えるべきだろう」
「はい。六芒星も大きな括りで言えばHLOですからね。天使や上位霊種を倒すための武器として人工天使を創ったとしてもおかしくありません」
「さ、さっきから何の話をしているのだ?天使だのスピリ何とかだの」
「エルモンド卿。あなたは教団を出しぬいてアンセリーナ嬢を利用していたのでしょうが、ハンスはそんなあなたを利用していたということですよ」
「もうすぐミッドレイさんが検問所で働いている方や協力してくれている獣人族の方たちを連れてきます。そうしたらお話ししますわ。その前にお姉さま……」
パンナがじっと佇んでいるオリアナに目を向ける。
「何かしら?パンナ」
「お姉さまは最初から知っていたんですよね?ミレーヌさんが天使の羽根の宿主であり、アンセリーナお嬢様が彼女と旦那様の間に生まれた子であること。そして天使の羽根を受け継いでいたこと。旦那様がお嬢様を利用してイシュナル教徒を扇動し、国の実権を握ろうとしていたこと」
「何のことかしら?」
「とぼけないでください。それまで貴族の横暴と差別に苦しみ、狩りから逃げてきたお姉さまが貴族である旦那様の保護を簡単に受け入れたのは、そのためでしょう?旦那様が狂信的なイシュナル教徒を使って国を変えたら、自分たち半端者も平等に扱うと約束されたのですか?そのために教団からお嬢様を守ることを頼まれた。違いますか?」
「聡くなったわねパンナ。何も知らずにいて欲しかったのだけど」
「我々貴族があなたたたち半端者や獣人族を差別してきたことは申し訳ないと思っている。だが狂信的な信徒を使っての革命など結局は国を混乱させるだけだ。それは奴らの思惑に……」
「綺麗ごとを言わないで!私たちがどんな思いで生きてきたかも知らないくせに!」
オリアナが珍しく感情を露わにしてボナーに怒鳴る。
「お姉さま。ボナーは私たち半端者や獣人族を差別しない国を創ろうとしてくれています。それにこの国、いえこの大陸には私たちが思いもしなかった脅威が迫っているのです」
「黙りなさい!身代わりの公爵夫人に何が分かるの!?」
「私は確かに貴族の令嬢ではありません。でも身代わりではなく、サンクリスト公ボナーの本物の妻です」
真剣な目でパンナがオリアナを見つめる。
「……強くなったわね。私もそんな風に自分を愛してくれる男性に出逢いたかったわ」
オリアナはそう言ってボナーの方を見ると、力なく壁際の椅子に腰を落とした。
馬車でコットナーの検問所に着いた一同にエルモンド家の騎士団長ミッドレイが駆け寄って来る。
「お陰様で。アンセリーナに助けられました」
馬車を降りたボナーが言うと、ミッドレイが複雑な顔をする。
「どうしました?」
「奥方様は?」
「私はここよ」
パンナが馬車を降りてボナーの隣に立つ。
「少しよろしいですか?こちらへ」
ミッドレイが辺りを気にしながら二人を人気のない場所へ誘導する。
「何があったの?」
変事が起きた事を察知し、パンナが尋ねる。
「コットナーの別邸に勤めるオリアナ殿から私宛に密かに連絡があったのですが」
「オリアナ姉様から?」
「お嬢様が……本物のアンセリーナ様が連れ去られたとのことで」
「何ですって!?」
パンナが思わず叫ぶ。
「連れ去られたって一体誰に?」
「執事長のハンス殿だそうです」
「ハンス様が!?そんな……」
「パンナ、そのハンスというのはアンセリーナ嬢の教育係をしていたという人物か?」
「そうです。私が雇われるずっと前からエルモンド家に仕えていた方で……あっ!」
「どうした?」
「ハンス様はフェルマー家の出身です。フェルマー家は代々エルモンド家の執事を輩出しています」
「現フェルマー男爵は六芒星の手先だとカサンドラが言っていたな。まさか……」
「イリノアが予知した天使の羽根の宿主はやはりお嬢様だったんだわ!」
「人工天使として覚醒したからハンスが連れて行ったということか……しかしおかしいな」
「何がです?」
「ずっとアンセリーナ嬢を見てきたハンスが今まで彼女が天使の羽根の宿主だったことに気付かなかったとは考えにくい。恐らく以前から知っていたはずだ。エルモンド卿の信頼も厚かったんだろう?」
「はい、それはもう。そう言えば旦那様は!?」
「大怪我をして治療を受けている。幸い一命はとりとめたが」
「そんな……」
「エルモンド卿に話を聞く必要がありそうだな」
「ミッドレイさん、旦那様はお話が出来る状態ですか?」
「大丈夫だとは思いますが」
「では屋敷へ向かおう。どっちにしろモースキンに行くには通り道だ」
「そうですね。ミッドレイさん、すいませんがルーディアに行って呼んできていただきたい人たちがいるんです。お願い出来ますか?」
「分かりました。別邸に行けばよろしいんですね?」
「はい」
「今回の裁判に協力してくれた人たちか」
「ええ。彼らにも天使たちのことを知っておいてもらった方がいいと思います」
ミッドレイはパンナから話を聞き、ルーディアの検問所へ向けて馬を走らせた。
「大丈夫ですか?旦那様」
ベッドの上に横たわり、苦しげな息をするブラベールの傍らに腰を下ろし、パンナが尋ねる。ボナーとイリノアも近くの椅子に座り、その傍にオリアナが静かに立って皆を見つめていた。
「パンナか。……そちらはボナー様ですな?その娘は?」
「イリノア・ファング。私の腹違いの妹で、神聖オーディアル教団の教主です」
「何じゃと!?」
驚いたブラベールが身を起こそうとし、痛みで顔をしかめる。
「無理はなさらないでください」
パンナがそっとブラベールの体を支えて横たえさせる。
「な、なぜ教団の教主がここに!?}
「色々あったのです。ボナーが……夫が王国裁判にかけられたことはご存知ですか?」
「話は聞いた。ここにいるということは無罪になったのですな?」
「パンナたちの尽力のお蔭です」
「それで旦那様、お嬢様がハンス様に連れ去られたというのは本当なのですか?」
ブラベールは不機嫌な顔で口を噤む。しかしその態度がそれが事実であることを如実に物語っていた。
「一体どうしてハンス様が……」
「こっちが訊きたいくらいだ」
ブラベールが忌々しそうに呟く。
「アンセリーナ嬢が天使として覚醒したからでしょう?ハンス殿は彼女が天使の羽根の宿主だと以前から知っていたのですか?」
「な、なぜそれを!?」
ボナーの言葉にブラベールが驚く。
「旦那様。私たちはこの国の、いえ、この世界のことについて詳しいことを知りました。おそらく旦那様の知らないことまで」
「どういうことだ?」
「その前に質問に答えていただきたい。ハンスはアンセリーナ嬢が宿主だと前から知っていたのですね?」
「あ、ああ。いえ、はい。アンセリーナが生まれた時からあれは知っておりました」
もう誤魔化すことも出来ないと悟り、ブラベールは素直に答える。
「あれが教団の実験によって生み出されたものであることも?」
「ミレーヌから聞きました」
「『シーザーズの反乱』で教団から逃げ出した子供たちの一人。最初の天使の羽根の宿主ですね?」
「本当に全てご存じのようだ。その通りです」
「あなたは彼女を保護した。そしてアンセリーナ嬢はあなたとミレーヌさんの間に出来た子供だ。そうですね?」
「やはりそうでしたか。だから旦那様は奥様を離縁なさったのですね?」
「それだけではない。あやつは教団の信徒だった。クリスに教団の信義を教え込もうとしていたのだ」
「奥方の父親、ロットン卿は教団の幹部、六芒星の一人でした」
「やはりそうであったか」
「ですが彼らも真の六芒星の操り人形でしかありませんでした」
「真の六芒星邪と?何じゃそれじは!?」
「やはりそこまではご存じありませんでしたか」
「エルモンド卿、あなたはアンセリーナ嬢が天使として覚醒するまで大切に彼女を育てた。そして覚醒の暁には天使降臨の神話になぞらえ、イシュナル教徒の信奉を集めようとした。教団がやろうとしていたことを自分でやるつもりだった。違いますか?」
「ご慧眼ですな。こうなっては言い逃れは出来ますまい。国家反逆罪で告発しますかな?王国裁判が立て続けに開かれそうだ」
「今のところその気はありません。もっと重大な問題が差し迫っていますからね」
「先ほどのこの世界のこと、という奴ですか」
「そうです。ハンスは教団の一味ではなかったのですね?」
「あり得ませんな。もしそうならとっくにアンセリーナを教団に渡していたでしょう」
「僕もそう思います。アンセリーナ嬢が宿主と知っていれば教団があんなに必死に宿主を探す必要はない。イリノアの予言を待つこともないですからね」
「ですがフェルマー卿は真の六芒星の手先なのでしょう?ハンス様はフェルマー卿の叔父ですよ?」
「あやつに様など付けるな!ウォルトが教団の一味じゃと!?」
「つまりフェルマー卿とハンスは同じ勢力ではない、ということだ。ハンスもアンセリーナ嬢の覚醒を待っていたんだろうが、天使として利用するのではなく、あくまで戦力として考えていたんじゃないかな?」
「ではハンスさ……ハンスはHLOの協力者?」
「可能性は高いだろう。ベストレームで暴れた怪物も人工天使だった。同じ技術かどうかは断言出来ないが、同じ目的で創られたと考えるべきだろう」
「はい。六芒星も大きな括りで言えばHLOですからね。天使や上位霊種を倒すための武器として人工天使を創ったとしてもおかしくありません」
「さ、さっきから何の話をしているのだ?天使だのスピリ何とかだの」
「エルモンド卿。あなたは教団を出しぬいてアンセリーナ嬢を利用していたのでしょうが、ハンスはそんなあなたを利用していたということですよ」
「もうすぐミッドレイさんが検問所で働いている方や協力してくれている獣人族の方たちを連れてきます。そうしたらお話ししますわ。その前にお姉さま……」
パンナがじっと佇んでいるオリアナに目を向ける。
「何かしら?パンナ」
「お姉さまは最初から知っていたんですよね?ミレーヌさんが天使の羽根の宿主であり、アンセリーナお嬢様が彼女と旦那様の間に生まれた子であること。そして天使の羽根を受け継いでいたこと。旦那様がお嬢様を利用してイシュナル教徒を扇動し、国の実権を握ろうとしていたこと」
「何のことかしら?」
「とぼけないでください。それまで貴族の横暴と差別に苦しみ、狩りから逃げてきたお姉さまが貴族である旦那様の保護を簡単に受け入れたのは、そのためでしょう?旦那様が狂信的なイシュナル教徒を使って国を変えたら、自分たち半端者も平等に扱うと約束されたのですか?そのために教団からお嬢様を守ることを頼まれた。違いますか?」
「聡くなったわねパンナ。何も知らずにいて欲しかったのだけど」
「我々貴族があなたたたち半端者や獣人族を差別してきたことは申し訳ないと思っている。だが狂信的な信徒を使っての革命など結局は国を混乱させるだけだ。それは奴らの思惑に……」
「綺麗ごとを言わないで!私たちがどんな思いで生きてきたかも知らないくせに!」
オリアナが珍しく感情を露わにしてボナーに怒鳴る。
「お姉さま。ボナーは私たち半端者や獣人族を差別しない国を創ろうとしてくれています。それにこの国、いえこの大陸には私たちが思いもしなかった脅威が迫っているのです」
「黙りなさい!身代わりの公爵夫人に何が分かるの!?」
「私は確かに貴族の令嬢ではありません。でも身代わりではなく、サンクリスト公ボナーの本物の妻です」
真剣な目でパンナがオリアナを見つめる。
「……強くなったわね。私もそんな風に自分を愛してくれる男性に出逢いたかったわ」
オリアナはそう言ってボナーの方を見ると、力なく壁際の椅子に腰を落とした。
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